心の問題解決のために「問題を知る」「選択肢を知る」ことの意味

更新日 2016年12月19日 |
カテゴリ: もやもやする
心の問題解決のために「問題を知る」「選択肢を知る」ことの意味

心の問題の多面性

辛い感情をコントロールできなかったり、上司や同僚、家族との人間関係のトラブルで心の不調を抱えたとき、あなたはどうしていますか?

心の問題に限らず、全ての問題には多面性があります。
その解決を目指すときには、必ず、その問題をいろんな側面から見ることをおすすめします。

選択肢を持つことの重要性

欲求の五段階説で有名なアブラハム・マズローの言葉に、こんな言葉があります。


問題を解決しようとするときに、ひとつのツール(アプローチ方法)しか持ち合わせていないと、全ての問題をその方法で解決しようとしてしまいます。

目の前の問題は、本当に釘なのか?上から見ると釘に見えるけれど、横から見ると実はネジではないのか?だったらドライバーを使うべきなのではないか?

こんな風に、問題の本質を見極める姿勢が重要です。

心理療法にたくさんの種類がある理由

精神分析的心理療法
認知行動療法
ブリーフセラピー
家族療法
対人関係療法
催眠療法
来談者中心療法
……

心理療法には本当にたくさんの種類があり、「なんでそんなにいろいろあるの?」と疑問に思う方は多くいらっしゃいます。その疑問に対しては「心の問題には、とてもたくさんの形があるからです」というのが答えになります。心の問題と一概に言っても、領域・原因・程度によって様々です。「心の問題って薬で治すの?カウンセリングで治すの?どの心理療法で治るの?」という疑問は「健康の問題って薬で治すの?生活習慣指導を受けて治すの?どの診療科で治すの?」というくらい漠然とした問いなのです。

要因や程度・問題領域によって異なる問題への対処方法

例えば、心の問題を原因別で考えると

・生物的要因:脳や細胞の異常や遺伝的要因によって心が不安定になるもの
・環境的要因:ストレスの多い環境や、人間関係、経済状況などによって心が不安定になるもの
・心理的要因:信念・感情・認知などの影響で心が不安定になるもの

に分類されます。

生物的要因には薬物療法などで対応する必要があります。
環境的要因にはソーシャルワーカーや家族、職場での上司や同僚の助けが必要になります。
心理的要因にはカウンセラーなどの心理療法家によるカウンセリングが有効になるでしょう。

異常が出ているのがどの箇所か、どの程度かによって、薬の種類は異なりますし、心理療法の種類も異なります。そして、これらの要因は全て複合的に存在するのです。

あたかも家を建てるかのように、釘にはハンマーを、ねじにはドライバーを、ペンキには刷毛を使いながら、様々なアプローチで心の問題解決を目指していくことになります。

専門家に相談することの重要性

ですが、初めて心の問題を抱える人にとっては、どの問題にどのツールを使っていいのか、わかりませんね。ですから、専門家のサポートが大切になってくるのです。

心の問題に気づいたとき、なかなか人に相談できなくて抱え込んでしまう人は多いですが、心の問題に自分の力だけで対処しようとすることは、ドライバーを使えば30秒で締められるねじを、爪や1円玉で締めようと延々と苦しんでいるようなものかもしれません。

確かに心に関わる専門家は多岐に渡り、釘打ちの専門家、ネジ締めの専門家、ペンキ塗りの専門家といった感じで、最初はさっぱりわからずに相談をためらってしまうかもしれません。しかし、まずはどれかを選んで話を聞くことで、「どんな選択肢があるのか」のうちの一つは、見えてくるはずです。

「相談」は必ずしも助けを乞うことでも、恥ずかしいことでもありません。
今自分が抱えている問題の輪郭を明らかにし、どんなツール(選択肢)が世の中に存在しているのかを知ることで、自分自身が今後どんな風に行動していくべきかを明確にしていく、とても自立的で重要なステップなのです。

わたしってどんな人?

「また同じことでイライラしてしまった」「こうい人とのコミュニケーション苦手…」と感じることはありませんか?

いつも同じようなことで苦しむのは、自分が変われていないように思えて、辛いですよね。

もしかしたら、まず、自分のことを知るところから始めてみたら、少し楽になるかもしれません。

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