更新日 2024年08月25日 | カテゴリ: 恋人との関係・夫婦関係
恋人や夫婦等、カップルの間では様々な「記念日」や「イベント」がありますね。
お互いの誕生日や、結婚記念日等が代表的なものです。
適切に行われる「記念イベント」は、心理学的に見てもカップルの間を良好に保ち、その関係性を長続きさせることができると考えられています。
ここでは「イベント」のカップルへの心理効果や、男女の記念日に対する意識の違い、パートナーに対する注意点等を紹介していきます。
心理学では、「恋愛」は親密性・情熱・責任という3つの要素が交じり合ったものと考えられています。
このうち、恋愛初期には「情熱」が大きなパーセンテージを占めますが、徐々に「情熱」の度合いは落ち着きを見せ、「親密性」「責任」の度合いが増してゆくのです。
ちなみに「情熱」が失われた状態では、パートナーは恋人・配偶者というより「友人・仕事仲間」と言った感覚になってしまいます。
どんなにパートナーが魅力的でも、人はその「魅力」に慣れやすいもの。どんなに美味しい食事でも、毎日同じものを食べていたら感動は薄れていきますよね。
さて、「イベント」という日常とは異なる場のことを、古来の日本では「ハレの場」と読んでいました。
このような場では、人間は普段とは違う装いをしたり、「特別な愛情」をパートナーに対して示しやすくなります。この「特別な状態」が相手を異性と再認識させ、「情熱」のパーセンテージを再度増やすことに繋がると考えられているのです。
イベントに対しては性差によって捉え方が異なる傾向にあり、この「ズレ」が思いもよらぬトラブルを産むことも。
女性の場合は自分の恋愛心理に対して意識的で、例えば過去のイベントを境に好意が増したこと等を明確に記憶する傾向があります。
また愛情に「目に見える形」を望む傾向もあり、これが「女性はイベント好き」とされる一因ともなっているようです。
対して、男性の恋愛心理は大きな区切りを持たず、常に直線上、もしくはなだらかな曲線を描いています。そのため記念日と言った「区切り」にピンと来ない人が多いのです。
反面、「特別な状態」と「日常」の差を大きく付けたがる男性は、一度「イベントをやる」となると勢い込む傾向も持っています。
「サプライズ」を好むのも男性の傾向ですが、必ずしも「女性の要望に応えたもの」ではないことも多いようです。
男性パートナーがイベントに対して積極的で無い、また、イベントを忘れるという悩みを持つ女性も多い様子。
これには「イベントを重視しない」という男性の心理傾向のみならず、過去の経験がイベントを「楽しいもの」と認識しづらくさせている点も大きいと考えられています。
例えばプレゼント選びを失敗した、女性パートナーの好みに全て合わせる必要がある等、「失敗」や「ストレス」を感じた経験があると、「イベント」を深層心理で嫌い、打ち消そうとするのです。
人間心理には嫌いなものを忘れ、避けようとする働きがあります。
反対に楽しみなことであれば、何度も考え、思い出すことを喜びとするのです。
イベントに対し「自分が楽しい」だけでなく、「男性パートナーが楽しめるか」ということを考え、出かける先やイベントでの食事内容等に男性側も「楽しみだ」と思える点を作るようにしてみましょう。
「過程」よりも「結果」を出したがる男性心理では、一度「イベントを行おう」と考えると、当日までパートナーに内容を隠す傾向があります。
しかし女性は「過程を含めた工程全てを楽しむ」という傾向があるのです。
例えば1か月後のイベント予定を女性パートナーに早めに教えることは良い影響を与えます。その日に何を着ていくか、何を食べるかと悩み、予定を立てることが女性のひとつの「喜び」となることを意識しましょう。
また男性はパートナーの「情報」を女性に比べて得ていないという傾向もあります。
例えばパートナーの「花」「色」等の好みを正確に把握できていますか?
「女性ならこうすれば喜ぶ」と類型的に捉えず、個人の好みを尊重してみましょう。
「サプライズ計画」にこだわらず、相手の欲しいものを正直に尋ねることもひとつの手です。
最近ではクリスマスのほかバレンタインデー等、「カップルの間で行うべき」とされる商業的なイベントが増え、食傷気味になっている人も居るかもしれません。
適切に行われるイベントは「良い効果」をカップルにもたらしますが、例えば1ヶ月に1回はイベント…というのは少々難しいですよね。
商業的なイベントを含め、全てのイベントを行わなくてはいけないわけではありません。お互いに話し合い、自分たちが納得できるペースで「記念日」を楽しめるようにしてみましょう。
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