・女性特有の悩みを、女性のカウンセラー・臨床心理士に聞いてほしい ・男性には話しづらい悩みがある ・女性のカウンセラーの方が話しやすい
「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」とはフランスの哲学者シモーヌ・ド・ボーヴォワールの言葉です。この言葉が今でも鮮烈に響くのは、私たちの無意識に「女らしさ」は未だに根付いており、様々な選択に「らしさ」が首をもたげてくるからではないでしょうか。実際のところ「女らしさ」を全く無視することは難しいでしょう。ですが、自分の選択の背景には「女らしさ」もあり、「らしさ」に乗っても良いし乗らなくても良いのだ、と考えることで「自分らしさ」を自覚できるかもしれません。
初潮・出産・閉経など女性特有の身体の変化はライフステージの変化とも重なり、私たちに大きなストレスを与えます。生涯を通じて節目節目で大きなストレス体験があることは、女性にうつ病が多い原因の一つでしょう。また他の原因に、そういった女性特有の身体の変化は、なかなか周囲に相談しづらいということも挙げられます。しかし、自分一人で溜め込んでいてはストレスが募るばかり。そんな時、カウンセリングは頼れる方法の一つです。
女性の場合、月経やホルモンバランスの影響という、男性にとってはわかりにくい原因でセックスレスになることがあります。また、家事や育児、仕事をされている方なら仕事も……と、男性と同様の事情でセックスする気になれないということも。家事・育児は男性が思う以上に体力を必要とする上、細切れ仕事の連続でいくらやってもやり切った感が感じられないものです。しかも朝から晩まで年中無休。それだけに勤務とは違う疲労感があるので、セックスする気になれないという事情もあります。