更新日 2024年08月21日 | カテゴリ: うつ病・憂うつな気分
ストレスが多いと言われる昨今の世の中。うつ病は遠い誰かの話ではなく、誰しもが起きうる身近な病気になりつつあります。では、もし、うつ病なのではないか?と自分で思うくらい気分が沈む日が続いたり感情のコントロールが出来ないと言った時に取り入れるべき方法をお伝えして行きます。
気分が落ち込んだり、負の感情に飲み込まれたりすると、人はその原因を無意識に探ろう探ろうと言う思考が働きます。とかく、マイナス感情に心が苛まれている時に、なぜ?なぜ?と考え過ぎるのはよくありません。
なぜなら、悲観的になっている時に、物事を考え過ぎると、全てが悲観的に思えてしまい、些細な失敗や諍いなどすら、うつ病の原因に思えて来てしまうからです。結果的に、自分の人生自体が良い事がなかったとか、何をやっても上手くいかなかったと、これまでの人生すら否定し始め、絶望感に苛まれてしまう事になるからです。
真面目な人ほど、うつ病になり易いと申しますが、真面目な性格な故に、きちっと自己分析を行い原因の追究をしたくなりがちですが、マイナス思考の時にはマイナスにしか物事が思えないものです。どこかで、分からない事は分からないと納得する様にしましょう。
心に不安が広がると、あれこれ必要以上に考え込んでしまう事が増えます。そんな時は、考えれば考えるほど、逆に蟻地獄に引き込まれる様に負の思考から抜け出す事が出来なくなります。
一番良い解決方法は寝てしまう事です。『寝逃げ』と言う言葉もあるくらいで、寝る事により一時の心の不安を回避する事が出来ます。
精神科に罹った事のある方はお分かりでしょうが、先生は、必ず診察に行くと「寝れてますか?」と言う質問をして来ます。それだけ睡眠は大切な要素であり、眠れている事がうつ病の度合いを測るバロメーターになっていると言っても過言ではありません。
しかし、心に不安があると、実際、寝付きが悪くなるのは事実です。不安の要因を探る事や、これからの事など、答えの出ない事を考えてしまう時間を減らし、どうやったら寝れるだろうと言う事に集中し、お風呂に入ってリラックスしたり、散歩をしたり家で簡単なフィットネスをするのも良いでしょう。可能な限り寝る努力をして『寝逃げ』してしまう事がとても大切です。できれば、夜に寝て、午前中に起きる方が好ましいですが、まずは寝れる事に重点を起き、しっかり睡眠がとれている時は、その事を自分で評価する事にしましょう。
うつ病の場合、やる気が低下して何もしたくなくなります。そのくせ、人生を180度変えて今の自分から変わりたいと強く願ったりするものです。しかし、うつ病やうつ状態の時に、大きな決断をするのは避けましょうと言うのは、カウンセラーも精神科医も言うくらいタブーな行為です。
この先、どうなるのだろう?と未来に大きな不安を抱いている時には、短いスパンで物事を考える方が得策だと思います。とりあえず半年後くらいの自分のこうなってたら良いなと言うぼやっとした未来像を描きます。これは、あまり具体的過ぎない方が良いでしょう。無理な設定も禁物です。心の底から笑える様になりたいなとか、前向きな考え方が出来る様になってたら良いなとか、そのくらいの目標設定が丁度良いのかもしれません。
未来像をぼんやりと描けたら、そうなる為には、今日は何をするべきかと言う『今日』と言うごく短いスパンの問題に置き換えて考えてみて下さい。三食しっかり食べる、本をに時間読む、ちゃんと寝る、本当に少し努力すれば叶う様な簡単な目標で構いません。
今日、やるべき事を一つでも決める様にしましょう。そして、それが出来れば『今日は良い日』『今日は頑張った日』とちゃんと自分自身で認めてあげる事にしましょう。辛いと思う間は、一日過ごす事を中心に考える様にしましょう。そうして半年くらい暮らして居ると、案外、気付けば半年後にはこうなってたら良いなとぼやっと描いていた自分になれているものです。
ここまで、いくつか書いて参りましたが、総じて言える事は、考え過ぎない、結論の出ない事は考えないと言う事です。眠れるなら、寝れるだけ寝て、心身共にしっかり休息するのが一番大事だと思います。
うつ病やうつ状態から回復するには、とにかく時間が掛かります。特効薬があって、飲めば治ると言うものでも、カウンセリングをしたからといって、その瞬間からすぐ元気になるものでもありません。時間が解決してくれる問題が多々あります。
ですから、とにかく一日一日を過ごす事が重要です。無意味に過ごす事に罪悪感を抱くかもしれませんが、心が不安定な時は、この『過ごす』を繰り返す事がとても大切なのです。時間が経てば解決するので、その時間が経つまでは、日々を『過ごす』事が任務だと思って、無事に過ぎた日は自分を褒めてあげましょう
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