仕事と子育て、両立できる?陥りがちな3つの罠

現代では、女性の社会進出が進み、結婚後も仕事を続けるケースが増えています。そのため、多くの場合は共働き世帯になるのですが、パートナーと同じように仕事をしているにも関わらず、女性の子育て負担率は男性と比べてはるかに上回っているというデータが出ています。

これには、女性と男性の子育てに対する意識の違いが絡み合っていると考えられますが、どうしてこのような事態に陥ってしまうのでしょうか?ここでは、仕事と子育てを両立する際に陥りがちな3つの罠について、お話しします。

仕事と子育ての両立に劣等感を感じてしまう?

数十年前と比べれば、女性は家庭で子育て、男性は外で仕事という役割意識はずいぶんと薄れてきました。ですが、現代の子育て中の母親や父親の親世代は、上記のような考え方が一般的なこととして育ってきた世代。

つまり、現代の母親や父親の子供時代は、そのような環境で育ってきている可能性があると思われます。ですから、根本には「女性は子育てがきちんとできなくてはならない」という意識が潜んでいるのかもしれません。大人になって母親になり、仕事もバリバリとこなすことができても、子育てと両立できないと女性失格だという劣等感を持ってしまっている方は、案外多いと言われています。

仕事と子育ての両立をする際に陥りがちな3つの罠とは

では、なぜ女性が仕事と家庭を両立することが難しくなっているのでしょうか?それには、社会構造や会社のシステム、家庭環境などのさまざまな要因が絡み合っていますが、ここでは家庭内のパートナー間における3つの罠についてご紹介します。

1 )パートナーに子育ての協力をなかなか言い出せない

夫婦で共働きをしていても、夫の帰宅が遅く、妻の方が帰宅が早いというパターンもありますよね。そのようなケースでは、子供の保育園の送迎や子育てを疲れている夫に任せてはいけないという意識が働きがちです。帰宅が早くても、お互いに仕事をしているわけですから、妻側にばかり子育ての負担がかかると、結局は夫よりも仕事をこなしているという結果に無意識のうちになりかねません。

2 )仕事を続けているのは自分の自己責任だからと思ってしまう

結婚後も仕事を続けることができている女性は、「パートナーに両立することを許してもらっているんだ。だから、仕事のことは自己責任。自分が望んだことだから、子育てに関しても相手に文句は言えないな」と感じてしまうことが多いと言われています。

ですので、パートナーが子育てにあまり携わらなくても文句は言えないと「自己完結」してしまう女性も少なくありません。男性は、悪気はなくても女性の気持ちを伝えないと本音が分からないこともあり得ますので、「ちょっと子供の○○を手伝って」とはっきり言わなければ、妻も現状で満足しているのだと思い、女性側だけが知らず知らずのうちにストレスという罠を抱えてしまうことも。

3 )仕事も子育ても完璧にこなす女性でなくてはならないという意識が強い

例えば、仕事と家庭を両立する女性をモデルとした映画や漫画なども、世の中に数多く出回っていますよね。現に、それらの主人公たちは無駄なくソツなくバランス良く、仕事と子育てを切り盛りしているスーパーウーマンとして描かれています。

ですが、現実は仕事はすぐに成果が出るものではないですし、夫や子供も妻の思うとおりに動いてはくれないものです。頭の中では分かっていながらも、「完璧な女性になるべき」だというすり込みは女性たちの頭の中に、しっかりと刻まれていることが多いものです。

仕事も子育ても、責任を負うのは自分だけではない

女性が仕事と子育てを両立するにはどうすれば良いかということが、クローズアップされることが多いですが、実は「女性」がではなく、「夫婦」がと言い換えることができると思います。夫婦が同じ土俵に立っていれば、バランスの良い役割分担が必要となってきます。このバランスが不安定だったり、一方に偏ってしまったりするからこそ、両立の罠に陥ってしまうということが言えるでしょう。

最初は勇気が必要かもしれませんが、夫婦で仕事と子育ての両立に関してオープンに話し合ってみることが大切です。「言わなくても理解してくれるだろう」という考えを捨てて、「お互いの意見を伝え合うことで、よりお互いの気持ちに近づこう」というスタンスを持って歩んでいくことが重要です。

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