相手の「元カノ」「元カレ」が気になる?男女の「過去の恋愛」に対する違いを知ろう

大人同士の恋愛となれば、お互いが「初めての交際相手」であることはほとんどありませんね。
こんな時、「相手の過去の恋愛」が気になる…ということもあるはず。
しかし過去の恋愛に対する感じ方・考え方は、男女でやや差があるため、この手の話題が思わぬトラブルを誘発してしまうこともあります。

女性と男性、それぞれの恋愛に対する感じ方の違いを知っておきましょう。

1. 女性に多い「リセット」タイプ

よく女性の恋愛について、最近ではパソコンのファイル保存方法になぞらえて「上書き保存」なんて呼ばれることもありますね。
この言葉の通り、恋愛に対する女性の感じ方・考え方は、「新しい恋」が生まれた際などにそれまでの恋愛感情をリセットする傾向にあります。

これにはまず、女性の方が恋愛関係にある時に「認知的不協和」を起こしやすいという理由が挙げられるでしょう。
カンタンに言うと「あばたもエクボ」とか「恋は盲目」という言葉に置き換えられるかもしれません。
恋をしている時は相手の欠点が見えていても、それを自分に良い形に置き換えて認識してしまうものなのですね。これを「認知の歪み」とも言います。

ところが何らかの理由で恋愛感情が冷めた時、今まで認知していなかった「欠点」を冷静に判断できるようになるわけです。
よく「なんであんな男が良かったんだろう」という女性が多いのは、このような心理が働いているからと言えます。

また、過去の恋愛で傷ついた、辛かったなどのマイナス感情から「忘却」(忘れること)によって自分の心を守ろうという心理も影響しています。
悲しい記憶を無意識へと抑圧する(おしこめる)ことで、心の平穏な状態を取り戻しているのです。

2. 男性に多い「アルバム」タイプ

男性の恋愛についてはファイル保存の方法で「別名で保存」なんて言われることも多いですね。
確かに男性の場合、過去の恋愛のひとつひとつは女性のように「リセット」はされない傾向にあります。

自分の過去の写真を取っておいて眺めるように、「過去の思い出」として記憶にとどめているのです。

これだけ聞くと、女性に比べて男性は恋愛に対する記憶力が良いように感じられますが、実はそういうわけでもありません。 往々にして、過去の記憶についてはなんらかの記憶錯誤(覚え間違い)や、悪い思い出の「忘却」が行われています。
自分がよく写っていない写真は捨ててしまって、良い写真だけを残したアルバムや、修正加工した写真だけを保存している状態です。

女性の視点からだと、このような記憶は「過去の恋愛相手のことをいつまでも思っている」ように感じられるかもしれませんね。 しかしこの記憶が守っているのは実は「過去の相手」ではなく「過去の自分自身」であるとも言えます。

これには「過去の自分が間違いだったわけではない」「不幸だったわけではない」という過去の自分を否定しないための防衛本能が働いていると考えられています。
また過去の恋愛について語りたがる男性の場合、「こんな困難を乗り越えてきた」という「力の誇示」(力の証明)をしたい心理が働いていることもあるのです。

3. 女性が男性に対して気をつける点は?

過去の恋愛や、その恋愛相手について、男性に「過去の相手の悪口」や「批評」を行うのはタブーです。
「こんな恋愛で苦労をしてしまった」という話をするケースは女性には少なめと言われていますが、現在の恋愛関係における幸福を語ろうとするがゆえに、以前の相手との不幸を「比較」として出してしまうケースもあります。

しかし男性は「過去の恋愛に対して現実的・理論的判断を下す」という傾向を持たないため、過去の恋愛相手の悪口を聞くと「自分も悪口を言われるのではないか」「自分も同じように捨てられるのではないか」と言った恐怖感を持ちます。
これが女性に対する好感度を下げる原因ともなるのです。
とは言え、過去の恋愛相手のことを褒めて持ち上げるのも、もちろん良い手とは言えないので、「過去に対しては触れない」というのが最善手と言えるでしょう。

4. 男性が女性に対して気をつける点は?

男性の場合、過去の恋愛を記憶している部分が多い分、「こんな経験をしたことがある」「ここに過去の相手と来たことがある」など、過去の恋愛経験を気軽に口に出しやすい傾向があります。
また過去の相手のことを美化して記憶し、その相手の美点を口に出したり、現在の相手と比較した話を出してしまうケースもあるようです。

女性はこのような発言を「過去の恋愛相手が今でも好きなのだ」と、自分への恋愛感情が下がった状態であると受け止めます。
「過去の記憶」は自分の心の中に押しとどめ、口に出さない方が賢明です。

まとめ

女性の「過去を忘れる」という方法も、男性の「美しい形にして覚える」という方法も、「過去の失敗した記憶」から自分を守ろうとする心の動きのあらわれのひとつです。
その違いを受け止め、過去にとらわれずに二人の現在・未来へと目を向けてみることが大切になります。

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