カウンセリングは受けるべきか?必要な人・注意点を現役医師が解説

更新日 2024年09月17日 | カテゴリ: カウンセリング

周りに悩みを相談できる人がおらず、カウンセリングを受けるべきか悩んでいませんか。
しかし「自分なんかがカウンセリングを受けてもいいのかな」と、不安に思ってしまうこともありますよね。

カウンセリングは健康状態や悩みの程度に関係なく誰でも受けられるものです。
特に一人で不安を抱えている人や、今の自分の状況を変えたいと思っている人は、カウンセリングの効果が高いでしょう。

本記事ではカウンセリングを受けるべき人の特徴を解説します。
カウンセリング時の注意点にも触れていますので、カウンセリングを受けるべきか迷っている人はぜひ最後までご覧ください。

1. カウンセリングは誰でも気軽に受けられる

カウンセリングとは、直訳すると「相談」「助言」を意味する言葉です。

悩みや問題を抱えている人が、医師や心理士との対話を通じて自らの気持ちや考えを整理し、解決への道筋を見つける行為を指します。

カウンセリングを受けるきっかけは「トラウマを乗り越えたい」「人間関係の悩みを解決したい」など、人それぞれ異なります。

1-1. カウンセリングの効果は心の整理ができること

「カウンセリングは家族や友人に話すのと何が違うの?」「本当に効果はある?」と疑問に思う人も多いでしょう。

カウンセリングの効果は主に以下の3つです。

  • 自分のなかで、ごちゃごちゃしていたものが整理され楽になる
  • 心理学的な視点から自分にあうアドバイスをしてもらえる
  • 問題解決能力を身につけることができる

カウンセリングでは医師や心理士が相談者の話に共感し、肯定してくれます。
否定されることなく受け止めてもらえるため、安心して話すことができるでしょう。

心のモヤモヤを整理し、悩みや問題を客観視できるのもカウンセリングの効果です。

また、医師や心理士から専門的な目線で助言してもらうことで、自力で問題解決を目指す力も身につけられるでしょう。

1-2. 実際にカウンセリングを受けた人の口コミ

実際にカウンセリングを受けた人の感想や口コミは以下の通りです。

今日初めてオンラインでカウンセリングを受けてみた☺️ 悩んでたこととか自分の性格とか、どう変えていくか残していくか、色々整理ができてすごく安心した。 びっくりするほど相性バッチリなカウンセラーさんと出会えて本当に良かった。 毎週受けて、少しずつ自分を変えていこう〜
X(旧Twitter)より引用

心療内科の診察だけだとどうにも悩み事がなんなのかモワモワしすぎて明確化するのが難しかったからカウンセリング受けてみた すっごいちゃんと話せたと思うし帰ってきた今でも悩みをメモれるくらいになった 受けて本当に良かった、心理士の先生マジありがとう
X(旧Twitter)より引用

心理士の方のカウンセリングを受けて私が一番良かったと思ったのは、話を聞くだけでなく、今の私の状態をふまえて、きちんと今後の方針を提示してくれたこと。 とてもシンプルだったけど、今の私にとっては必要なことだと思ったし、先が見えない感覚もなくなった。これが一番有り難かった。
X(旧Twitter)より引用

今日オンラインカウンセリング受けたんやけど、半年前とかに受けたカウンセラーより随分良かった🙆‍♀️ こんな大変な仕事して日本とは環境が違うところで生活してて、メンタル崩れる条件が揃ってしまってるから自分が弱いとか思わないでって言われて泣きそうになった。 自分を認めるところから始める!
X(旧Twitter)より引用

昨日はメンタル大崩壊して涙が止まらなくて、ここ数年でいちばんのネガティヴ発動してた。 布団から動けなくて。このままじゃやばい、と思ってオンラインカウンセリングに申し込んで泣きながら話した。 ちょっとスッキリした。人に話すの大事だ。私は、人と話さないとだめだ。
X(旧Twitter)より引用

口コミには「自分の悩みを整理できた」「前向きになれた」といった声が多く見られました。

一人で悩みを抱えている人や、自分の考えが見えなくなってしまった人は、ぜひカウンセリングを受けてみましょう。

2. カウンセリングを受けるべき人の特徴2選

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カウンセリングに対してマイナスなイメージを持つ人も多くいます。
「私なんかがカウンセリングを受けてもいいのかな?」と悩んでしまうかもしれません。

カウンセリングは誰でも気軽に受けられるものですが、本章では特にカウンセリングを受けるのがおすすめな人の特徴を紹介します。

2-1. 一人で不安・悩みを抱えている人

自分の不安や悩みを誰にも話せずにいる人は、ぜひカウンセリングを利用してみましょう。

一人で抱え込んでいると主観的になってしまい、問題解決の糸口が見つかりにくいことも少なくありません。

カウンセリングでは、心理学的知識や技術を持つ医師や心理士に問題解決のサポートをしてもらえます。

不安や悩みを一つずつ整理しながら話し、専門家から客観的な意見を聞くことで、悩みが解決に向かうこともあるでしょう。

2-2. 「問題を解決したい」「自分を変えたい」と思っている人

「今のままではダメだ」「現状を良い方向に変えたい」と思っている人は、カウンセリングを受けるのがおすすめです。

カウンセラーは心理学的視点や技法を用いて、あなたが抱える問題の解決につながるアドバイスをしてくれるでしょう。

カウンセリングでの対話を通じて、今後とるべき行動の方針や、新しい視点・考え方も示してもらえるはずです。

現状に変化が欲しい人や、問題を解決して前に進みたいと考えている人は、カウンセリングを受けることを検討してみましょう。

3. カウンセリングを受けるときの4つの注意点

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実際にカウンセリングを受けるときの注意点は以下の4つです。

  • 精神科等を受診している人はカウンセリング前に相談する
  • 受け身になりすぎない
  • 相性の良いカウンセラーを選ぶ
  • 自分に合ったカウンセリング方法を選ぶ

効果を高めるためにも、これらの注意点を踏まえてカウンセリングを受けましょう。

3-1. 精神科等を受診している人はカウンセリング前に相談する

カウンセリングは基本的に誰でも受けられます。

ただし精神科等を受診している場合は、カウンセリングを受ける前に主治医に相談しましょう。
病状次第では、カウンセリングの効果が出にくい場合があるからです。

また、カウンセリングを受けるとかえって精神的に負担がかかり、病状が悪化してしまうケースもあります。
服薬の有無や通院の頻度にかかわらず、臨床心理士・公認心理師のカウンセリングを受けるときは主治医の許可が必要です。

3-2. 受け身になりすぎない

カウンセリングを受けるとき、相談者は受け身になるのではなく、協力的になることが大切です。

カウンセリングはカウンセラーの力だけで成り立つものではありません。
相談者が「自分を変えたい」「問題を解決したい」と主体的になれば、新しい視点や気づきが生まれやすくなるでしょう。

「とりあえず受ければいいや」と受け身になってしまうと、カウンセリングの効果が半減する可能性があります。

カウンセリングを通して自己理解を深め、問題解決能力を手に入れるためには、相談者の協力も不可欠です。

相性の良いカウンセラーを選ぶ

カウンセリングを受けるときは、相性の良いカウンセラーを選びましょう。

効果的なカウンセリングを行うには、相談者とカウンセラーの信頼関係が重要です。
カウンセラーとの相性が悪いと、安心して話ができず、かえってストレスが溜まってしまう可能性もあります。

cotree所属のカウンセラーは、以下のような資格を保有しており、得意分野も多岐に渡ります。

  • 臨床心理士
  • 公認心理師
  • 精神保健福祉士
  • 産業カウンセラー
  • 臨床発達心理士
  • キャリアコンサルタント

ホームページ上にはカウンセラーのプロフィールを顔写真付きで紹介しているので、自分に合いそうなカウンセラーを探してみましょう。

また、cotreeの「マッチング診断」では、自分の性格や悩みに合ったカウンセラーをチェックできます。

相性の良いカウンセラーが分からず悩んでいる人は、ぜひ利用してみてください。

3-3. 自分に合ったカウンセリング方法を選ぶ

カウンセラーだけではなく、カウンセリング方法も自分に合ったものを選びましょう。

従来は対面で行うのが一般的でしたが、近年はウェブやテキストなど非対面でもカウンセリングを受けられます。

「外出や移動が難しい」「人と直接会うのが苦手」といった人は、Zoomなどのオンラインカウンセリングを利用するのがおすすめです。
また相手の顔が見えると緊張して話せなくなってしまう場合は、テキストによるカウンセリングが向いているでしょう。

カウンセリングは複数回行うことで効果が得られるケースが多くあります。
無理なく継続するためにも、自分自身に合うカウンセリング方法を選びましょう。

4. カウンセリングを受けるべきか迷う3つの理由

「悩みはあるけれど、こんなことでカウンセリングを受けてもいいの?」と悩んでいる人もいるでしょう。
「カウンセリングは精神疾患者や心が弱い人が受けるものだ」というイメージがあると、躊躇してしまいますよね。

カウンセリングは誰でも気軽に受けられるものであり、海外では、メンタルをいい状態に保つための方法として一般的です。

本章では、カウンセリングを受けるべきか迷う時に生じる考えについて解説します。
カウンセリングに抵抗がある人は、ぜひ本章を参考に自分の気持ちを見直してみましょう。

4-1. 否定されるかもしれない不安

カウンセリングを受けるべきか悩んでいる人には、自分の気持ちをカウンセラーに否定されるのではないか、と不安を抱いている人がいます。
カウンセラーにどう思われるかを気にして、カウンセリングに踏み切れない人も多くいます。

カウンセラーの役割はあなたの話を理解し、サポートすることです。
あなたの話した内容や考え方を否定することは一切ないため、安心してカウンセリングに臨みましょう。

どうしても不安が消えない場合は、カウンセリング時にその気持ちを正直に伝えた上で、無理のない範囲で自分の悩みを話してみましょう。

4-2. 病気だと言われるかもしれない

「カウンセリングを受けたら、病気だと診断されてしまうのではないか」と考える人もいるでしょう。

カウンセリングでは病気の診断はできません。あくまで、悩みの原因を整理したり助言してもらったりする時間です。

あなたが希望する場合は心理検査等を行うこともあります。
その内容はあくまで、カウンセリングを受けた人がより前向きに生きやすくなるために使うので、病気の診断に直結するものではありません。

カウンセリングの場で一方的に病気の診断を行うことはないため、安心して自分の悩みをありのままに話してみましょう。

4-3. 家族や友人に変な目で見られるかもしれない不安

「カウンセラーに話した内容を家族に知られるのでは?」「カウンセリングを受けたことがバレたら恥ずかしい」と不安になる人もいるかもしれません。

カウンセリングで話した内容の守秘義務については、公認心理師法第41条で以下のとおり定められています。

第四十一条 公認心理師は、正当な理由がなく、その業務に関して知り得た人の秘密を漏らしてはならない。公認心理師でなくなった後においても、同様とする。
厚生労働省|公認心理師法より引用

よって、カウンセリングを利用した履歴や話した内容は、本人の同意なく第三者に知られることはありません。

また、カウンセリングを受けていることを無理に家族や友人に伝える必要もないため、安心して受けてみましょう。

心の問題は目に見えないため、周囲に理解されない場合もあるかもしれません。
しかし、カウンセリングを受けることは自分の考えを整理し、前向きに生きるために必要な手段です。

どうしても「家族や友人に理解してもらえないかも……」と考えてしまう場合は、カウンセリングでその気持ちを打ち明けてみましょう。
家族や友人の目が気になる理由や、自分の正直な気持ちを明確にできれば、不安が和らぐ可能性もあります。


まとめ|一人で悩んでいるならカウンセリングを受けよう

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カウンセリングに対してマイナスなイメージを持つ人や、抵抗がある人も多いかもしれません。

カウンセリングは健康状態や悩みの程度にかかわらず、誰でも気軽に受けられるものです。
特に、一人で不安・悩みを抱えている人や「問題を解決したい」「自分を変えたい」と思っている人は、ぜひ前向きに検討してみてください。
ただし精神科等を受診している場合は、カウンセリングを受ける前に必ず主治医に相談しましょう。

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