やる気が起きずにつらいあなたへ|やる気回復の方法

更新日 2023年05月18日 | カテゴリ: もやもやする

何だか最近、何もやりたくない……。何もかもが面倒くさい……。

そんな気分になることは、ありませんか?

そんな気分のときでも、仕事や家事など、やらなければならないことはたくさんあるものです。焦る気持ちから失敗してしまったりすると、ますますやる気がなくなってしまいますよね。「やる気が起きない」ときは、心と体がSOSを出しているのかもしれません。

本記事では、心と体を守るために、やる気がおきないときの回復方法をご紹介します。

やる気が起きないときの心と身体

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頑張りすぎていませんか?心と身体の疲労

やる気が起きないのは、あなたの心と身体のエネルギーがなくなり、疲れすぎているからかもしれません。

休憩もせず、仕事をし続けたり、活動しすぎたりすると疲労がどんどん蓄積されます。また、苦手な人と一緒にいたり、ストレスがたまる環境にいたりすると、心も疲れてしまいます。

心と身体に疲れが溜まりすぎてしまうと、やる気が起きない状態になっていってしまうことがあります。もし、疲れていると感じたときは、一度生活習慣を見直してみるのも一つの手です。以下で解説していきます。

どうしたらやる気が起きる?生活習慣を見直そう

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生活習慣を見直してみる(睡眠・運動・食事)

生活習慣の乱れから適切な栄養がとれていなかったり、しっかりと休めていないことがあります。そういった生活の乱れが、やる気が出ない原因になることも。規則正しい生活習慣を心掛け、心と体のエネルギーを保つ工夫をしてみましょう。

睡眠

睡眠は非常に大切です。適切な睡眠をとることで、体と脳を休ませられます。

そのためには、メラトニンとセロトニンという脳内物質が必要です。メラトニンの分泌を活性化させることで、夜、ぐっすりと寝られます。このメラトニンを作るのに必要なのが、セロトニン。つまり、体内にセロトニンがないと、夜熟睡することができないのです。

 

セロトニンは、「幸せホルモン」とも呼ばれ、精神を安定させる作用もあります。ただ、この脳内物質は、体内にためておけないため、毎日生成しなければいけません。セロトニンは日光を浴びることで作られることが分かっています。

朝起きて、まずは日光を浴び、気持ちを整えましょう。そして夜はゆっくり睡眠をとりましょう。

運動

軽いウォーキングやストレッチ、ヨガなどの低強度の運動はメンタルヘルス改善に効果があると言われています。

 

また、前述した脳内物質セロトニンですが、ウォーキングなどの同じリズムの運動でも生成されやすくなります。通勤・通学時などに日光を浴びながらウォーキングをしてみるのもよいでしょう。 

 

食事

偏った食事で、栄養のバランスが崩れていませんか。カフェインや塩分のとりすぎは体によくありません。また、空腹時に突然甘い物を食べると血糖値が急激に上がり、眠くなったりしやる気が低下する可能性があります。

 

セロトニンを作るためにも食事には気をつけたいものです。トリプトファン・ビタミンB6・炭水化物、この三つの栄養素によってセロトニンは作られます。

トリプトファンは、体内で作れないため、食事から摂取しなければいけません。大豆製品(納豆・豆腐・味噌など)・乳製品(牛乳・チーズ・ヨーグルトなど)に多く含まれています。

ビタミンB6が多いのは、カツオ、マグロ、サケなどの魚、ひれ肉・ささみなどの脂が少ない肉類、さつまいも、といった食品です。

炭水化物が多い食品は、米などの穀類です。

それでもどうしてもやる気が起きなかったら……

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やる気が起きないのは誰にでもありえることです。ただ、どうしても気力がわかない状態が長期間続いているようであれば、何らかの病気などの可能性もあります。

 

無気力症候群・燃え尽き症候群

無気力症候群・燃え尽き症候群、ともに頑張りすぎてしまう人がなりやすいとされています。

無気力症候群になると、感情の起伏がなくなったり、物事への興味関心を失ったりといった症状がみられます。何か大きな目標を達成した後、次に何をしたらいいかが分からずに発症することがあります。

燃え尽き症候群は、それまで必死に仕事をしていた人が、仕事に行きたくなくなったり、ネガティブなことばかりを考えるようになったりします。自分が必死にやっていることが認められない、適切に評価されない、といった時に起こりえます。

何か目標などに向けて頑張ることはすばらしいことですが、心と体に負荷をかけすぎると、続かなくなってしまいます。自分が無理をしすぎていないか、自分自身を大切にすることも忘れないようにしてください。

自律神経の乱れ

普段ストレスケアはできていますか?

ストレスによって、人の体は自律神経の一つである交感神経を働かせます。交感神経の働きが強い状態が続いてしまうと、体は緊張状態が続き、リラックスできません。逆に、もう一つの自律神経である副交感神経が優位になると、リラックスします。

自律神経が乱れた状態が続くと、やる気の低下だけでなく、めまいや耳鳴り、頭痛といった体調不良も引き起こします。最悪の場合には、うつ病への移行の怖れなどもあるため、日常的に自律神経を整えることを意識しましょう。

うつ病

心の病であるうつ病。うつ病になると、何かをする気力がなくなります。今まで自分が興味を持っていたことや楽しんでいたことにまで関心がなくなってしまうこともあります。

心の状態だけではありません。睡眠が浅くなる、食欲がなくなる、といった身体的な変化も見られます。症状が重い場合、仕事に行けなくなったり、自分で自分を傷つけてしまったり、社会生活にも大きな影響が出ます。

うつ病は心身の受けたストレスが原因で、脳がうまく機能しなくなった状態です。そのため、脳のエネルギーが回復するまでしっかり休息することが大切になります。

日ごろから、自分で自分の心と体の状態を確認し、必要な時にはしっかりと休むようにしましょう。心と体のエネルギーがなくなってしまわないよう心掛けてください。

 

まとめ

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やる気が起きないときは、自分を責めないでください。自分を責めることで、余計にストレスがかかってしまいます。まずはゆっくり休むようにしてください。

それから、小さなことでいいので、自分ができそうなことから挑戦してみてはいかがでしょうか。何かひとつでもできたら、自分をほめてあげてください。

それでも、自分でモチベーションがコントロールできない状態が続くのであれば、専門家への相談も選択肢のひとつです。早期に対策することで、うつ病などの深刻な心の病になるリスクが減らせるかもしれません。

参考サイト:厚生労働省 こころの耳

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