更新日 2024年08月23日 | カテゴリ: カウンセリング
現在カウンセラーとして活動されている方の中には、「会社で働いている人のサポートをしたい」「より良い職場づくりに貢献したい」と考えている人もいるのではないでしょうか。
そんな人のための選択肢として、会社のカウンセラーがあります。今回は、会社のカウンセラーになるための方法や仕事内容を紹介します。
会社にいるカウンセラーとは、主に社員の心理的な悩みを扱う心理職専門家の職業名のことです。
「企業内カウンセラー」や「社内カウンセラー」、「事業所内カウンセラー」と呼ばれることもあります。
企業カウンセラーや社内カウンセラーになるために、義務付けられた資格は特にありません。
しかし、臨床心理士や精神保健福祉士等、心理学を学んできた人が携わっていることが多いようです。
また、心理学に関する知識を持っているだけでなく、実際に組織で働いた経験も役に立つでしょう。
会社にいるカウンセラーというと、「産業カウンセラー」を思い浮かべる人もいるかもしれません。
もちろん、産業カウンセラーの資格を持っている人が、会社でカウンセラーの仕事をすることもあります。
ただし、企業内カウンセラーや社内カウンセラー、事業所内カウンセラーが職業名であるのに対し、産業カウンセラーは民間資格の名称であることは押さえておきましょう。
産業カウンセラーは、通学もしくは通信の養成講座を受講し、試験に合格することで取得することができる資格です。
資格の詳細や取得するための費用に関しては、一般社団法人日本産業カウンセラー協会の情報をご確認ください。
参考サイト:一般社団法人日本カウンセラー協会 JAICO
会社員の半数以上が強いストレスや不安を感じており、約6%がメンタルな課題のサポートを必要としていることがわかっています。
企業にとっても、このような課題に真剣に取り組むことは、重要な経営課題の1つです。
職場においてメンタルヘルスケアを実践することは、「職場の生産性の低下の防止」「生産性や活力の向上」「リスクマネージメント」につながると考えられます。
このようなことから、今後、社内カウンセラーの存在はますます重要になってくるといえるでしょう。
社内カウンセラーは、事業場内産業保健スタッフとして、社員が自分自身でストレスに気づいて対処し(セルフケア)、また管理者がメンバーやチーム全体のストレスの状況を把握すること(ラインによるケア)ができるよう、計画の提案や情報提供等のサポートをします。
社内カウンセラーは、産業医といった他の専門家らと協力・連携して、メンタルヘルスの不調により休業した社員がスムーズに職場復帰することができるようサポートします。また、復職後のアフターフォローも行います。
悩みを抱えていたり、ストレスからくる体調不良に悩んだりしていても、心療内科等にいる社外のカウンセラーに相談することに、ハードルの高さを感じる社員もいるかもしれません。
その点、社内カウンセラーは、より社員に近く、相談しやすい存在といえるでしょう。
会社で活躍するカウンセラーになるためには、心理学やカウンセリングの専門知識だけではなく、その会社組織や業務内容についての知識や理解も必要です。
インターネットやハローワーク等を通して自分で求人情報を探し、応募する方法があります。
雇用形態や勤務体系、長期か単発か等、様々な条件があるので、自分に合った求人を探しましょう。
また、独立して活動している人は、企業と委嘱契約を交わす方法もあります。
企業内に知り合いがいる場合、カウンセラーとして紹介してもらえることもあります。
紹介してもらえるに値するような、豊富な経験や実績が必要になることが多いです。
今回は、会社で活躍するカウンセラーについて紹介しました。
一口にカウンセラーといっても、活躍する場面は様々です。会社で働く企業内カウンセラーになりたい方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
参考サイト一覧
・全心連|企業・産業分野における役割
・こころの耳|3 メンタルヘルスケアとその実践の意義:気配りしてますか -上司・同僚の方へ-
・厚生労働省「労働者の心の健康の保持増進のための指針」
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