更新日 2023年05月18日 | カテゴリ: カウンセリング
HSP気質で「カウンセリングを受けてみようかな……」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
もしあなたがHSPで生きづらさを感じているなら、専門家によるカウンセリングを受け、自分の気持ちを整理してみてもよいでしょう。
特にHSPは対面でのカウンセリングに抵抗がある人も多いため、オンラインカウンセリングがおすすめです。
本章ではHSPの人がカウンセリングを受けるメリット・デメリットを解説します。
オンラインカウンセリングの紹介もしていますので、生きづらさに悩んでいる人はぜひ最後までご覧ください。
この記事のまとめ
→精神科に抵抗がある人は、オンラインカウンセリングでの相談もおすすめ
「HSP」とは、生まれつき非常に感受性が強く、繊細で敏感な気質を持った人を表す言葉です。
Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の頭文字をとって「HSP(エイチ・エス・ピー)」と呼ばれています。
本章ではHSPの特徴を解説しますので、「自分はHSPかもしれない」と考えている人は参考にしてください。
HSPは以下のような特徴があります。
HSPは扁桃体の機能が過剰に働きやすいため、さまざまな刺激に強く反応し、不安や恐怖を感じやすいのが特徴です。
感受性が強く、音や匂いに敏感だったり、人の感情に影響されやすかったりすることも多くあります。
そのため、怒っている人や悲しんでいる人が周りにいると、影響を受けてつらい気持ちになることも少なくありません。
日常生活におけるさまざまな刺激に敏感なので、ストレスが溜まりやすく、生きづらさに悩む人もいます。
ただ一方で、人の感情を敏感に察知できることから、細やかな気遣いができ、相手の立場で物事を考えるのが得意な人が多いのも特徴です。
HSPはあくまでも先天的な気質であり、病気ではありません。
生まれ持った性格のようなもので、HSP傾向にある人は世界に約3人に1人ともいわれています。
しかし生きづらさに悩み、「カウンセリングを受けたほうがいいのかな」と疑問に思っている人もいるでしょう。
結論、HSP気質で生きづらさを感じ、つらい思いをしているならカウンセリングを検討してみましょう。
ただしHSPがカウンセリングを受けるのはデメリットもあるため、事前に注意点を把握しておきましょう。
本章ではHSPがカウンセリングを受けるメリット・デメリットを紹介します。
日常生活の生きづらさに悩んでいる人は、カウンセリングを検討してみてください。
HSPがカウンセリングを受けるメリットは以下の通りです。
HSPという言葉の認知度が高まっている近年は、HSPを専門とするカウンセラーが増えています。
実際、SNSなどで「HSP専門カウンセラー」「HSPカウンセリング」といった言葉を見かけたことがある人もいるかもしれません。
カウンセリングで、専門家の意見をもとに、HSPについて正しい知識を持てるでしょう。
また、自分が悩んでいる生きづらさの正体に気づいたり、カウンセラーと一緒に解決策を考えたりすることもできます。
HSPがカウンセリングを受けるときは、以下のようなデメリットもあります。
カウンセラーといっても人間であるため、相性が悪いケースもゼロではありません。
自分に合わないカウンセラーに当たると、自分の気持ちを素直に話せず、カウンセリングの効果が期待できない可能性があります。
また、人と話すのが苦手な人は、対面のカウンセリングだと緊張してしまうかもしれません。
HSP気質を持つ人は、常に相手の顔色を伺ったり、必要以上に気を遣ったりすることも多いでしょう。
HSPについて相談するためにカウンセリングを受けたのに、かえって疲れてしまうということもあるかもしれません。
HSPがカウンセリングを受けるのはメリットが大きい一方、デメリットもあります。
対面では緊張する、気を遣うなどHSPの気質を考慮すると、対面ではなくオンラインのカウンセリングがおすすめです。
その理由は以下の通りです。
本章ではHSPにオンラインカウンセリングがおすすめな理由を具体的に紹介します。
カウンセリングを受けるか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
オンラインカウンセリングは、対面と異なり場所の指定が特にありません。
そのため、自宅など自分が落ち着ける環境で、好きな時間に受けられるのがメリットです。
自分の好きな時間や場所で落ち着いて話したい人は、オンラインカウンセリングがおすすめです。
オンラインカウンセリングはビデオ通話以外にも、メッセージ、チャット方式が選べる場合もあります。
メッセージやチャット方式のオンラインカウンセリングであれば、話すのが苦手な人でも、文章で自分の気持ちを伝えられるでしょう。
HSPで人と関わるのが苦手な場合、対面のカウンセリングはストレスになることもあります。
初対面の人と顔を合わせて話すのが得意ではない人は、メッセージ・チャット方式のオンラインカウンセリングを検討してみましょう。
HSPとオンラインカウンセリングは相性が良く、リラックスして話しやすいのがメリットです。
HSPは人混みが苦手な人が多く、カウンセリングルームや施設までの移動だけで疲れてしまう人もいるでしょう。
オンラインカウンセリングであれば自分の家にいながら受けることが可能で、移動によるストレスや疲労もありません。
外出が苦手な人や、慣れない場所だと緊張してしまいそうな人は、オンラインカウンセリングがおすすめです。
HSPは気質なので、病院に行って医師から診断されることはありません。
そのためネットや書籍などの情報だけで「自分はHSPかもしれない」と考える人も多いでしょう。
とはいえ、会社や家族などの対人関係の中で辛さを感じているとしたら、それはHSPが問題とは限らないかもしれません。
たとえば、「対人関係での不安」が強い場合は、不安障害やうつ病などの影響も考えられます。
精神疾患名 | 原因 | HSPと類似している症状 | HSPとの違い |
うつ病 | 環境の変化などによる、精神的・身体的ストレスから発症しやすい。 | 気分の落ち込み、疲れやすさなど。 | 発症後に性格や思考がネガティブになるなどの変化が見られる。
不眠、食欲不振。趣味などの好きなことに集中できなくなる等。 |
不安神経症(不安障害) | 強いストレスや不安を感じる環境に継続的にいる等。 | 日常生活に支障をきたすレベルの強い不安や恐怖を感じる。
些細なことにも敏感に反応し、ストレスを感じる。 |
周りの環境に影響を受けてしまうという点は似ているようにみえますが、不安障害は、社交等の特定の場面において、過度な緊張が生まれる障害です。本質的にHSPとは異なります。また、不眠や怒りっぽくなるなどの症状にも違いがあります。 |
つらい症状があっても「HSPだから……」と、病院に行かず我慢していた結果、実は精神疾患だったということもあります。
診断や治療が遅れると悪化する可能性もあるため、つらいときは心療内科や精神科に相談することも検討しましょう。
HSPは生まれつき繊細で敏感な気質を持った人を指す言葉です。
もしHSPで生きづらさを感じているなら、カウンセリングを通して自分を客観視し、専門家からアドバイスをもらうのがおすすめです。
初対面のカウンセラーと直接話すのが不安な人は、オンラインカウンセリングを検討してみましょう。
オンラインカウンセリングは自分の好きな場所でリラックスしながら受けられるのがメリットです。
cotreeのオンラインカウンセリングでは、ビデオ・電話の「話す」方式と、テキストメッセージの「書く」方式が選択できます。
HSPのひとを得意とするカウンセラーも在籍しているので、気になる人はぜひ専用フォームから予約してみてください。
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