わが子が発達障害かも?と感じた時に親ができることは

更新日 2023年05月18日 | カテゴリ: 子育て・家族関係

わが子がほかの子とは違うと感じたとき

同年齢のお子さんに比べて落ち着きのなさが目立つ、こだわりの強さがある、または言葉が出ない、増えないなどの言葉の問題を抱えている・・・このようなお子さんの様子を見ていると、心配になってきますよね。

子育て中のお母さんは多かれ少なかれ、ほかのお子さんと我が子を比較し、できないことがあると心配になるということがよくあります。でも、あまりにも心配な場合は地域の保健センターの保健師に相談してみましょう。心配が杞憂なのか、それとも発達障害など、早期に対策をしておいたほうがいいといった事態かがわかります。

もし、わが子が発達障害かも・・・と感じた場合はどうすればいいのか、ここでは就学前までのお子さんが発達障害かも?と感じた時に親にできることは何なのかを書いていきたいと思います。

発達障害とは

発達障害という言葉は最近よく聞かれるようになってきました。最近だとモデルの栗原類さんが自身の発達障害について書いた本を出版されて話題になりました。

一般的に発達障害とよばれるのは落ち着きがなく、忘れ物やうっかりミスが目立つとされる注意欠陥・多動性障害(ADHDと呼ぶのが一般的)、コミュニケーションが苦手なことやこだわりの強さが主症状の一つである自閉症スペクトラム、読み書き計算などの学習に必要な能力が極端に低い学習障害(LD)などがあります。

原因ははっきりとしたことは不明ですが、生まれつきの脳機能障害や、それによって五感などの感覚の発達が凸凹になっているという説が今のところ有力です。以前はよく「親のしつけが悪い」と言われていましたが現在ははっきりと否定されています。親の育て方のせいではないのでどうか悲観的にならないでくださいね。

まずは専門機関に相談を

お子さんの様子が気になるなら、まずは地域の保健センターや子ども家庭相談センターに相談してみてください。そこで発達検査を行うことになります。多くはすぐにではなく、予約を取ることになるでしょう。

発達検査はお子さんが現状で何ができて何ができないかを知る手がかりになります。また、それを知ることによって、お子さんの行動で今、困っていることの原因がわかります(ただし、その原因が発達障害かどうかは最終、専門医の診断を受けることになります)。

発達障害の可能性があるようならば、地域の専門医を紹介してもらえます。また、同時に具体的にお子さんとどう接したらいいのか、日常生活の中で未発達になっている能力を引き出す遊び方や接し方を教えてもらえます。

療育施設を利用することも考えて

最近は発達障害のお子さんを対象とした療育(治療+教育)を行う施設が増えています。このような療育施設を児童発達支援施設と言いますが、そこで未発達になっている能力を、遊びを通して育てることで、お子さんのできることが増えていきます。

児童発達支援施設は「発達障害かも?」の段階でも利用できるので、なるべくお子さんが小さいうちに療育に取り組むことをお勧めします。お子さんによっては就学前まで療育を受け、小学校では普通学級に入学できた、という子もいます。

親自身の仲間を作ろう

地域の専門機関に相談することや、療育施設を利用することは親御さん自身が困った時に相談できる場を作るというメリットもあります。特に療育施設では、同じ悩みを持つ親御さんとの出会いもあります。

近所のママ友には話しにくい子育ての悩みも、療育施設で出会った親御さんなら話しやすいかもしれません。また、施設や病院などの情報交換もしやすくなります。お子さんの悩みも一人で抱えないでぜひ仲間づくりをしてくださいね。

今、お子さんが困っていることに注目して

お子さんが「発達障害かもしれません」と言われたとしても、すぐに受け入れる気持ちにはなれないでしょう。でも、お子さんがまだ小さいうちは「発達障害かどうか」よりもむしろ、「今、お子さんが何に困っているのか」に注目してほしいと思います。

それを解決するために、今できることを考えていけばいいのではないでしょうか。親御さんたちだけで考える必要はありません。地域の保健師や幼稚園・保育園の先生などの知恵を借りながらお子さんを支えてあげてください。

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