更新日 2024年12月11日 | カテゴリ: 子育て・家族関係
家族は、生活の多くの時間をともに過ごすからこそ、様々なストレスを感じやすい存在です。学校や職場では気持ちをコントロールできても、家族だけにはイライラしてしまう…ということはありませんか?
今回は、家族にだけイライラしてしまう場合の原因や対処法についてまとめました。
家族にイライラしてしまう原因として、様々なことが考えられます。
生活をともにする家族は、一緒に過ごす時間が長いため小さなストレスを積み重ねてしまいやすくなります。また、家族が忙しくてコミュニケーションがなかなか取れず、認識にズレが生じることによって温度差ができ、双方がイライラしてしまう場合もあります。
過去に親から虐待や過干渉を受けた経験があると、人を信じることが難しくなる場合があります。その影響で、大人になってから親以外の家族ともコミュニケーションがうまくいかず、イライラしやすくなることがあります。
日々の家事や仕事に追われていたり睡眠不足などで心身が疲れていると、余裕がなくなりイライラしやすくなります。また、そのような生活が長期間続くと、場合によってはこころの病気へつながる可能性もあります。
どんな人でも心身の疲れがあるとイライラしてしまうものですが、家族にだけイライラしてしまう場合は以下のようなこころの問題を抱えている可能性もあります。
パーソナリティ障害は、思考や感情のパターンに特徴的な偏りがあり、それが対人関係や日常生活に支障をきたすことがある障害状態です。
例えば、家族に対して過剰な期待を抱き、それが満たされないと強い失望や怒りを感じることがあります。また、家族が自分のことをどう思っているのかが不安になって、試し行動(相手の愛情や関心を確かめるための極端な行動)をとることもあります。
気分の落ち込みや抑うつが続く気分障害です。うつ病の原因は様々ですが、家族関係がうまくいかないストレスが重なって発症することもあります。ストレスが蓄積され、コントロールできない感情を家族に対してぶつけてしまうことがあります。
適応障害は、特定のストレス要因に適応できなくなることによって引き起こされる障害です。職場や家庭などの特定の状況で生じるストレスが原因となり、抑うつ気分、不安、意欲や周囲への関心の低下などの症状が現れます。
先天的に認知や行動、脳機能の発達に偏りがある障害です。
子どものころから感情のコントロールが難しい例や、自分の考えをうまく表現できない例があり、イライラにつながることがあります。
男女ともにホルモンの低下によるホルモンバランスの不安定で意欲の低下や身体的な症状が現れることがあります。症状を自身でコントロールできない場合、イライラした気分につながる可能性があります。
生理の3~10日前ごろから女性に発生する症状で、身体的な症状だけでなく、悲しくなったりイライラして怒りっぽくなることがあります。
では、家族にイライラする時はどうすれば良いでしょうか?
イライラしてしまった時は、家族と一時的に距離を取ってみましょう。家族は一緒に過ごす時間が長い分、ささいなことの積み重ねがイライラを招いてしまうことがあります。イライラを感じたら、短時間でも物理的に別の部屋に移動したり、外に散歩に出たりすることで冷静さを取り戻すことができます。
睡眠不足など、身体的な疲れがイライラにつながることもあります。意識的に家事や仕事を休憩する時間を取ることで、疲れが解消しイライラした気分を軽減できる可能性があります。
家族という閉鎖的な関係性の中にいると、客観的な視点が持ちづらくイライラしやすくなります。そんな時は家族以外の第三者に相談してみるのも良いでしょう。
そんな時に、こころの専門家であるカウンセラーに相談することによって、自分の気持ちを整理したり、家族の抱えている問題を第三者目線で確かめることができます。
イライラの原因がはっきりしていない場合も、まずはカウンセリングで気持ちを整理してみませんか?
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