更新日 2023年05月18日 | カテゴリ: 自分を変えたい
「人を信じられなくてつらい」「人間不信は治せるの?」と悩んでいませんか。
過去の裏切られた経験や人間関係の失敗を思い出してしまい、苦しんでいる人も多いかもしれません。
人間不信の克服を目指すなら、原因を理解し、環境や考え方を変えることが大切です。
一人で克服が難しいなら、カウンセリングなど専門家に相談する方法も有効です。
本記事では人間不信になる原因や克服方法を紹介します。
人間不信に陥っている人の特徴にも触れているので、人を信じられず悩んでいる人はぜひ最後までご覧ください。
人間不信に陥る原因は人それぞれですが、主に以下4つの原因が考えられます。
人間不信は、過去に人から深く傷つけられた経験だけでなく、精神疾患が原因になることもあります。
まずは人間不信になる原因について詳しくみていきましょう。
人から裏切られたり、騙されたりした経験が原因で人間不信になるケースは多くあります。
特に、親密にしていた人や信じていた友人や恋人からの裏切りは、心が大きく傷つきトラウマになりやすいです。
また、身近な人だけでなく、詐欺師など全くの他人から騙され被害にあった経験も、人間不信につながる可能性があります。
信頼が大きければ大きいほど、裏切られたり騙されたりしたときの傷は深くなりがちです。
「あんなに信じていたのに」「信頼関係があると思っていたのに」と落ち込んでしまいます。
その結果、再び傷つくことを恐れて人間不信に陥ってしまう人もいます。
人間関係に悩んだ経験や失敗も、人間不信の原因になります。
例えば「友人と考え方が合わず揉めてしまった」「大好きだった恋人に振られた」など、友人や恋人関係などのトラブルがあげられます。
深く傷ついた経験や失敗から、「人と親しくなることが怖い」と感じ、人間不信に陥ってしまう人もいるでしょう。
人間不信は、過去のいじめや虐待のトラウマも原因になり得ます。
いじめられたり虐待されたりした経験がトラウマで、人を信じられなくなることがあります。
自覚がなくても、無意識に人を疑ったり信用できなかったりする場合は、過去のトラウマが原因かもしれません。
うつ病などの精神疾患が原因で、人間不信になるケースもあります。
人間不信のような症状が出る主な精神疾患は以下の通りです。
特徴 | 症状 | |
社交不安障害 | 人前で注目が集まる状況や恥をかくことに、極度の不安や恐怖を感じる |
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妄想性パーソナリティ障害 | 人の動機を敵意や有害性のあるものと考え、人に対して根拠のない疑いを抱いてしまう |
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複雑性PTSD | 暴力・いじめ・虐待などの恐怖を、長期的に繰り返し経験することで発症 |
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このような精神疾患になっている場合、人間不信のような状態以外にもさまざまな症状が現れることも多くあります。
放置すると悪化し、寛解までに時間がかかることもあるため、早めに精神科・心療内科に相談しましょう。
人間不信になっている人の特徴は、主に以下の3つです。
「自分は人間不信かもしれない」と不安に感じている人は、自分の状態が本章の内容に当てはまるかチェックしてみてください。
人間不信に陥ると、相手を試すような行為や行動を取ることが増えます。
過去に人から裏切られて傷ついた経験がトラウマになり、人間不信になる人も少なくありません。
そのため「本当は自分のことが嫌いなのでは?」「また裏切られるかもしれない」と疑心暗鬼になってしまいます。
そのため、あえて自分の気持ちに反する言動や行動を取り、相手の反応を試してしまうのです。
わざと相手を困らせて、自分への愛情を確認しようとすることもあるでしょう。
人間不信になると、人との深い関わりを避けることもあるでしょう。
親密になるほど裏切られたときのショックが大きいため。「傷つくくらいなら最初から関わりたくない」と思うようになります。
人間不信に陥ると、仕事やプライベートに関係なく表面的な付き合いしかせず、交流の場を避けがちになるでしょう。
また、人間不信になると恋愛にも消極的になる傾向があります。
過去の恋愛で傷ついた経験があると「もうあんな思いはしたくない」という気持ちが強くなり、次の恋愛に踏み出せなくなります。
好意を寄せられても「どうせ浮気したり自分を傷つけたりするのでは?」と拒絶してしまうこともあるでしょう。
積極的に恋愛を楽しめず、今後も一人で生きることを選ぶ人も少なくありません。
人間不信になると、自分の感情を表に出せなくなる人もいます。
過去に人間関係で傷ついた経験があると、人と関わることに恐怖を感じるかもしれません。
疑り深く、他人とのコミュニケーションを避けた結果、感情を表に出せなくなってしまうこともあります。
また、人を信じられず拒絶する気持ちが強い場合、自分の感情を隠すことも増えるでしょう。
その結果人前での表情が固くなり、周囲から近寄りがたい人だと思われているケースも多くあります。
人を疑ったり、コミュニケーションを避け続けたりすることは楽ではなく、心を消耗してしまうものです。
「なんとか人を信じられるようになりたい」と考えている人も多いかもしれません。
人間不信の克服を目指す方法は、以下の4つです。
人間不信に悩んでいる人は、本章を参考に、できそうなことから試してみてください。
まずは人間不信になったきっかけは何か考え、自分の性格や過去の出来事と向き合ってみましょう。
人間不信になった原因やきっかけを正しく理解できれば、今後の考え方やとるべき行動が見えてくることもあります。
例えば過去に裏切られた経験が人間不信につながっている場合、その時の状況や自分の気持ち、自分が今置かれている環境などを考えてみてください。
当時のことを思い出すのは苦しく、避けてしまう人もいるでしょう。
ただ、当時から比べて変わったことや、裏切られた経験で学んだことなど、さまざまな視点で過去と向き合うことで、心の整理ができるかもしれません。
過去に傷ついた経験を整理できれば「もう一度人を信じてみようかな」と切り替えられる人もいるはずです。
人に期待しすぎないことは、人間不信の克服方法として有効です。
相手が期待通りの反応をしてくれず、ショックを受けたり傷ついたりしてしまった経験がある人も多いのではないでしょうか。
人にはそれぞれ個人の意思があり、自分の思い通りには動いてくれないものです。
余計に傷つかないためにも、最初から相手に理想を押し付けず、フラットな気持ちでいることを意識してみましょう。
「この人はやっておいてくれるだろう」「きっと自分を助けてくれるだろう」などの過度な期待をしないことが大切です。
SNSには、実際に人に期待しすぎないことを意識した結果、人間不信を克服した人の投稿がありました。
ほどよい距離感を保ち、傷つくリスクを減らせば、少しずつ人と関わることができるかもしれません。
環境を変えるのも、人間不信を克服する効果的な方法です。
自分が身を置く環境を変えれば、周囲の人間関係も大きく変わるでしょう。
人間不信のきっかけになった環境や状況を抜け出して心機一転すると、トラウマも克服できる可能性があります。
例えば今いる学校で人間関係が上手くいかず悩んでいるなら、離れた場所へ進学や就職するのも良いでしょう。
SNSには、環境を大きく変えて人間不信を克服した人の体験談が投稿されていました。
自分の性格や考え方を変えずとも、環境を変えるだけで人間関係が良好になるケースもあります。
人間不信に悩んでいる人は、思い切って今いる環境を変えてみましょう。
深刻な人間不信に悩んでいる場合は、専門知識のある人へ相談する選択肢もあります。
日常に支障が出るほどの症状が出ている場合は、一度精神科・心療内科の受診も検討してください。
また、医師や公認心理師によるカウンセリングも有効です。
実際SNSにも、カウンセリングによって人間不信を克服したという体験談が投稿されています。
近年は、ZOOMやチャットを活用したオンラインカウンセリングも増えています。
対面でのカウンセリングに抵抗がある人はぜひ利用してみてください。
人間不信は、人間関係で悩んだり傷ついた経験やトラウマが原因であるケースが多くみられます。
人間不信の克服を目指したい人は、以下の方法を試してみてください。
人を信じられず一人で悩んでいるときは、オンラインカウンセリングで専門家に相談することも有効です。
cotreeでは、ビデオ・電話による「話す」カウンセリングと、メッセージによる「書く」カウンセリングの2つを用意しています。
人間不信の悩みや自分の正直な気持ちをカウンセラーに話すことで、解決につながるかもしれません。
一人で人間不信を克服するのは難しいと悩んでいる人は、ぜひcotreeのオンラインカウンセリングを利用してみてください。
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