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自分に合ったカウンセリング・カウンセラーの見つけ方|カウンセラー 鶴田 みさ

公開日 2015年02月23日 |
カテゴリ: カウンセリングを受けたい
自分に合ったカウンセリング・カウンセラーの見つけ方|カウンセラー 鶴田 みさ

カウンセリングの選び方:多様な療法・アプローチからどう選べばいい?

カウンセリングのことを知りたい!と思って本を手に取ってみた方は多いのではないでしょうか。例えば本屋さんに行って、カウンセリングの本のコーナーの前に立つと、いろいろな手法・療法についての本が並んでいて、どれから見たらいいのかすら分からない、という体験をされた方もいるのではないかと思います。

cotreeのコラムでは、様々は療法について別々のコラムを挙げていますから、詳しくはそちらを読んでいただくとして、ここでは大雑把なアプローチの違いをご紹介して、どんなカウンセリングが向いているか、考える一助になればと思います。

指示的療法か非指示的療法か

 カウンセラーがより積極的で、セッション内でどういう作業をすべきかなどを指示していくのが「指示的療法」です。代表的なものには、認知行動療法があります。セッション内でカウンセラーがやるべきことを指示し、相談者はそれをこなしていきます。認知行動療法の場合、宿題なども出されます。

それに対し、非指示的療法では、相談者の自然なこころの動きを重視し、それに追随する形でカウンセラーが話をしていきます。人間学的療法(来談者中心療法・ロジャース派、ゲシュタルト療法、実存主義的療法など)や分析系の療法(精神分析系、ユング派など)がこれに当たります。

構造化されている療法かどうか

構造化されている療法の代表的なものは、やはり認知行動療法です。その日の課題が決まっていたり、それをやる順序、またカウンセリングが続く期間や回数(典型的には数ヶ月程度ですが、産業カウンセリングの場合、3~5回くらいが多いようです)が事前に決められていたりします。

これに対し、構造化されていない療法では、究極その日何を話すかは相談者の心のおもむくままになります。しかし、「今日はこれを話そう!」と思っていても、相手がいることなのでその通りにならなかったりと、いろいろあります。

あまりにあいまいでどうしたらいいか分からない、というときにはセッションの中で不安が増す可能性もありますが、カウンセラーがそれを支え、そうした「不定形」の不安に慣れるというのも、構造化されていない療法で行われることと思います。

洞察療法であるかどうか

相談者がカウンセラーに助けられながら自分で考え、「あ、そうだったのか!」という自覚に達することを繰り返しながら進むのが洞察療法で、やはり人間学的療法や分析系の療法がこれに当たります。

カウンセラーは、アドバイスや具体的な指示を与えるよりは、相談者がより洞察を得やすいように話を聞いていきます。具体的には、共感しながら相談者の気持ちにフォーカスを当てつつ、話が膨らみすぎたり、四方八方に行ってしまったりしたときにはまとめるといった作業をしながら、聞いていきます。

イマジネーションを使うかどうか

こういう分類があるわけではないのですが、創造的・想像的なことが得意な方にはゲシュタルト療法やユング派がおすすめかもしれません。

ゲシュタルト療法では、そこにいない人がいると想像して話しかける「エンプティ・チェア(空の椅子)」技法などが有名です。

またユング派では、夢などからどんどん自由に想像を膨らませていく「アクティブ・イマジネーション」などが使われます。

この場合、「想像されたもの」はあくまで想像されたものなのですが、その人が想像することはやはりその人の人となり、体験やこころに基づいているので、あながち外れたことでもないのです。

また、アート療法、音楽療法、ダンス療法など、アートを活用した療法も存在します。

短期療法か長期療法か

カウンセリングの期間についての分類です。短期療法では、短い期間で具体的な問題の解決を目指します。職場の問題を扱う産業カウンセリングでは、全3~5回くらいの超短期カウンセリングも一般的なようです。

通常、短期療法と言うときは数ヶ月くらい(10回~20回程度)で終結することが多いでしょう。期間が決まっているため、経済的・時間的な面で計画が立ちやすいという利点があります。

一方、長期療法では解決に時間のかかる問題や、性格自体が変わっていくようなプロセスを扱うことも可能になります。期間を定めないと、「先が見えない」感はありますが、浮上してくる問題を次々と扱っていくということになります。長期療法の場合、扱う「問題」だけでなく副産物的効果が得られる場合もあります(全般的な人間関係の改善や、自己実現的なことなど)。

折衷派

いろいろ書きましたが、「この療法だけを極めている」というカウンセラーもいる一方、いくつかの療法を組み合わせたり、相談者に合っていそうなものを提供したりする「折衷派」の方がむしろ多いのではないでしょうか。

カウンセラーとの相性

ある意味、こうした療法の種類を超えて存在するのがカウンセラーとの相性です。

「この療法がいい!」と思って始めたとしても、カウンセラーと何かソリが合わない、話す言葉が違う……という場合も残念ながらあるでしょう。

カウンセラーもできるだけいろいろな人と効果的なカウンセリングができるよう、心がけてはいるのですが、人間関係である以上相性があるのは仕方ない面もあります。

相談者からすると、やはり相性のいい、話のしやすいカウンセラーと出会えたら、それは最高にラッキーなことではあります。

カウンセリングは「義務」ではありませんし、対価を払って受けるサービスですから、合わないと思ったら他の人を探してみましょう。

「相性が合わない」ように思えるところを克服していくような、そういったプロセス自体がカウンセリングになる場合もあります。

療法の種類とかカウンセラーの教育、訓練といった「公」のところでなく、カウンセラーが個人的にしてきた体験(趣味などを含む)が足がかりとなって、関係が築きやすい場合もあります。

カウンセラーは人ですから、百人いれば百人の個性があるとも言えるでしょう。療法や個人的バックグラウンドではなく、その人の声や見かけ、話し方、人柄などがなんとなくしっくり行く、という場合もあるでしょう。こうした多様性は、そもそも相談者がみな別個の人間であり、ユニークであるということとも対応しているのです。

実際にカウンセラーを探す

どうでしょうか? カウンセラーを探しているのなら、まずはこれが自分に合っていそう、という療法を提供しているカウンセラーに相談してみたり、また療法に関係なく「この人になら相談できそう、話がしやすそう」という人に相談したりしてみてはいかがでしょうか。

カウンセリングにも「縁」がありますから、実際に探すことによっていい出会いがあると思います。

まれに1回だけで人生の方向が変わるようなこともありますが、多くの場合、数回から数ヶ月、また事情によっては数年かからないと十分な変化が起こらない場合もあります。また、「こういう療法なんだー」「こういうカウンセラーさんなんだー」というのが分かるのにも、1回や数回ではなかなか難しいこともあります。まずは自分のこころ、癒し、成長のための時間を作り出してみたいですね。

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