都心から2時間で別世界!メンタルケアの新しい形「ストレス解消ツアー at 山梨県小菅村」を提供!

更新日 2023年05月18日 | カテゴリ: ストレスに対処したい

株式会社PONOとNPO法人多摩源流こすげが協業して提供している「ストレス解消ツアー」。 昨今導入されたストレスチェック義務化や、健康経営などが話題になる中、メンタルケアの新しいソリューションとして注目を浴びています。 「ストレス解消ツアー」を提供している株式会社PONOの杉本社長(写真:右)と、NPO法人多摩源流こすげの森さん(写真:左)にインタビューしてきました。

ーー2社で「ストレス解消ツアー」を提供されていますが、どういった経緯で協業に至ったのでしょうか?


杉本:私は起業する準備段階として、「社会起業大学」というビジネススクールに在籍していました。その6期生が私で、森が5期生なんです。森が1期先輩というわけです。在籍していた当時から、メンタルヘルス領域における「一次予防」に関わるビジネスを構想しており、旅や自然と触れることによって得られる転地効果を活用したサービスが作れないかと頭を悩ませていました。そして私が卒業した後に偶然、森のFacebookを見ていたら、自然豊かな山梨県の小菅村に移住しているということが分かり、これは良いタイミングで良い投稿に出会えたと思い、直ぐに連絡しました(笑)

森:連絡をもらって、「あ、大学で以前話していたビジネスプランの相談だな」とピンと来ましたね。私が社会起業大学に入学した理由としては、人と人とのつながりを創る仕事が創りたいといった理由からだったんですね。社会起業大学で勉強していくうちに、人のつながりが残っている田舎で、地域活性と都市農村交流をやりたいと思うようになりました。当時、私はいわゆるIT企業でプログラマーとして働いていたのですが、人のつながりの薄さや長時間労働に疲弊し、限界でした。もう少し自分の価値観にあった生き方・働き方もあるのではと、移住したんです。杉本がなぜこのビジネスを形にしたいのかは十分に理解していましたし、私としてもメンタルケアは今後非常に重要だと感じていましたので、一緒にやろうと決めました。

ーーお二人自身の体験が元になっているサービスなんですね


杉本:そうですね。私は以前看護師として救命救急の現場で働いていました。大学時代から憧れていた部署に配属されたことでとても胸が高鳴り、「よし!やるぞ!」と懸命に働きました。しかし、自分が理想とする姿と現実の姿の差が大きく、日に日にストレスが溜まっていきました。そして、バーンアウトしてしまったのです。いわゆる、燃え尽き症候群になってしまいました。当時は約3か月間の休職を余儀なくされましたが、その期間はとてもつらかったです。ほとんど引きこもっている状態でした。そんな私を見かねて友人が誘い出してくれた旅を通して、自然と触れ合うことで自分自身がとても癒され、ストレスが軽減されていることに気がつきました。その体験がキッカケとなり、私自身改めて「看護師として働くこと」と真摯に向き合うことが出来ましたし、この様な「自分自身と向き合い、ストレスを解消できる時間と空間」を、ストレスに悩む人に提供できたらどんなに素晴らしいか、と感じました。

森:私はIT企業でプログラマとして働く中で、心身を消耗させながらの生活や、企業として従業員のメンタルを軽視する姿勢に疑問を感じ、そういった状況に一石を投じたいという思いがありました。システムエンジニアは基本的にメンタルに不調を抱えやすい事は、既に常識となってきていますが、構造的にそうなって然るべしなのです。長時間労働に加え、コミュニケーションが殆ど無く、黙々とディスプレイと睨み合う仕事ですからね。 逆に田舎はとても良い。時間の流れも緩やかですし、人とのつながりも温かい。私は、そんな田舎の良いエキスを「ストレス解消ツアー」を通して、都会の人にも注入したいと考えています。皆、ちょっと働き過ぎでは・・・と(笑)

「転地効果」でストレスを解消

ーー具体的にはどういったツアーなのでしょうか


杉本:大きな特長としては、都心から2時間で大自然のある環境に身を置けることで、転地効果を得られることです。転地効果とは、普段と違った環境、特に自然の中で五感が刺激されることで、脳内物質の分泌や呼吸器系統、消化器官などの働き、ホルモンバランスや自律神経が整えられます。つまり体の機能が正常化することで、ストレスに強い基本的な心と体をつくることができます。これらは、欧米では「自然療法」や「転地療法」として広く一般に普及しており、保険適応対象となっている国もあります。日本では保険適応外ですが、将来的に日本もそうなれば良いなと思っています。

PONO2 ツアーのプログラムとしては、現地到着後に、ストレスチェック・健康チェック(血圧・脈拍測定、保健師による問診)を実施し、「ストレスを知る」ミニワークショップ(ストレス解消法などを勉強)、昼食(管理栄養士の指導のもと、ストレスに効くとされる栄養素を含んだ地元のお母さん手作り料理。小菅村産の素材を使用)、自然アクティビティで自律神経を活性化(専門家指導の下)、プログラムの最後にストレスチェック・健康チェックを再度実施し、どれくらいストレスが軽減されたのかを心と体で実感していただく様な流れとなっています。

企業の新たな「メンタルヘルス」対策として提案

ーーこれまで蓄積したノウハウを活用して、今年度から法人向けにもサービスを提供されていかれるみたいですね


杉本:はい。これまでは主に個人向けにサービスを提供していました。参加される方々は30代の方が多く、これからの生き方に悩まれていたり、今の仕事に大きなストレスを抱えていらっしゃる方々が多かったことが、法人向けのプランを考えるキッカケになりました。そういった悩みやストレスというものが、ストレス解消ツアーを通じて、整理されたり、軽減されたりすることで、ツアーの前後で皆さん表情が変わるんですよ!終わった後は、表情も明るく、会話も活発ですし、参加者同士での交流が出来たりと、そういった意味でもとても良い効果があるんだと感じています。 また、同じ会社の人や利害関係がある人には話せない悩み事も多く、こういったツアーで全く利害関係のない人に対して、悩みを吐露したりすることは、とても良いストレス解消になるみたいですね。 法人向けプランには、ストレス解消ツアーのみならず、都心に帰ってからのアフターケア(ラインケアやメンタルヘルス研修)も充実させ、長期的なフォローアップが出来るサービスを提供したいと考えています。

森:長期的なフォロ−アップ、という部分で補足をすると、小菅村をはじめとする「田舎」は四季の移ろいが豊かです。当然のことですが、季節によって森に生える植物や、畑からとれる野菜も違います。そういった要素もプランに組み込んで、年間を通して楽しんで頂けるようなプログラムを検討中です(画像を参照)。第二の故郷のような存在になれたら良いなと思っています。また、ストレス解消ツアーとは別に、NPO法人多摩源流こすげでは「サテライトオフィス」の提供もしています。転地療法というわけではありませんが、自然豊かな場所で仕事に取り組むことも、ストレス解消の1つだと考えています。

年間プラン

ーー株式会社PONOさんは、法人向けにメンタルヘルス対策をサポートする保健事業も提供されていますね。ストレスチェック義務化になってから、どのような変化が見られましたか?


杉本:導入されたばかりですので、今はとりあえず実施しているだけの企業が多いように思います。実際、ストレスチェックを実施し、高ストレス者が出た場合に企業としてどう改善をして行ったら良いのか、その策を練るためには、ある程度のデータ蓄積が必要となります。ストレスチェックが3年くらい継続されると、各々の部署や各人の特長が把握でき、分析も可能となるでしょうし、組織的に有効な対策が打てるようになると思います。また、ストレスチェックは元々従業員の「セルフケア」を充実させるための仕組みです。従って、今世の中で懸念されている様な、ストレスチェックの結果に応じて「マイナス査定」に繋がってしまうのでは、という心配の声が多く挙がっていますが、本質的にはそのようなことはありません。

しかし、こういった事実や、ストレスチェックをすることでのメリットをしっかり伝えられていないのは、提供する側の課題です。我々含め、メンタルヘルス事業に関わる事業者は、誤解のないようにしっかりとストレスチェックの目的やメリットを伝えていくべきだと考えます。

とは言え、弊社がお取引させて頂いている企業様にストレスチェックの状況をお聞きすると、従業員の7割〜8割の方がしっかりと受けられている様子なのです。これにはとても驚いたとともに、皆さんメンタルヘルスに関心があるのだな思いました。 実際、何名かの方と面談する機会があったのですが、話を聞いただけで元気になられる方も多くいらっしゃって、そういった機会を提供することはとても重要なんだなと痛感し、なおのこと、ストレス解消ツアーを充実させなければ!と思いを新たにしましたね。

ーー今年度から提供開始となる法人プランが楽しみです。今後の展望についてお聞かせ下さい


杉本:まずは、法人プランをしっかりと整備し、少しでも多くの企業様に使って頂きたいと考えています。また、メンタルヘルス全般に関しては、まだまだメンタルケアに抵抗がある企業も個人も多いのが現状です。徐々にメンタルケアは日常的に必要であることや、その重要性は認知されつつありますが、まだまだごく一部です。これに対しては、我々の様にメンタルヘルス関連の事業に携わっている企業が互いに手を取り合って、社会全体を変化させていく必要があると考えています。各社の得意分野や強みを活かしながら、メンタルケアを必要とする方々に対して、包括的にサービスを提供していけるような土壌ができたら良いなと思います。

森:私も、まずは法人プランをしっかりと稼働させて行くことと、ストレス解消ツアーを使うことで、年間通して都市で仕事をする方々と小菅村との交流が活性化すれば良いなと考えています。都心での生活、働き方で失ってしまったものや気がつけなかったものを、ストレス解消ツアーを通して提供していきたいですし、それらを可能とする豊かな自然と、朗らかな村人達がいます。小菅村のエッセンスをたっぷりと得て、日々の生活が豊かになる人が少しでも増えていくと良いなと思います。 PONOさん

東京都内から2時間で自然と触れ合い、効果的にストレスを解消できる「ストレスを解消ツアー」。従業員のメンタルヘルスケアにおいて新たな対策を考えていらっしゃる企業様は、是非導入をご検討されてみては如何でしょうか?


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