更新日 2024年08月21日 | カテゴリ: ストレスに対処したい
仕事場や家庭、対人関係でストレスを感じたとき、どんな対処方法をとっているでしょうか。
「カラオケに行く」「甘いものを食べる」「人と話す」「とにかく寝る」など、それぞれの対処方法を持っているかもしれませんね。
そんなときに、自分が持っているストレス対処方法以外に、どんな選択肢があるのかを知っているだけでも、前進するためのヒントになるはずです。ここでは、ストレスへの対処方法をパターンに分けてご紹介します。
ストレスを生んでいる問題そのものをなくそうとする方法です。問題解決のために情報を集めたり、コミュニケーションを取って齟齬をなくそうとしたり、新たな技能を学んだり、他者からの援助を求めたり、行動を変えたりすることで、現実に起こっている問題を解決することを目指します。
ストレス源になっているものに対する自分の捉え方を変化させることで、自分の受け止め方をコントロールしようとする方法です。「上司がストレス。でも、成長につながるかもしれない」「仕事が忙しすぎる。でも、目標達成のためには必要だから楽しみながらやってみよう」など、思考をコントロールすることで、同じ事象をストレスと捉えずにすむようになります。
ストレス源を変えることができそうにない場合や、思考の変容で対処できない場合に、すでに起こっている感情をコントロールしようとする対処方法です。
ストレス源から距離を置いたり、リラクゼーション法を取り入れたりすることで、怒りやいらだちなど、ストレスによる感情の起伏を抑えることができます。
運動やカラオケ、食事など、他のアクティブな行動を取ることで、ストレスを発散しようとする方法です。積極的に他の行動を取ることで、ストレスフルな出来事についての思考から距離を取ることができ、リフレッシュできます。ただ、アルコールやギャンブル・薬物などに逃避してしまうと、新たな経済的・身体的ストレスを抱えてしまうことになりますね。
積極的に対処しようとするのではなく、ただ時間を置くことも、ストレス対処上は有効です。ストレス源について考え続けずにすむよう、とにかく寝るというのもひとつのストレス対処なのです。
ストレスは多くの場合、それを受けることが問題なのではなく、継続的に受け続けることが問題になります。
「問題があったときに、そのことを考え続ける」
「何度も繰り返し同じ問題が起こる」
というときに、ストレスは精神的・身体的な問題につながりはじめるのです。
ですから、「今回限りだろう」と想像がつく問題や、自分が過剰に敏感になっているという場合には、感情のコントロールや他の行動で発散したり、時間を置いたりして「そのことを考え続けることをやめる」のが有効な対処方法になります。
一方で、慢性的に努力ではどうにもならないくらい仕事量が多い、対人関係がうまくいかないなど、繰り返し起こりそうな問題については、ストレスを受けるたびに逃げたり発散したりするのでは、少しずつストレスが蓄積していきがちになります。
そのストレス源そのものをなくしたり、ストレスの捉え方を変化させるために自分自身の捉え方や行動を変えたり、スキルを学んだり、環境を変えるなどの問題解決的アプローチが必要になってくるはずです。
ストレスを抱えたときの対処方法は、問題の種類によって使い分けるように心がけ、反復してストレスを受けなくてすむよう、工夫していくのが良いでしょう。
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