更新日 2024年08月23日 | カテゴリ: カウンセリング
「カウンセリングって実際どんな感じなの?」
そんな疑問を抱え、あと一歩踏み出せずにいる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、カウンセリングが主題になっている、または登場している名作映画を集めました。
もちろん映画は物語であり、実際に現実にあるものとは違いますが、カウンセリングのイメージをつかむことができればと思います。
出典:Yahoo!映画
天才的な頭脳を持っていながらも、過去に受けた虐待が原因で非行を繰り返す少年ウィル(マット・デイモン)が、心理学者ショーン・マグワイア(ロビン・ウィリアムズ )と関わる中で、自らの道を見つける物語。
ウィルは以前里親にたらいまわしにされ、虐待まで受けていたことが大きなトラウマとなっている少年です。
本作では、彼がセラピストのショーンと語り合う中で自らと向き合っていく過程が丹念に描かれています。
またウィルだけではなく、セラピストであるショーンも、自身の妻を失い深い悲しみを抱えています。
この二人の交流は、カウンセリングで人と向き合うことが、自らと向き合うことに少なからず繋がっていることを観る者に教えてくれます。
ショーンが「君は悪くないんだ」と何度も語り、ウィルが心を開くシーンは、とても感動的な名場面です。
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出典:映画.com
28歳のフリーライター佐倉明日香(内田有紀)が、オーバードーズし放り込まれた精神病院の閉鎖病棟「クワイエットルーム」で個性的な患者達と交流しながら自身を見つめ直し始める、コミカルでブラックな人間ドラマ。
「普通な人」「病んでる人」その違いは何かを考えさせられます。
主人公が周りの患者達に影響されながら、これまで自暴自棄だった自らの人生を考え、たどり着くラストシーンは必見です。
精神病院という閉鎖空間で、さらに閉鎖的な自らの世界を持つ人々とどうやって関わってゆくのかということが、自身の生き方を考えることに繋がってゆく映画です。
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出典:Yahoo!映画
第48回アカデミー賞で、主要5部門を独占した名作。刑務所での労働から免れるために精神異常を装い、精神病院に連れられてきた主人公マクマーフィー(ジャック・ニコルソン)が、自らの絶対的な正しさを武器に薬や規則で患者たちを管理統制する婦長(ルイーズ・フレッチャー)に反抗し、自由を勝ち取ろうとする物語。
マクマーフィーが他の患者達を引き連れて海釣りに向かうシーンでは、人間本来の尊厳とは、自由とは何かを私たちに伝えてくれます。
また、海釣りに行ったことの制裁として描かれる電気ショック治療から、治療という名の下に作り上げられた「正しさ」が、本当の正しさではないということを明らかにします。
生きるとは何かを考えさせられる映画です。
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出典:映画.com
飛行機事故から奇跡的に生還した主人公マックス(ジェフ・ブリッジス)は、事故後まるで別人のように明るくなると共に、死を感じた瞬間に見た光景を追い求め危険な行為を繰り返すようになる。一方同じ事故で赤ん坊を喪ったローラ(イザベラ・ロッセリーニ)は絶望から立ち上がることができずにいます。精神科医のビル(ジョン・タトゥーロ)は正反対の状態にある二人を接触させ、心に傷を負った同士である二人はお互いに心を開いてゆく……
なによりも、凄惨な事故現場を再現した映像に圧倒されます。
飛行機事故というあまりにも大きな出来事と、そしてそれによって心の深いところに根付いてしまった恐怖にどのように向き合っていくのか。
相手を救おうとすることが、自らを救うことに繋がってゆく可能性を教えてくれる映画です。
参考サイト:Amazon | フィアレス~恐怖の向こう側~ [DVD] | 映画
出典:映画.com
第83回アカデミー賞で4部門を獲得した作品。吃音症に悩まされたイギリス国王ジョージ6世(コリン・ファース)と、治療にあたった言語療法士ライオネル・ローグ(ジェフリー・ラッシュ)の友情を描いた物語。
国王でありながらも吃音を抱え苦悩するジョージ6世を、妻エリザベス妃とライオネルが支え、共に立ち向かってゆきます。
一見異様なライオネルの治療が、葛藤を抱えるジョージ6世を導いてゆく様子は、ひとつのカウンセリングの方法として見ることができるでしょう。
参考サイト:Amazon.co.jp: 英国王のスピーチ (字幕版)を観る | Prime Video
出典:Amazon
フランスの有名な精神病院であるラ・ボルド病院の患者達を撮影したドキュメンタリー映画
この病院は森の中にあり、誰もが出入りすることができるという点で、所謂「精神病院」のイメージとは違うかもしれません。
そしてこの作品自体がこれまで紹介してきた他の映画と違うところは、ドキュメンタリー映画であること、そして治療というものを新しい側面から見ることができることです。
また、本作にはカウンセリングのシーンなどはありません。
しかし、この映画で描かれている、患者達がそれぞれの時間を過ごしながら共にひとつの演劇を作っていく過程は、他人をいかにして見つめ、認めるかを私たちに考えさせてくれます。
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ここで紹介した映画はどれも名作映画ばかりです。
カウンセリングシーンがある映画としてももちろん見ることはできますが、自分・他人への向き合い方のひとつの方法としてこれらの映画を観ることもできるのではないでしょうか。
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