・家族や友人がうつ病と診断されたが、どんな風に接していいのかわからない ・うつ病になってしまった家族をどう支えたらいいのか不安 ・家族がうつ病と診断されたけれど、他人の目が気になってしまい、身近な人に相談できない ・家族のうつ病に、どんな治療をすすめたら良いのかわからない ・家族や友人がイライラしたり、不安が強くなったり、ぼーっとしていることが増えていて心配 ・家族や友人との接し方で悩んでいるうちに、自分自身がストレスを溜めてしまっている ・辛そうな家族や友人の様子を見ていて、なんとかしてあげたいと思うがなかなかうまくいかない
1. うつ病がどんな病気なのかを知りましょう。 まずはうつ病がどんな病気なのかを知りましょう。詳細はこちらのコラムをご覧ください。 関連コラム:うつ病ってどんな病気?症状と対処法まとめ 2. うつ病の治療について知りましょう 治療は主に薬物療法・休養・環境調整・カウンセリング(心理療法)でおこなわれます。 関連コラム:重症度によって異なるうつ病の治療法の選択肢を知ろう 3. 気を使いすぎないようにしましょう 周りが気を使いすぎることで、本人は「自分は迷惑をかけてばかりだ」などとかえって落ち込んでしまうことがあります。 可能な限り普段通りに接し、相談など「相手から助けを求める」ようなアクションがあったら、その時しっかりと話しを聞いたり、スキンシップすることが大切です。 関連コラム:うつ病を打ち明けられたら……NGワードよりも大切な「考え方」 4. とにかく心身を休ませるようにしましょう うつ病の人は、心身ともにガス欠状態にあります。集中力も散漫で、ヤル気も無く、放っておいたら1日同じ場所に寝転がっていたりするものです。寝てばかりいて!少しは運動して!など急かすこと無く、しばらく本人の思うままに休ませることが大切です。治療によって、症状が軽くなってくると活動意欲も出てくるので、そのタイミングで睡眠サイクルを整えたり、運動して体力づくりをしたり、といった事を提案してみるのが良いでしょう。 関連コラム:「寝逃げ」は「良薬」? 〜睡眠サイクルで変わるうつ病治療〜 5. うつ病の原因になったかもしれないことを把握しておきましょう うつ病は、睡眠などの生活習慣の乱れや、対人関係のストレスが原因で発症するケースが少なくありません。何か改善できることはないか、把握するように努力しましょう。 関連コラム:行動変容のステージとメンタルヘルスに良い生活習慣づくり 6. 話を聞いてあげましょう 大切な人だからこそ「治してあげたい!」という気持ちは大きくなると思いますが、うつ病の人は相手の変化に敏感なので、そういう気持ちも察知し、プレッシャーに感じてしまいます。逆効果になることがあります。 うつ病の人は心に多くの不満や不安、怒り、心配、などの感情を溜め込んでいます。しかし、一気に打ち明けることは怖くて出来ません。少しずつ少しずつ時間をかけながら「聞いて欲しい」と心のなかで思っているのです。 従って、「いつでも話を聞くからね」というスタンスを示し、話をしているときは「じっくり聞いてあげる」事が大切です。 7.一緒に治していく!という気持ちを持ちましょう うつ病の治療は、本人だけではなく周囲の支えなしには良くなりにくい病気です。お互いの気持ちをしっかりと通い合わせながら、じっくりと時間をかける必要があります。 その為、うつ病は「一緒に治していくもの」という共通の理解が必要となります。お互いに思いやりを持ちながら、前向きに治療に取り組みましょう。
・誰に相談したらいいのか分からない ・こんなこと、人にはなんて話せばいいのか分からない ・自分に何かできることはあるのか、何をどうしてあげたらいいのか分からない ・家族や友人の状態に振り回され、まず自分の気持ちの整理をしたい こんなこと、感じていないでしょうか? モヤモヤと一人で悩んで、悪循環に陥ってはいないでしょうか?うつ病を発症した人にとって、周囲の人の理解はとても重要です。しかし、周囲の人がそれを自分たちだけで抱え込んでしまっては、共倒れになってしまいます。 カウンセリングでは、対話を通して、あなたがうつ病への知識を深めながら、あなたができることを一緒に探していきます。また、あなた自身が家族または友人を心配し対応を苦慮するあまりにストレスがたまって疲弊してしまう場合もありますので、あなたの気持ちの安定をはかることこともカウンセリングの中で行っていきます。 病院での勤務経験があり、うつ病治療の実態に詳しいカウンセラーに相談することをおすすめします。