・家族が認知症と診断された ・一人暮らしの家族で、なかなか話し相手になってあげられない ・認知症の進行を遅らせるために、定期的に話を聞いてくれる人にいて欲しい ・介護に疲れて、話を聞いてほしい
認知症の核となる症状は、記憶障害です。特に、直前に起きたことを忘れてしまうことが多く、自分でどこかに置いた物が「ない、ない」と探し回り、中には「誰かに盗まれた」と言う場合などもあります。初期の段階では、古い記憶はよく残っており、昔の話を何度もすることもあるでしょう。しかし、症状が進行するにつれて、古い記憶も忘れてしまうことが多くなります。 また、妄想や幻覚、暴力、徘徊なども見られるようになっていきます。特に徘徊が見られるようになると、目が離せず、常に一緒にいる状態となり、ほんのわずか目を離した隙に外に出てしまい近所を探し回るということを繰り返していると、家族が精神的にも肉体的にも疲弊してきます。 認知症の治療には、薬物療法とリハビリテーションが中心に行われ、基本的には現代の医学では完治する治療法はありません。それでも治療を行うことにより、進行を遅らせたり、現れている症状を軽減させたりすることはできるため、適切な治療を受けながら、家族も介護が負担となりすぎないように家族がケアを受けることも考えていくことも必要です。
・誰に相談したらいいのか分からない ・身近に相談できる人がいない ・これから何をどうしたらいいのか分からない ・今できる限りのことをやってあげたい ・親が認知症になって、まずは自分の気持ちを整理したい こんなこと、感じていないでしょうか? モヤモヤと一人で悩んで、悪循環に陥ってはいないでしょうか?ご家族だけで抱え込んでしまうことは必要ありません。 カウンセリングでは、進行を遅らせるためにできることや家族の介護の負担を減らすためにできることなどを一緒に考えていきます。また、ご家族の方にとっては、介護の疲れを吐き出すことで少し楽になることもあるため、気を遣わずに話せるカウンセラーに話して心の安定をはかりましょう。