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「言葉にする」から始めよう:自己表現としてのカウンセリング|カウンセラー 鶴田 みさ

更新日 2018年01月12日 |
カテゴリ: カウンセリング
「言葉にする」から始めよう:自己表現としてのカウンセリング|カウンセラー 鶴田 みさ

上手く話せなくてもいい

カウンセリングが自己表現の一種だと言ったら、みなさんどう思われるでしょうか。

カウンセリングにいらっしゃる来談者からよく聞くのは、「上手く話せないんだけど」「まとまりがないんだけど」といった言葉です。

中にはまとまりすぎていてそのためにいらっしゃる方もいるかと思いますが、通常はカウンセラーといっしょに「まとめる」作業をするためにいらっしゃるのではないでしょうか。

元々「書く」という行為より「話す」という行為の方がまとまっていないのは自然なことであり、話があちこちに飛んだり、尻切れトンボになったりするのは、話し言葉の特徴で、仕方ないことだと思います。まとまっていないからこそ、カウンセラーとの共同作業で作り上げていくことができるのでしょう。

また、カウンセリングにおいては、来談者のお話を理解し、理解したことを伝えるのはカウンセラーの方の責任です。来談者は自然に、自分なりに話していただいていいのです。

意図的でなくてもいい

しかも、カウンセリングでは意図的に何かを伝えようとする必要はあまりないかもしれません。むしろ、気持ちや連想の流れなどいろいろなこころの流れがあるカウンセリングの場で、意図的に何か伝えようとするのはかえって難しいかもしれません。

ときどきノートにメモしたものを持ち込む方がいらっしゃるのは、そういうわけでしょう。

自分がこういう流れでこう話そうと思っていたのに、カウンセラーからのコメントや質問のために思ったように行かなかった、と不満に思うこともあるかもしれません。

それもまた共同作業ならではのこととも言えるでしょうし、不満は不満で伝えていただいてもいいのです。

もちろん、伝えようという気持ちがあればそれはそれに越したことはないのですが。

知らずにしている自己表現

自己表現と言うと、狭く捉えると何か書いたり、音楽やアートのようなものを作って発信していったりというイメージはあります。

それは意図的な自己表現ですが、カウンセリングはその前段階の、こころの内面での作業です。

アートのように、形になったものだけが自己表現ではないと気づくと、自分が思ったよりいろんな場面で自己表現をしていることに気づくのではないでしょうか。

例えばファッション。ファッションには、本人が意図していなくても「自分」というものがある程度表れ、人にも分かります。また、友だちと会って話す、仕事の場で話すといったことも、そんなに深くは考えないかもしれませんが、やはり自己表現には変わりないのです。

仕事をやっていくこと、ビジネスを作ること、料理をしたり家事をしたりすること……もっとも広い意味では、自己表現とは外の世界にはたらきかけていくことなのではないでしょうか。

まず、動いて(話して)みよう

カウンセリングでは外の世界いはたらきかけていく流れや、流れの特徴を見ることができます。

何かのスランプに陥ってしまった人は分かると思うのですが、そういう状態は動きがないか、制限されていて固まっている状態です。なかなか抜けるのは難しかったりしますが、抜け出してみるとスランプの状態で動いていなかったことが自分で分かるのではないでしょうか。

完璧主義であったり、細部を気にしすぎたり、自分への批判が強すぎたり、人目を気にしすぎたり、結果にこだわりすぎたりすること-これらはすべて、動きを抑制し、固くなってしまう原因になると思われます。

逆にあまり細かいことや人を気にせずに思ったように動いていくと、身体も柔らかくなり、自分からエネルギーが流れ出すのが分かり、気分もいいのではないでしょうか。

スランプのときに「話す」ことで自分の何かが動き出し、流れだし、ほかも動いていくということもありますね。

自分なり、をスタートしてみよう

前述のように、自己表現というと、何か完成された形のものを思ってしまう人も多いのではないでしょうか。

有名な音楽家やアーテイストの音楽や公演、展覧会に出展された絵、出版された本、など・・・たしかに素晴らしいものが世の中には溢れていますね。それらと比べてしまうと、自分には表現できることなどない、と思ってしまうかも知れません。しかしそれは誤解でもあるし、もったいないことです。

どんな表現や作品でも、最初のアイデアやイメージはほんのささいなものなのではないでしょうか。

言ってみれば飛んでいる小さな虫や道ばたに生えているかよわい雑草のようなさりげなさ・・・踏みにじってしまうことは簡単ですが、大切に育てていけばある日変身するかもしれません。

目を向けるか向けないか、気づくか気づかないか、育てるか育てないかで何年かすると大きく変わってくるのです。

ですから、気恥ずかしさや「大したことない」「下らない」「つまらない」といった思いはあったとしても、そこからスタートしてみてもいいのです。

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