「恋人」と「結婚相手」は違う?「理想の人生のパートナー」を見つけるための3つのポイント

恋人との関係が長くなるほど、意識するのが「結婚」ですよね。 でも「この人と結婚してもいいのかな?」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか? 心理学的な視点から見ても、「理想の恋人関係」と「夫婦関係」にはやや違いが見られます。 ここでは末長く仲の良いカップルになれるかどうかの「見極めポイント」について、3つのポイントをご紹介していきましょう。

1. 「趣味が一緒か」よりも「趣味に対する熱意と理解」の度合いが大切

恋人同士が仲良くなるひとつのポイントとして、「趣味が同じ」というものがありますね。 人間は共通項が多ければ多いほど相手に対して好意を抱きやすくなりますが、特に「趣味」といった嗜好や価値観に同一性が見られる場合、相手に対して強い愛情を抱きやすい傾向にあります。

ところが夫婦関係となった場合、必ずしも「趣味の一致」は必須条件とはなりません。 「食事」「睡眠」といった生活部分をともにすることが多くなる分、多くの人は「自分自身の時間・場所(パートナーと共通しない時間)」を得たいと考えるようになるのです。

そのため問題となるのは、お互いの「仕事」や「家事」といった必須の時間以外の趣味にあてる熱意の度合いが似ているかということになります。 また度合いが違う場合には、相手に対して理解がもてるかという点も重要です。 平均的な傾向として、女性の方が結婚・出産といった節目を境に趣味などの嗜好が変化したり、生活を重視するのに対し、男性側はこのような趣味嗜好の変化を起こす人が少ないというものもあります。

2. 性格は違っていても問題なし?

二人の人間がお互いに自分との似た部分を見つけては「同じだ」「似ている」と感じて好意を持ち合うことは、心理学では「類似性の一致」と呼ばれています。 しかし関係性が長期化した場合、お互いの「違う部分」を補い合える関係性の方が穏やかな関係性を維持できることが心理学の研究でも判明しているのです。

恋人たちが「類似性」なのに対し、夫婦関係のこのような傾向については「相補性の法則」と呼ばれています。

つまり結婚相手について、「性格が全然違う」点の心配をする必要はあまり無いということ。 ちなみにいわゆる「好みのタイプ」というものは、自分と似た箇所が多い人であるとされています。 そのため周囲が「全然今まで付き合ってきたタイプと違う!」と驚くような相手と結婚した人の方が、意外と仲睦まじい夫婦関係を築くことができるのです。

3. 相手と自分の「生活へのこだわり」をチェックしてみよう

上記のとおり「傍目から見ると真逆に見える性格」の方がうまくいきやすい夫婦関係ですが、要注意なのはお互いの「生活へのこだわり」です。 現在、離婚原因の上位へと上がってきているものとしては「性格の不一致」というものがありますね。 ところが、実はこれには「生活の不一致」と言える部分が少なくないのです。

人は「自分が常識的に生きている」「一般的な生活をしている」と考えていても、それぞれ異なったルールに則って生活をしてきています。 代表的なところを挙げてみましょう。

・朝食をパジャマのまま食べるか、着替えてからか
・ベッドやソファの上で菓子類を食べるか
・使ったタオルを家族で共有するか
・脱いだ靴を玄関でかならず揃えているか
・風呂上がりに下着姿などでリラックスしたいのか、すぐに服を着る習慣がついているか
・食事のレトルト・惣菜が出る頻度はどの程度か

上記はあくまでも代表例ですが、「これが当然」と思っていたことは家庭環境によって大きく異なります。 特に今まで一人暮らしをしたことが無い、寮などでの集団生活をしたことが無いという人の場合、「実家のルール=生活の常識」という認識を抱きがちなのです。

お互いに違う習慣を持った二人が暮らすのですから、生活の中では様々な衝突が起こるもの。 そしてストレスを抱きやすいのは、生活の各部に対してこだわりが強い側です。 できれば「こだわりが強い側」のレベルに「こだわらないパートナー」が合わせられるのが理想的ということになります。 特に「清潔度に関わる習慣」「食事内容・食事習慣に対する態度」の差異については、その差が大きいほどに夫婦はお互いにストレスをためがちになるもの。 相手がどのような生活をしているのか、生活の中でどのようなポイントを重視しているのかということはチェックしておいて損はありません。

また相手が一人暮らしの人の場合、「生活のあるべき姿」の基盤となる実家での生活内容なども見せてもらえると安心ですね。 同時に、相手に柔軟性があるか、今までと違う生活に対してお互いに妥協ができるのかという点はよく確認しておくべきと言えます。

おわりに

趣味に対する感覚や金銭感覚、そして生活に対するこだわりなどを知っておくという意味においては、一時的に生活をともにする「同棲」というスタイルはなかなか合理的であるとも言えるもの。 ともあれ「同棲はちょっと難しい」という場合には、長期的な旅行をするなどの場を持って5日~1週間程度は生活を共にする経験をしておいた方が良いかもしれません。

結婚相手とは、好きな人であると同時に「良い同居人」であることも大切というわけです。 この点を認識してみると、「結婚相手を選ぶ時の考え方も変わってくることでしょう。

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