「円満夫婦」の共通点とは?抑えておきたい4つの「しない」コツ

離婚率が年々上がってきている現在の日本。かつてとは異なり、「結婚するだけで添い遂げることが約束される」という時代ではなくなってきています。

円満な夫婦関係を長く築くには、夫・妻のいずれにも「努力すべき点」があるというわけですね。では何年経っても円満で居られるご夫婦は、どのような点に気をつけているのでしょうか? ここでは仲の良い夫婦でいるためにきをつけておきたい、4つの「しないこと」を紹介していきましょう。

1. 相手を批判しない

もっとも大切なのは、相手の「批判」をしないことです。 異なる性別・経歴を持ち、価値観も違う2人が一緒に暮らすのですから、家庭生活の中でもちろんお互いの主張がぶつかり合うことはあるでしょう。

しかしその際にも、相手の能力や経歴、家庭環境、友人関係などを「批判」してしまうのは避けたいところ。 能力や家庭環境を批判したところで、例えば過去を変えることはできませんし、能力が劇的に向上することは無いですよね。 パートナーへの批判はただパートナーを傷つけ、夫婦のいずれか一方の「一時的なストレス解消」にしかならないのです。 まず相手に対して不満を感じた時、「あの人は●●だ、だから今も不満を感じさせるような行動を起こすのだ」と安易な理由付けを考えるのは止めましょう。

現在の不満の問題点は、能力・経歴とは別のところにあることも多いもの。 しかし一直線に不満の理由を「書き換え不能なもの」に結びつけることは「だから別れるしか無い」という結論に至ってしまいやすいのです。

2. 相手の発言を否定しない

配偶者と話し合いになった場合、相手の発言を「それは違う」「でも」「だって」と遮っていませんか? これらの否定的な発言は、繰り返されることでパートナーに「自分が受け入れられていない、認められていない」という不満を貯めさせます。

そして話し合いの最中にこれらの否定発言が出ることは、すでに「話し合い」が成立していない状態なのです。

自分の意見や主張をまずはグッと抑えて、パートナーの立場に立って話を聞いてみましょう。 そして「うん」「そうだね」「そこはわかる」という肯定的な相槌を挟み、相手を認める姿勢を取ることが大切です。

3. 協力を嫌がらない

家庭内の家事、仕事面での家族の協力、そして育児。 これらについて「●●の作業はパートナーの義務である」と決めつけ、相手への協力を拒んでいませんか? 生活費を稼ぐための仕事、家庭内をきもちよく整えるための家事、そして二人の子供を育てる育児は、言うなれば夫婦二人の共同プロジェクトです。

基本的には担当者が決まっていたとしても、業務量が増えた場合やパートナーの体調が悪い場合、また妊娠中などで行動が制限される場合などには「もう一方の協力」が必要とされます。

「疲れているから」「それは相手の仕事だから」と知らんぷりをしたり、協力を嫌がる姿勢を続けていれば、「家族」という共同プロジェクトが破綻してしまうのは当然です。 何ヶ月間、何年間という長期的期間に家族への協力を怠った場合、「何もしなくても良い状態」となり、それをラクと感じている人も少なくありません。 しかしそれは、家族の誰もがもはや「協力してもらおう(頼ろう)」とは思っていない状態。 例えば「子育て」「親の介護」と言った一つのプロジェクトが終了した時等に離婚となる「熟年離婚」の最たる理由が、この「協力的姿勢の不在」なのです。

4. 相手の苦労を軽んじない

パートナーの仕事内容、家事の業務量、社会での苦労などを「配偶者は自分よりは苦労していない」と軽視してはいませんか?

人間は誰しも、「自分がもっとも大変で苦労している」と評価してしまいがちな「自己過大評価」の傾向を持っています そして無意識のうちに自己評価を高く設定しがちな人ほど、配偶者を含む自分の周囲の労働や努力について「たいしたことはしていない」と軽んじてしまいやすいのです。

配偶者に対し「ラクをしている」と偏見の目を持った姿勢を続けると、そのような心は態度や言葉にあらわれてきます。 そして配偶者は「自分の苦労を理解してくれていない」という不満を貯め続け、ついには愛情の枯渇へと至ってしまうのです。

おわりに

「批判・否定・非協力・軽視」以上4つの姿勢が長期的に継続された場合、人間は誰しもがそのような態度を行う相手に対する好意を失い、これを「悪意」であると捉えるようになります。 そして人間は、悪意に対しては悪意で返そうとするもの。これを「悪意の返報性」といいます。

「嫌ったつもりはない」とどんなに後から言葉で言って取り繕おうとしても、「態度・姿勢」で悪意を受けたと感じた相手の愛情が戻る可能性は非常に低いと言わざるをえません。 「この人とずっと仲良くやりたい」と思うのであれば、まずは自分の側から相手に対する態度・姿勢を改めてみましょう。

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