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【寛容になるために】受け入れるだけではない? 本当に寛容な心とは

更新日 2018年05月23日 |
カテゴリ: 自分を変えたい
【寛容になるために】受け入れるだけではない? 本当に寛容な心とは

「また怒ってしまった、もっと寛容になりたい」
「心が狭いかも…相手を許す寛容な心を持つには、どうしたらいいんだろう」

このような時、寛容とは「広い心」といった意味で使われますね。 寛容(寛容する)という言葉には、「心が広くて人の言動を受け入れる」「他人を責めない」と言った意味があります。

しかしただ全てを受け入れ、なんでも許すことが「寛容」なのでしょうか? 心理学的に考えた時、本当の「寛容」の意味はちょっと違ってくるのです。 ここでは真実の「寛容」の心とはどんなものなのか、4つの側面から解説していきます。

1. 相手を支配しないこと

どんなに「よかれ」と思って相手に行っている行為でも、それが独善的かつ支配的な行為であれば、寛容の心とはなりません。 独善的とは、「自分の考え・行動を相手に押し付けること」です。

「こっちの方が良いに決まってるのに、なんでそうしないの?」
「普通こうするでしょう」

このような言葉は、いずれも「自分と他人は考え方が同じに決まっている」という固定観念に基づいています。

「自分と他人は違う人間で、考え方や好みも違う」「正解はひとつではない」といった多角的な考え方ができないため、相手に自分の考えを押し付けてしまうのです。 相手を支配して言うことを聞かせよう、周囲を自分好みに作っていこうという心理が働いているのですね。

そのため相手が自分の言うことをきかなかったり、自分と趣味嗜好・考え方が違う人がいると「支配ができない」ということで強い怒りを覚え、非難や攻撃を開始することになります。

さらに相手が失敗をした時には、行為だけでなく人格そのものにまで非難を行う--このような行動は、いずれも「相手を支配しよう」という心から生まれてくるのです。

寛容とは、「自分と相手は対等である」という考え方から生まれます。 自分の正義や価値観を相手に押し付けず、相手より上に立とうとしないことが「寛容」の第一の重要なポイントなのです。

2. 相手・周囲に関心を持つこと

よく混同されがちですが、「寛容さ」と「無関心な態度」はまったく違うものです。

例えば問題行動を起こす子供が居たとしましょう。 その子供に注意もせずに放っておく親が居たとしたら、それは「寛容」でしょうか? 「子供がどうなっても別に構わない」「子供のことはよくわからない」これは単に子供に関心が無いというだけで、寛容とはまったく異なるものなのです。

無関心さとは、周囲に対する愛情の欠如を指します。 興味関心の方向が自分自身にしか向かっておらず、他者を大切にしようという心が無いために、他者の問題や他者の迷惑が思いつかない状態なのです。 対して「寛容さ」では、相手や周囲に関心を持ち、可能な範囲で良好な関係を築こうとします。

3. 「自分のルール」を持っていること

「寛容」という心を持つ上で大切なのが、価値観や物事を判断する基準・ルールを自分自身で考え、決めているかどうかということです。 集団の中では様々な規則やルールが生まれますが、このような「他者のルール」についても受け入れる必要があるものかどうか、理にかなっているのか等を考え、受け入れるべきものを受け入れます。

反対に「自分の頭で考えず、周囲に合わせる」という人は、自分のルールを持っていません。 そのため「世間の一般常識」「社交マナー」「会社の独自ルール」「友人間での暗黙の了解」といった「他者のルール」に早く馴染もうとします。ところが自分で判断を下して納得をしていないことから、そこには感情の抑圧(ガマン)が生まれることになるのです。

抑圧された怒りや不満は、「ルールを守らない人」に対して向けられます。 「なんで私がガマンをしてきたのに、あなたはガマンをしないんだ!」という怒りが、寛容から遠くかけ離れた心を産んでしまうんですね。

特に「親の前で良い子にしてきた」「女性らしく/男性らしくしようと努力してきた」等、無意識のうちに本来の自分らしさを抑圧し、周囲から高評価を受ける(=ルールを守る)ことを自分に課してきた人の場合、「自分がしてきたガマンをしない人」に対して強く攻撃をする傾向にあります。

「そのガマンは、しなくても良いガマンだった」と気付き、「自分は苦しく哀しい気持ちを抱えてきた」という自分の傷を癒やさないと、周囲に対して「借り物のルール」を押し付け続けてしまうのです。

4. 「他者のルール」「自分のルール」を大切にすること

自分自身で考えて価値判断ができる人は、「他者には他者のルールがある」ということがわかっています。 「十人十色」という言葉がありますが、まさにこの言葉のとおり、価値観や物の考え方・大切なこと等は人によって違うものです。

そのため寛容の心を持つ人は、必要以上に相手のルールを侵すことはしません。 アドバイスを求められた場合に「提案」をすることはありますが、最終的な決定は相手に委ねるのです。

また反対に、「自分自身のルール」を大切にすることも重要です。 相手の何もかもを受容するわけではなく、相手が自分のルールを壊そうとしたり、支配をしてこようとしたら、それを毅然として断ることも「ルールを守ること」になります。

おわりに

「寛容の心」とは、ごくカンタンに言えば「人は人、自分は自分」であるとハッキリと認識し、依存をしない独立した心を持つことです。 言葉にしてみるとシンプルで簡単そうに見えますが、今回解説した4つのポイントをクリアしている人は以外と少ないのが現状と言えます。

4つのポイントのうち、自分に欠けているのはどこだろうか--まずは今までの自分の生き方や考え方を振り返ってみましょう。 それが「寛容の心」を持つ上での大切な第一歩となるはずです。

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