友達、恋人との「腐れ縁」はどうしたらいい?「これから」を考えるための3つのポイント

更新日 2023年05月18日 | カテゴリ: 人間関係を良くしたい

ケンカをしては離れ、またしばらくすると仲良くなる…このような「別離」と「交際状態」を繰り返す関係性のことは、よく「腐れ縁」なんて呼ばれていますね。 「もうウンザリ」と言いながら、10年以上も人間関係が続いている…なんて人も居るのではないでしょうか。 もちろんその関係性に或る程度満足しているのであれば、わざわざ縁を切る必要はありません。 しかし「今後を考えても、もうこのままではいけないのでは?」と思うのであれば、二人の関係性の根本的な部分から見なおしていく必要があります。 ここでは「腐れ縁」を「きちんとした縁」へ戻すのか、それとも縁を終わらせるのか、見極めるためのポイントについてご紹介していきましょう。

1. 見極めるポイントの最初は「自分が変われるかどうか」

今後も関係を続けられるかどうかのポイントのひとつ目は、「あなたが変われるかどうか」です。 「相手が心根を変えてくれれば解決するのに!」「私は変わりたくない」と思う人もいるかもしれませんね。 しかし、人間の関係性とはどちらか一方の性格のみで決定するものではありません。 二人の人間の関係性を変えるには、相手と自分、両方が「関係性に対する態度」を変えていく必要があります。

そして「性格・態度を変える」という試みをする場合、「相手を変えようとする」ことよりも「自分が変わってみる」方がよほど話が早いというもの。 今まで何度もケンカや諍いなどでぶつかったり、同じようなトラブルが二人の間にあったという場合、「今まで」とは違う態度、違う言動をするように心がけてみましょう。

例えば相手に正論を言われるとカッとなって感情的に言い返してしまう…というような態度が自分にあった場合、まずは話し合いを一旦終了させる、「今は感情的になっているから、また明日にさせて欲しい」と言う等の態度を取るようにしてみます。 このような「改善の対応」を1ヶ月~3ヶ月程度継続してみましょう。

「こちら側の変化」を受けて相手にも変化が現れるようであれば、関係性は良好なものへと生まれ変わっていく可能性も大。 反対に「自分の変化」に対して多大なストレスを感じるようであれば、関係性を終了させた方が良いでしょう。 また相手が「以前の関係性」に引き戻すような言動をするのであれば、第二ステップである「相手の変化」を求める必要が出てきます。

2. 相手が「変われるかどうか」の秘訣は「具体性」

自分の側が変化をしようと努力しても相手がそれを受け止めなかったり、以前の「腐れ縁」的な関係性に戻そうとする場合には、相手に「変わってもらえないのであれば、関係を本格的に終わらせる」と告げることになります。

相手が「自分は変わる気が無い、改善する気は無い」というのであれば、残念ながら「縁がなかった」と諦めるしかありません。 しかし相手が「自分も変わるから、関係性を続けたい」といった場合、その「真実味」を測る必要が出てきます。 漠然とした「変わります」「いい人になります」と言った「変化・改善の宣言」では、人間が性格・態度を変えるのはとても難しいもの。 「どこを改善すべきだと考えているのか」を、可能な限り具体的に本人の口からピックアップしてもらうことが重要なのです。 この「改善点」は文書にしてみたり、メールに残しておいたりと「すぐに目にできる場所」に置くようにしてみましょう。 そして友人・恋人としての関係性を続けていく上で、「具体的な改善点」が改善されているのか、改善しようとする姿勢があるのかどうかを冷静な目で判断していくのです。

上記のような改善点について、前向きかつ具体的な話し合いがそもそもできないという場合、これも良好な関係性を維持することは非常に難しいと言えるでしょう。 自分、そして相手が「関係を良好なものにするために変わりたい、変わろう」と思わないかぎり、「どちらかが不満を抱き、距離を置いてはなんとなくヨリを戻す」という不安定な関係性は一生変わることはありません。

3. 「この腐れ縁を切る」と決めたら

関係性の改善に向けて努力をしてもダメだった、相手に変化をする意向が見受けられなかったという場合には「今までとは違うお別れをすることになる」という点をきちんと相手にも話をしておきましょう。 そして腐れ縁的な人間関係を断ったらすぐに、「新しい人間関係」を作る努力を始めることが大切です。

これは「恋人と別れたら、すぐに違う恋人を探す」と言った話ではありません。 例えば学生サークル・社会人サークルに入って友人を作る、ボランティアを始めてみる、アルバイトを始めて見るなど、「新たな人間関係を作れる場所と機会」であれば何でも良いのです。 また趣味の教室等に入り、熱中できるものを見つけても良いでしょう。

「腐れ縁」に陥りがちな人は、お互いにその関係性に依存しあう「共依存」である傾向があります。 共依存となりやすい理由として挙げられるのが、自分を取り巻く人間関係の少なさ、孤独感、空疎感などです。 「この人が居ないと自分はひとりぼっちになるのではないか」という恐怖感が、腐れ縁へと戻そう、戻ろうとさせてしまいます。 これに対抗するのが新たな人間関係や充実した日常等の「腐れ縁の無い日々の楽しさ」。 「ひとりの人間に固執する必要はなかったんだ!」と考えられる新たな可能性を見つけるために、どんどん外へと向けて行動していきましょう。

おわりに

「腐れ縁」を「腐ったものとするかどうか」は、自分と相手が成長できるか否かにかかっていると言えます。 「このままでいい、変われない」とどちらかが感じている限り、問題点はいつまでも解消されず、同じことの繰り返しを続けていくだけになってしまうのです。 ループをし続けるだけの関係を選ぶのか、新たな関係性へと改善していくのか、それとも関係をスッパリと絶って新たな世界へと歩んでいくのか…「自分の人生の大切さ」を考えながら、選択肢を決めてみましょう。

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