頭ではわかっているけれど行動に移せない時に試したい4つのこと

更新日 2023年05月18日 | カテゴリ: 自分を変えたい


「そろそろアレをやらないとまずいなあ」

「始めた方がいいってわかってるんだけど、なんだか面倒くさい…」

勉強や仕事、家事、習い事、ダイエットなどなど… 頭では「行動をした方がいい」とわかっているはずなのになかなか行動に移せない時って、ありますよね。 こんな時、どうして「よし、やるぞ」と行動に移すことができないんでしょうか?

理論的に考えれば「やった方がいい」というのは明白なのに体を動かせない理由は、「心」がストレスを感じているせい。ちょっとした方法でストレスを軽減してあげれば、行動に移すのは意外とカンタンになるんです。 ここでは「サッと行動に移せない!」という時に試してみたい×つの方法についてご紹介していきます。

1.到達目標を1/3までに減らす

「やるべきなんだけど、やりたくない」 このように心がストレスを抱えてしまう原因は、行動による「結果」や「目標」への期待の大きさにあります。

「その結果に至るのは難しいだろう」 「やりきれないのではないか」

高すぎる期待や目標の設定があるほど、「達成が困難」という気分は強まります。 不安やプレッシャーが先に立ち、行動に映るのを妨げてしまうんですね。

まずは今やろうとしている行動について、当初考えていた「目標」を書き出してみましょう。 そしてその目標を、思い切って半分~1/3程度にまで引き下げてみてください。

例えば「今日中にこの作業を完成させなくては」ではなく、「半分できたらOK」としてみるのも手。 「キッチリやりきらなくては」ではなく、「とにかく仕上がればOK」というようにクオリティの目標を下げるのも有効です。

「目標通りに、完全にやり遂げなくては」という思い込みを減らすことで、「それだけだったらやれそう!」という気持ちが増えていきます。

2.「自分以外に任せられる部分」を増やす

「行動したくない」と心がストレスを抱える原因としては、「自分一人で目標を達成しなくてはいけない」という思い込みが影響を及ぼしていることもあります。 「勉強は独学でしなくてはならない」「料理は全て手作りしなくてはならない」「自分で作らないとクオリティが落ちる」等、やるべき作業を実際以上に一人で抱え込んでしまい、これが「大変さ/面倒さ」というストレスを増加させていることも多いのです。

「やらなくてはならないこと」がある時、最優先されるのは「行動に移せること」ですよね。 「全てを自分でやろうとしていつまでも行動に移せない」よりも、「人に頼ったり任せたりしながら行動ができる」方がずっと結果が近くなると思いませんか?

現在「やらなくては」と思っている行動について、どれだけを「自分以外」に任せられるか考えてみましょう。

例えば手作りに拘らず、市販製品や規制の製品を取り入れてみるのも「自分以外に任せる」手段のひとつ。 またプロの講師やトレーナーの教えを請うたり、部下や家族等に作業を分担してもらうのも手です。

「何もかもを自分の手でやらなくてはいけない」という思い込みを手放せばストレスは軽減され、行動に取り組みやすくなります。

3.「三日坊主でも良い」と考える

特に学習・ダイエット・運動等の一定の継続が必要とされる行動については、「そのうちやろう」と思いながら先延ばしにしてしまう人も多いはず。 これには「一度始めたら、継続しなくてはいけない(途中で止めることは許されない)」という一貫性を自分に求めていることから起こるストレスです。

つまり「なかなか始められない」という人ほど、自分に対してある意味では「完璧主義」なんですね。 このような自分を縛る思い込みも、一度手放してみましょう。 「今日始めたら、これからずっと続けなくてはいけない」ではなく「三日坊主で終わってもいいや」と考えてみてください。 大切なのは「行動に向けてスタートをする」ということ。 一度スタートを切り「いつでも止めていいんだ」と気楽な気構えで居た方が、意外と継続もできるものなんですよ。

4.「やったことによる結果」を具体的にしてみる

目標や期待値を下げてもなかなか行動に移せない…そんな時には、「行動を移すと、どんな良いことが自分に起こるのか?」というメリットをもう一度考えてみましょう。 メリットが具体的であればあるほど、心のストレスは軽減できます。

ダイエットをする場合、「痩せれば体に良い」と漠然と考えるより、「あの服を着ることができる」「夏に堂々と足が出せる」といった具合に「良いイメージ・快適なイメージ」を挙げるわけですね。 このような「ポイントが限定された結果」を示された方が、心は「行動に移そう」という判断をしやすくなります。

なお「メリットがまったく具体的に出てこない」という場合には、「その行動は本当にやるべきこと/やりたいことなんだろうか?」という点を見直してみることも大切です。

例えば「外国語を習得する」という行動について、「あの国に行きたい」「この観光地を見たい」といったハッキリとした目標がある場合にはメリットが把握しやすいため、行動には映しやすくなるもの。反対に「できないよりはできた方が良い」というような「どちらかといえば有ったほうが良い」程度の漠然としたメリットの場合、心はそれを「必要なこと/やりたいこと」とは判断していません。

「なんとなくやらなくてはいけない気がする、でもできない」という行動については、「本当に自分がその行動を望んでいるのか?」と自分に問いかけてみましょう。 本当にあなたが必要としている行動や「やりたいと思っている行動」は、別の部分に隠されているかもしれませんよ。

おわりに

期待や目標を下げて気軽に行動に取り組んだ場合でも、設定した目標をやり遂げた時の「できた」という達成感は得られるものです。 この「思ったことを行動に移せた」という達成感は脳や心にも「快適なもの」として捉えられるため、「次の行動」を起こす際にもストレスが軽減し、様々なことに取り組みやすくなります。

「行動に移せず、腰が重くなっている」という人は、自分に対して「完璧さ」や「一貫性」「行動がオリジナルであること」等、色々なハードルを無意識に与えてしまいがち。 自分に対する「理想」が高くなっていることに気付くことが、まず最初の大切な一歩なのです。

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