はじめまして、カウンセラーの福田です。 私はこれまで、たくさんの方々とカウンセリングを通してお会いしてきました。 出会った方達は、多種多様なテーマを抱えておられましたが、みなさん最初は同じようなことを言われました。 「こんなことでカウンセリングなんて来てよかったんでしょうか…」 「周りの人は普通にできてるのに自分はできないなんて」 「ほかにもっと大変な人だっているのに…」 表現は違えど、こういった言葉がよく聞かれました。 ほかの人と比べて、自分は弱い、自分がおかしいのでは…そうした気持ちが言葉となって現れていました。 でも本当にそうでしょうか？ 不安になる、もやもやする、イライラ、苦しい、つらい、こわい、生きづらい… そうやって感じたさまざまな感情は、本当に誰かと比べられるものでしょうか？ ご自身の中で湧き上がってきた『なにか』。 カウンセリングではその『何か』が何よりも大切です。 それは誰かと比べて小さい、大きい、弱い、強い…そんなふうに決められるものではありません。 あなたが感じた、『あなただけの大切なきもち』なのです。 そしてそのきもちは、ひとりで抱えられるものもあれば、どんどん膨らんでいき、時にひとりでは到底抱えられないほど大きくなるものもあります。 抱えられるか抱えられないかは、人として強い・弱いといったことは全く関係ありません。 誰にだって起こり得ることです。 私のカウンセリングでは、みなさんが感じておられること、考えておられることを決して否定しません。 何を考え、どういうことを悩んでおられるのか、みなさんのペースで話していただくことを大切にしています。 悩んでいるとき、不安や恐れでいっぱいのとき、何から話していいかわからず言葉にならないこともあるかもしれません。 それでも大丈夫です。 絡まった糸をゆっくり解いていくように、みなさんがしっくりくる表現を探していきましょう。 そうしていくと不思議と、どうしようもなく膨れ上がった様々な思いが、ちょっとずつ抱えられるようになっていくのを実感されるでしょう。 まずは肩の力をすこしだけ抜いて、ゆっくりとお話を聴かせてください。