親や兄弟姉妹との関係、夫婦関係、子どもとの接し方等、家族の悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。そのような時、誰に相談していますか。
他の悩みなら家族に相談しているという人も、家族の悩みは誰に相談していいかわからない人もいるでしょう。中には、誰にも相談できず、ずっと悩みを抱え込んでいる人もいるかもしれません。ここでは、家族の悩みを相談する方法を紹介します。
親や兄弟姉妹との関係に悩んでいる時、家族以外で近い存在である彼氏・彼女に相談する方法があります。「話しやすい」「自分を理解しようとしてくれる」等、彼氏・彼女に相談することにはメリットはありますが、「ただ話を聞いてもらった」だけで、「直接的な解決にはつながらなかった」ということもあるようです。
家族の悩みを近しい友達に相談する方法もあります。他にも、ママ友や妊婦友達など自分と似たような状況にいる人に相談する人もいるでしょう。このような場合、彼氏・彼女に相談するのと同様、話しやすさや共感の得やすさは期待できますが、解決につながらないことがあります。結局愚痴だけで終わってしまったということもあるでしょう。
また、自分と似たような状況の人と話す場合、客観的な視点を見失う可能性もあります。
プロのカウンセラーに相談することも方法の1つです。カウンセリングは対話を通じて、問題を明確し、解決のための糸口を探します。料金やカウンセラーとの相性等、自分に合ったサービスを見つけられれば、問題の解決につなげられることが期待できます。しかし、どうしてもお金がかかってしまうので、金銭的に余裕がない時は難しいかもしれません。
彼氏・彼女、友達等に相談する場合、その人の価値観や経験に基づいたアドバイスをもらうことがあります。このようなアドバイスは実践的で役に立つことがある一方、どのような悩みにも応用できるとは限りません。
プロのカウンセラーに相談する場合、まずは状況を客観視し、クライアント(相談者)や悩みに合った方法で解決を目指します。
「悩みを打ち明けたら、迷惑ではないだろうか」 「こんな問題を抱えているなんて、恥ずかしい」
彼氏・彼女、友達は近い存在であるからこそ、色々と気を使ってしまうこともあるでしょう。一方、カウンセラーに相談する場合は、そのような気を使う必要がありません。「クライアントの悩みを受け止め、共に解決を目指す」ことがカウンセラーの仕事だからです。安心して、どんな悩みでも相談してみましょう。
プロのカウンセラーに相談したことは、他者に漏らされることはないので、安心して悩みを打ち明けることができます。
プロのカウンセラーには守秘義務があります(※)。守秘義務とは、カウンセラーとして相談を受けた時、クライアントの秘密を厳守することです。彼氏・彼女や友達に相談したことが他者に漏れないとは完全には言い切れませんが、カウンセラーにならその心配はいりません。
※相談内容が自他に危害を加える恐れがある場合、又は法に定めがある場合は例外です。
参考資料: 一般社団法人日本臨床心理士会倫理綱領
「カウンセリングに興味はあるけれど、どんなものかわからないから不安」という場合は、まずは気軽に利用できるオンラインカウンセリングを利用してみてはいかがでしょうか。オンラインカウンセリングは、カウンセラーがカウンセリングルームを設ける必要がなく賃料が発生しないため、他の方法と比較して抑えた料金設定になっていることが多いようです。
cotreeでは、1回45分、4,000円〜で臨床心理士や産業カウンセラーなど資格保有者のオンラインカウンセリングを受けられます。
オンラインカウンセリングなら、自分の部屋やカフェ等、好きな場所・時間から、ビデオや電話、メッセージを通してカウンセリングを受けることができます。
子どもや夫が帰宅する前の隙間時間や、家族に聞かれる心配のない外出先で、カウンセリングを受けられます。
一言で家族の悩みと言っても、夫婦や兄弟姉妹、親子関係など様々な悩みがあります。cotreeなら、悩みに合わせたカウンセラーを選ぶことができます。そして、同じカウンセラーと長期的に信頼関係を築いていくことができるため、じっくりと問題と向き合えます。
ここでは、家族の悩みを抱えている人のために、オススメの相談方法としてオンラインカウンセリングを紹介しました。家族は他の誰よりも、長く付き合っていく存在です。良好な関係を長期的に築いていくためにも、悩みを抱え込まず、向き合っていくことが大切ためにも、オンラインカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。
家族もまた、個人と同じように発達・成長していくのではないか。そんな「家族サイクル論」と呼ばれる考え方があります。 自分たちは家族の成長していく中のどの位置にいるのか。そして、今抱えている問題は、その成長の中で生まれる、当たり前の問題なのだ。そういったことがわかると気持ちが少し楽になるかもしれません。
「アダルトチルドレン」「機能不全家族」という言葉を聞いたことがある方も少なくないのではないでしょうか。 今では一般的になったこれらの言葉ですが、実は当事者が自分では気づきにくい問題でもあります。自分が抱えている問題の原因の種に気づけば、解決の道筋が立つかもしれません。
アメリカの現代作家ポール・オースターは、祖母が祖父を殺した過去を持つ、大きなトラウマを抱えた家庭で育ちました。 虐待経験を持つ人が、自分も子供を虐待してしまう。そんな事件は少なくありません。ポール・オースターの事例を参照しながら、トラウマの負の連鎖を断ち切るためのカウンセリングの役割について解説しています。