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発達障害の子どもと接するとき、知っておきたい「指示」のコツ3つ

公開日 2015年09月25日 |
カテゴリ: 子育て・家族関係
発達障害の子どもと接するとき、知っておきたい「指示」のコツ3つ

発達障害のある子供たちの中には、言語によるコミュニケーションを苦手とする子も少なくありません。
知的障害があるのではなく、「言語」から様々なイメージをすることが苦手なのです。
そのため指示をする側が「この言い方でわかるはず」と思っていても、指示内容がうまく伝わっておらず、子供が混乱してしまうこともあります。
指示をしたいとき、話す時に気をつけておきたい点を抑えておきましょう。

1. 指示をするときは「ひとつずつ」から始めてみよう

発達障害を持つ人の中には、複数の指示の優先順位をつけることや計画を立てることが苦手な人が大勢います。

そのため「Aをやって、それからBとCも」と言った複数指示を受けると、何から手をつけて良いのかがわからずに混乱をしてしまうのです。

「複数の指示なんてしていない」と思われるかたも居るかもしれませんが…
例えば「早く手を洗って席につきなさい」というのも、「複数指示」になるんですよね。

指示を出す時には、基本的には「ひとつずつ」から始めることが大切です。
この場合には、「洗面所に行って手を洗ってくる」という指示がまずひとつ。
それが終わってから、「ダイニングの椅子に座る」という指示ということになります。

2. 指示を出す時には「具体的な言葉」を選ぼう

日常生活において、私達は様々な言葉を省略したり、置き換えて使っています。
例えばテーブルの上にあるリモコンをとってほしい時、英文のように「テーブルの上にあるリモコンを取ってください」とはあまり言いませんよね。

「それ取って」と指示代名詞を使ったり、主語を抜いたりすることがほとんどです。

ところが、発達障害を持つ子供たちはこのような指示代名詞、主語を抜いた言い回しなどに付いて行くことが苦手です。
例えば先程の「リモコンを取って欲しい」という話で、その直前までテレビ番組やチャンネルの話などをしていれば、親達は「それ=リモコン」だと通じるはずだと考えてしまいます。

しかしこのような場合においても、指示はなるべく具体的に、指示代名詞を使わずに行うようにしてみましょう。

同様に「何分で終わらせる」「何時までには家を出る」等、時間や数量についても曖昧表現を避け、なるべく具体性をもたせた指示をするようにすることも大切です。

3. 言葉の「本来の意味」を考えてみよう

日本語という文化は、言葉の裏にさまざまな意味を潜ませている言語です。
例えば「なんでこんなことをしたんだ、何を考えているんだ!」という言葉を親や上司が言ったとしましょう。

このような発言において、実際に「なんでそんなことをしたか、相手が何を考えているか」を知りたくて発言している人はほとんど居ませんよね。

つまり「自分は怒っている(相手を叱責している)」という表現方法のひとつとして、このような言葉を使っているのです。
通常、このような言葉を受けた人たちはそれを「叱責」だと受け止めて、「すみません、ごめんなさい」と言った謝罪の言葉を出します。

ところが発達障害を持つ人たちは、このような「言葉の裏の意味」を受け止めることが不得手です。
そのため「なぜこんなことをしたかという理由を問われた」「何を考えているのかと質問された」と言う「質問」であると、上記の言葉を理解します。
ですから言葉の意味のままに「このように考えて、この行動を行いました」と「問われた理由」を説明するのですね。

しかし相手はすでに怒りを持っているわけですから、それらの発言は「言い訳」としか聞こえません。
「謝らない、言い訳ばかりをする」と言った受け止め方をなされてしまうのです。
子供の側から見れば、質問に対しTて一所懸命に回答をしたのに更に怒られるという理不尽さばかりが残ることになります。 言葉の持つ表の意味、裏の意味についてを再度よく確認してみましょう。

おわりに

発達障害を持った子どもと接するためのコツは、はじめのうちはなかなかうまくいかずに親の側が悩んでしまうこともあるかもしれません。
しかし言葉の選び方や指示の出し方を変えることで、子供に指示が伝わりやすくなれば、子供自身もそれらを喜び、「成功体験」を得ることができます。

自分の指示が子供にうまく伝わり、子供が指示を完了できた時には、思い切り褒めてあげてください。
このようなコミュニケーションの繰り返しが、子供の心にも自己肯定感を生むのです。

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