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日々の言葉の大切さー子どもの成長を促す声かけを心がける|カウンセラー 鶴田 みさ

更新日 2018年01月12日 |
カテゴリ: 子育て・家族関係
日々の言葉の大切さー子どもの成長を促す声かけを心がける|カウンセラー 鶴田 みさ

子どもの自立を阻止するメッセージ

「人のふりみて我がふり直せ」と言いますが、赤の他人の振る舞いを見て、考えさせられることがあります。最近、とある駅のホームで幼稚園くらいの男の子が先へばーっと走っていくのを、そのおばあさんらしき人が険しい声で「一人で行っちゃダメ!」と止めている場面に出会いました。

「一人で行っちゃだめ!」の持つ意味

子どもの安全を思った、よくある場面ではあります。と同時に、「一人で行っちゃダメ!」というのは、かなり強いメッセージだなと思いました。「一人で行く」=「自立する」ことを「ダメ」(禁止)と言っていることになります。

もちろん、そのおばあさんはこのときは慣れない場所を歩いていてストレスを感じていたとか、ふだんはもっとやさしく声かけしているとか、あるのかもしれません。また、こういう風に言ったのはこれ一回きりで、それをたまたま著者が目撃したのかもしれません。

しかしこれが毎日生活をともにする母親や父親で、いつも同じことを同じような厳しい、険しい調子で言われていたらどうでしょう?

「一人で行っちゃダメ」はこの子の自己イメージの一部になってしまいます。そのため、「一人で行く」状況には罪悪感や不安、ためらいなどが伴うようになってしまうかもしれません。

子どもにかける言葉を考え直してみよう

子どもは大人とペースや気を取られるものや価値観が違いますから、忙しかったりストレスが多かったりするとついイラッとして思わぬことを言ってしまったり、声がきつくなってしまったり……という経験は親なら誰でもあるのではないでしょうか。

あんなことを言ってしまった……と、ふと思うことがあるのなら、立ち止まって、次に同じ場面に遭遇したらどう言おうか?と考えてみるといいでしょう。

上記の例だったら、「そんなに先に行かないで。ちょっと待って」などと言えば、子どもには「遅れている人がいたら、待ってあげたらいいんだ」という、他人を思いやるというこころのモデルができていくでしょう。

「禁止のメッセージ」と「成長を促すメッセージ」

「行っちゃダメ」が禁止のメッセージだったのに対し、「待って」はお願い、リクエストになっています。子どもにリクエストを繰り返していると、向こうからもコントロールしようという姿勢でなく、ものを頼んでくるようになるでしょう。

前者が成長を阻止するメッセージだとしたら、後者は成長を促すメッセージだと言えるでしょう。

子どもならではの性質を意識する

あるいは同じことを言うにしても、やわらかい、優しいトーンで言うと、子どもには受け取りやすくなります。子どもはまだフワフワとやわらかく、傷つきやすい存在だからだと思います。

「待って」と言ったからと言って、すぐ止まってくれるとは限らないのが子どもです。しかし、子どもに合わせたとても効果的なスキルであれば一発で変えることも可能かもしれませんが、高圧的・強制的な方法(きつい叱責や暴力など)は子どものこころに傷を残し、後々の問題になりかねません。

変化には時間を要することが多い

走って行ってしまう、いきなり動く、止まれない、といった「衝動性」は子どもの性質であり、衝動性のコントロールは徐々に時間をかけなければマスターできないことです。繰り返し言って、子どもが成長しながらできるようになるのを待つことも必要になります。

子どもが直面している課題というのは、変化するのに時間がかかることが多いのではないでしょうか。それでも子どもの変化は成長しているだけに大人よりも随分早く、それはカウンセリングなど心理的な治療についても言えると思います。

このように、親や世話してくれる人、先生などから繰り返し受けるメッセージは、子どものこころに残り、自分を形成していくパーツとなります。認知行動療法などで扱う「ネガティブな思考」「ネガティブな自己イメージ」なども、根が深い場合は、こうして子ども時代から繰り返されたメッセージに端を発している場合もあるでしょう。

パートナーや部下への声かけも意識してみよう

声かけや言葉の威力は子どもだけでなく、パートナーや部下に対しても同じことが言えるのではないでしょうか。

上司は部下に対して多大な権限を持っているわけですし、パートナーは結局、日々自分を支えてくれる人です。

例えばいきなりパートナーに対して「愛しているよ」など西洋的な直接的な言葉をかけるのは難しかったり、気恥ずかしかったりするという人が多いかもしれませんが、そこまででなくても、何かねぎらうような言葉をかけると相手もホッとするでしょう。

上司・部下の関係になると、行き過ぎるとパワーハラスメントということになり、双方不快な思いをしたり、仕事を辞めることになったり……ということにもなりかねません。

自分の言葉が相手に与える影響を自覚する

言葉を発することは簡単ですが、子供に限らず、その言葉相手に与える影響を自覚し、敏感になることを心がけてみてはいかがでしょうか。

同じことを言うのに、あるいは同じ結果を得るのに(こういう仕事をしてほしい、など)、ちょっと角度を変えて別のアプローチはないか、別の言い方はないか考えてみましょう。

子どものときと同じように、まずいやりとりがあったり、関係が上手く行かないときは具体的な場面をリプレイして、別のシナリオを考えてみましょう。

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