夫婦問題を解決。夫婦カウンセリングってどんなことをするの?

更新日 2017年04月28日 |
カテゴリ: カウンセリング
夫婦問題を解決。夫婦カウンセリングってどんなことをするの?

「夫とうまくやっていけない」「妻と毎日ギクシャクしている」「もう離婚しかないのかも?」 毎日顔を突き合わせているうちに、夫婦の中で何かがうまくいかなくなってしまう… こんなことって、ありますよね。

「夫婦の問題なのだから、夫婦で解決しないといけない」と思い込んでいませんか?

現在では夫婦の様々な問題を解決するために、カウンセラーと話しながら解決法を探る「夫婦カウンセリング」を受ける人が増えています。 「夫婦カウンセリング」とは、一体どんなものなのでしょうか。 ここではその概要について解説していきましょう。

夫婦カウンセリングで扱われる問題とは?

夫婦カウンセリングで扱う問題は多岐に渡ります。 ごく一部の例ではありますが、以下のような問題を抱えたご夫婦が多く訪れる傾向です。


・夫(妻)の不倫、浮気行為があった

・夫(妻)から別居・離婚を申し出られた

・育児・子供の進学等についての考え方が合わない

・家庭内での別居状態が続いている

・夫婦間での話し合いができない

・ケンカが絶えない

・会話の無い状態が続いている

・セックスレスの状態が続いている

・夫(妻)にうつ病・人格障害等の症状が見られる

・夫(妻)の考えていることがわからない

・夫(妻)に愛情が感じられない 等

夫婦間の愛情について、日々の生活について、子供に関わることについて、今後の夫婦の将来像について… 「夫婦の間に関わる問題」であれば、カウンセラーは広くその相談を受け止めていきます。

カウンセリングは二人で受ける?

夫婦カウンセリングは、夫婦両者で一緒に受けるのが原則です。 これはカウンセリングが「裁判」や「調停」といった場ではなく、夫婦のコミュニケーションを改善していくための場であるからと言えます。 例えば夫・妻のどちらか一方が「別れたい」どちらか一方が「別れたくない」というように、希望や意見が異なる場合でもカウンセリングは同時に行うのが一般的です。

ただし何らかの事由で個人的なカウンセリングが必要になると判断がされた場合は、個別のカウンセリングが行われることもあります。 またパートナーのいずれかが夫婦カウンセリングに出席できない(しない)場合、個別カウンセリングという形で相談を受け付けているクリニックも多いです。

カウンセリングではどんな話をする?

夫婦カウンセリングでは、以下のような話をカウンセラーとしていきます。


・現時点で夫婦の間にどのような問題が起こっているのか

・問題に対する夫・妻それぞれの考えや困っている点

・問題を解決するために、夫・妻それぞれが考える解決法

・その他、夫・妻に対して話しておきたいこと 等

またカウンセラーが夫婦両者の心の状態や考えの傾向等を把握するために、以下のような話を両者から伺うこともあります。


・どのような家庭で育ったか(家族のこと、幼少期のこと等)

・どんな子供だったか、どんな10代・20代を送ったか

・家庭以外(会社、友人関係等)ではどのような行動・発言をしているか 等

もちろんこれらは強制ではありませんし、「話せる部分」のみの提示でもかまいません。 カウンセリングは「話したくないことを無理に公開する場」ではないのです。 「色々イヤなことを聞かれるのではないか」という点を不安に思い、夫婦いずれかがカウンセリングに否定的な態度を取るケースは多々あります。

しかし「その点については話したくない、触れたくない」という点があれば、「話さない」としてOKなのです。 この点を知っていれば、カウンセリングに対しての心のハードルはグッと下がるのではないでしょうか。

カウンセラーはどんな立場で話をする?

カウンセラーは裁判官や弁護士ではありません。 そのためどちらか一方の味方に付いたり、反対にどちらか一方を責めたりという姿勢を取ることはなく、夫婦問題の今後の改善に向けた中立の立場を取ります。

また必ずしも「夫婦関係の継続」のみを目標としているわけではなく、「夫・妻の良好な関係の構築」が最終的な目標となります。 例えば夫・妻両者が存分に話し合った上で「今後の良い関係」を築く上で「別れ」という形を取ることが最善であると納得した場合には、それが「目標の達成」となるわけです。

なぜカウンセリングが必要になるの?

夫婦に問題が起きる根本には、コミュニケーションの不全があります。 「これだけ話し合ったのに、コミュニケーション不足?」と思われるかもしれませんね。 しかし人間は、なかなか自分の「本当の気持ち」を自覚した上で相手に伝えることができないのです。

例えば妻が激しく夫を責めたとしたら、夫は「妻に嫌われたのだ」「愛情が失われたのだ」と感じることでしょう。 また妻の側にしても、「こんなにイライラするのだから、もう一緒に居られない」と感じるかもしれませんね。 しかしこの時、妻の怒りの態度の奥には「強い不安」や「強迫観念」が隠されていることもあります。

自分の悲しみや苦しみから目を逸してしまったり、感情をうまく言葉にして表すことができなかったり… このような様々な「コミュニケーション発信」の不具合によって、夫婦間にはスレ違いや行き違い、相手に対する多くの誤解が生まれてしまうことが少なくありません。

カウンセリングでは「心の専門家」であるカウンセラーが、二人の話を伺いながら「相手に対する本当の気持ち」を言えるヒントを探ったり、「すれ違ってしまうパターン」を見つけていったりします。 今までとはまったく違うお互いの「心」に気づく人も多いのです。

おわりに

「夫婦とは、家族とは、話し合わなくても心が通じるもの」「暗黙の了解」…日本ではこのような「心や感情を言葉にしない」という文化が長年に渡って根付いてきました。 そのため現在においても、大切な気持ちや本当の心をうまく口に出せなかったり、あるいは自分でその心に気づけないという人が大勢居ます。

夫婦カウンセリングは、そんな夫や妻が「二人のこれから」を考えていく上でのアドヴァイスを行う専門的な心理療法です。 「なんだか二人の関係性が良くない」と感じたら、「もうダメだ」と思う前に、夫婦でカウンセリングを受けてみましょう。

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