恋愛を終わらせる?大人の試し行動の4つの代表例からわかるその心理

「相手にホントに好かれているんだろうか」「この恋愛は永遠に続くのだろうか」…相手を好きでいればいるほど、「相手からの好かれ度」が気になるのは、心理学的に見てもごく自然な心の働きです。 しかし自分に自身が無い人や依存体質の人等の場合には、「相手に愛されている」という実感が長持ちさせることができず、ついつい相手を「試す」行動をとってしまいがち。

この行為については「試し行動」と呼ばれていますが、無意識のうちに「試し行動(試し行為)」をしている人も多いんです。 ここでは代表的な「試し行動」についてご紹介していきます。 自分のパートナーに対する態度を振り返りながらチェックしてみましょう。

この記事のまとめ

  • 愛されているか不安で「試し行動」をしてしまうケースがある
  • 試し行動の具体例は「理由を言わず不機嫌になる」「無視する」「別れると言う」など
  • 「試し行動」で得られた「愛されている」という実感は長続きせず、相手から愛想を尽かされる原因にもなる

→「試し行動」を辞められず悩んでいる人はオンラインカウンセリングでの相談もおすすめ

1. 相手に不満内容を言わずに不機嫌になる

「試し行動」をしがちな人は、「自分をパートナーに理解して欲しい(承認して欲しい)」という欲求を強く持っています。 ところが自分に対して自信が無いため、言葉に出して「主張」をすることが苦手です。 そのため、自分の不満に対しては「相手が察してくれて当然なのだ」という考え方をする傾向にあります。

例えば「疲れてしまって早く歩けない(相手が歩くのが早い)」という事例があったとしましょう。 「試し行動」をする人は、「もうちょっとゆっくり歩いて欲しい」という言葉を出さず、急に歩くスピードを極端に落としたり、不機嫌な顔をしたままで歩き続けたりします。 相手が「どうしたの?」と気遣ってくれることでようやく主張ができるケースもありますが、中には「なんで不満の内容がわからないんだ」と更に腹を立ててしまうケースも少なくありません。

さらに「自分の感情を察してくれないこと」を「愛情の無さが原因なのだ」と認識しやすく、ほんの少しのトラブルや行き違いから更に「愛情の試し行為」へと発展しやすい傾向にあります。

2. 彼氏・彼女への連絡を断つ・無視する

「試し行動」が顕著になる際の代表例のひとつが「連絡の遮断」です。 メール・電話・SNSのメッセージ等を自分から全くしなくなります。 またパートナー同士の在籍校・勤務先等が同一の場合、これらの環境で顔を合わせても無視をするケースが少なくありません。 夫婦間の場合には、家庭内で「無視」が起こるケースもあります。

これらの連絡の遮断・無視の原因は、ごく小さなトラブル等から起こることももちろんあります。 しかし「試し行動」の傾向が強い人の場合、「ほとんど理由が無い状態」なのに突如として相手への連絡を遮断しがちです。

内面では「相手が焦って連絡をしてくること」を強く望んでおり、着信等の相手からのアクセスが多くあるほど一時的な安心感を得ます。

3. 彼氏・彼女の意見・態度・習慣・容姿等を否定する

「試し行動」が強くなっていくと、会話の中ではパートナーに対して否定的な意見・発言が増えていきます。 相手の趣味や嗜好を「理解できない」とけなしたり、自分だけのルールにあてはめて「常識的ではない」という判定を行う傾向もあるようです。

「試し行動」をする人は「相手をいかに傷つけるか、困らせるか」を無意識のうちに考えてしまいます。 相手が困ったり嫌がったりしても最終的にそれを笑って受け止めてくれることで、ようやく「愛されている」という実感を短期間得られるのです。 また一度許されたことに対しては「何度言っても許されるのだ」と認識しやすく、「冗談」といった形で揶揄を頻繁に繰り返すこともあります。

4. 小さな発端から「別れる」と頻繁に発言する

「試し行動」の最たるものと言えるのが、「別れよう」という発言の繰り返しと言えるでしょう。 この「別れ」の発言は熟考されたものではなく、小さな不満や行き違いから発言されることもあれば、ほとんど理由なく発言されることもあります。 「試し行動」が顕著な人であるほど、ごく小さな齟齬などからでもすぐに「別れ」を持ち出しがちです。 既に結婚している夫婦の場合、「離婚!」や「出て行く」と頻繁に言う、というのが「試し行動」ですね。

もちろん、発言している当人は真剣に「別れ」を考えているわけではありません。 相手が発言に驚き、「別れたくない」とすがってくれること(トラブルなどが発端になっている場合には、相手が自分の要求を飲んでくれることも)が重要なのです。

同時に「自分の方が優位である(自分より相手の方がより多く愛している)」という感覚を得られるため、一度「別れる」という言葉を持ちだしたあとには、頻繁にこの言葉を使うようになります。

おわりに

「試し行動」で得られる「愛されている」という実感・安心感はごく一時的なものです。 しばらくすると再度不安や不信にかられ、今度はさらに大きな「試し行動」を行わないと安心できなくなります。 そしてはじめのうちは心配や対応をしていたパートナーは繰り返される「試し行動」に戸惑い、傷つき、いつしかあなたへの愛情を失ってしまうのです。

「二人の愛情関係を長持ちさせたい!」と思うのであれば、「相手を試す」ことは絶対に避けるべき行動と言えます。 「どうしても相手を傷つけてしまう」「相手を信じられず、不安が止まらない」という場合、変えていかなくてはならないのは、パートナーの態度ではなく「あなたの心」。 考え方や感じ方を自分一人で変えていくことが難しいという場合には、カウンセラー等の専門家を頼ってみるのもひとつの手段と言えるでしょう。

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