更新日 2024年08月29日 | カテゴリ: もやもやする
「将来のことが不安で、いつも気分が晴れない」「あれもこれもと不満だらけで、何も手に付かない」など、不満や不安にかられて暗い気持ちになっていませんか?
不満や不安の根源から目を背け、なんとなく毎日を過ごしていても、その問題は解消されずに「暗い気持ち」が膨らんでいくことが多いです。
モヤモヤした気分をスッキリとさせるために、思い切って「今抱えている問題」に向き合い、整理整頓してみませんか?
整理整頓術で必要なものは以下のとおりです。
・白い紙
・黒いペン
・赤・青・緑等、3色以上のボールペンや色鉛筆
まずは今現在「不安だ」「嫌だ」と感じていることを、紙・ページの左側に全て黒いペンでリストのように書きだしてみましょう。「給料が下がるかもという不安」「パートナーに対する不満」など、大きなことから小さなことまで何でもOKです。
大切なのは、現在抱えているものは「全て」吐き出してしまうことです。「アレはそうでもないかな…」と考えることなく、一通り書き出してください。
もうひとつ重要なのは、できるだけ不安・不満の原因を具体的に書くことです。「お金がなくなることが不安」なのか「職がなくなるかもという不安」なのか。抱えている不満・不安に正面から向き合い、自分に問いかけてみましょう。「何が不安・不満なのか」を明らかにするには、意外と時間がかかるものですが、じっくり取り組んでみましょう。
不安や不満を全て書き出すことができたら、今度はその「頻度」を考えていきましょう。 ほぼ毎日のように不安にかられるというもの、毎日イライラしているものに対しては赤色で下線を引いてみます。
週に一度、月に一度程度思い出すものは黄色で下線を引きます。
「今回考えてみて、そういえば不満だった」という程度のものには緑などで下線を引いてみましょう。
こうすることで対処すべき不満・不安に優先順位をつけることができました。赤いものが早急に対処すべきモヤモヤ、というわけです。
今度は、対処すべき不満・不安の右側に矢印をひき、「どうしてもこの点だけは譲れない」「自分にとって大切なこと、守りたいこと」を書いてみます。
例えば、仕事に対する不満があっても「とはいえこの職種はずっと続けていきたい!」と考えるのであれば、それを書くというわけです。書き出した不満・不安を見ながら、「とはいえ、自分にとって大事なことは?守りたいものは?」と考えてみてください。
次に、不安・不満を解消/軽減するために考えられる対処法を全て書き出してみてください。
前述の「仕事に対する不満」であれば、「上司と話し合う」「このまま我慢する」「上司の更に上に相談してみる」など色々あるでしょう。また、「大事なこと・守りたいこと」から考えると、「同じ職種で転職活動を始めてみる」など、新たな選択肢が見えてくると思います。
「職(お金)を失う不安」であれば、「他の資格を取るための勉強を始める」「現在の出費を見直し、貯蓄を増やす」といったものも選択肢に出すことができます。
まずは出来るだけたくさんの選択肢を挙げることで視野を広げることが大事ですので、「こんなものは無理だろう」と思わず、自由な気持ちで書いてみてください。 ひとつの不満・不安に対して、対処法は4~5つが理想です。 時間をかけて良いので、じっくりと考えてみてください。
さて、不満・不安に対する対処法を自分なりに考え出したら、その中から「これをやってみよう」という選択肢を選んで大きくまるで囲んでみましょう。
そして選択肢を選んだら、その対処法に対し「今日から取り組めそうなアクション」を書き出してみます。
前述の「転職活動」や「資格を取る勉強を開始する」であれば、「転職サイトに登録してみる」「学校の資料を取り寄せる」といった取り組みならば、すぐにでも始めやすいと思います。あまりエネルギーがない時もあるかもしれませんが、「なんなら出来るだろう?」「なんならやってみれそうか?」という視点から考えてみてください。
この整理整頓術を全て終えるには、それなりの時間がかかります。短い時間で無理に終わらせようとせず、数日から1週間以上かけて、じっくりと問題の整理整頓に取り組んでみるのが大事です。なぜなら、不安や不安を言語化するプロセスそのものに意味があるからです。
不満や不安は、目を背けて「考えないようにする」だけで増大し、あなたの心をむしばみやすいものです。 きちんと向き合って「今できること」を知るだけでも、心の中がスッキリとして落ち着いた気持ちになれるかもしれません。ぜひ試してみてください。
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