更新日 2024年08月21日 | カテゴリ: キャリア・人生・仕事の悩み
就職氷河期と呼ばれるこの時代、なかなか企業から内定がもらえず失敗や行き詰まりを繰り返し経験する事で心のストレスが募り、『うつ状態』になってしまい、最悪の場合『うつ病』を発症してしまうことがあります。
この状態を『就活うつ』といいます。
また、就活うつは就職活動の長期化や激化によって起こり得る可能性が高いです。今や就活している人の7人に1人が『就活うつ』で苦しんでいると言われ、社会問題となっています。
このコラムでは『就活うつ』になりやすい人の特徴と、それを回避する心構えを紹介したいと思います。
まず就活うつになりやすい人の特徴を見てみましょう。
何事に対しても真面目な人は、物事すべてを真剣に考えてしまいます。それは悪い事では無いのですが時に考えすぎてしまい、どんどんネガティブになっていくことがあります。
責任感が強い人は就職が上手く行かなかった事をプレッシャーに感じ、『早く内定をもらわなければ』と自分を責めてしまいます。
熱心な人は、今まで何をするにも熱心に取り組んできたため学業の成績も優秀でした。
しかし企業は学校では無いので一筋縄ではいきません。そのギャップに耐え切れないことがあります。
面接は自分を魅せられる一番のステージです。
そこで自分の意見がハッキリと言えず、面接官との会話が上手く出来ない場合、『なんであの時ああ言えなかったんだろう』など自己嫌悪に陥ってしまうことがあります。
これらが『就活うつ』になってしまう人の中で多く見られる特徴です。どれも長所にもなる特徴ですよね。
ひとつでも当てはまっていたり、実際に悪循環にハマってしまっていたりしている人は注意しましょう。
ではどのように就活したら『就活うつ』を回避できるのか?その心構えを紹介したいと思います。
『早く就職先を見つけなければ』『少しでも良い会社に』などと自分で自分を精神的に圧迫していませんか?
向上心が高いのはとても良い事ですが、それ故に自分を追い詰めた挙句『就活うつ』になってしまったら本末転倒ですよね。
少し肩の力を抜いて、一度態勢を整えましょう。若い方ならまだまだ時間は十二分にあります。『落ちてしまったものは仕方ない』と開き直る事も時には必要だと思います。
就職難なこの社会で、自分だけが内定をもらえていない、というわけではありません。つまり、あなたの仲間は周りにたくさん居るのです。
『自分は出来ない人間なんだ』と思う前に、少し周りに目を向けてみてください。悩んでいるのは自分だけではないという事がわかると思います。
人は気持ちを共有する事でお互いの悩みが軽くなると言われています。同じ様な悩みを持つ人がいるという意識は、あなたの気持ちを軽くしてくれるはずです。
就職=人生 と考えている人は多いと思います。
確かにサラリーマンとして働くのは安全な選択肢と言われてきましたが、時代は変わっていますし、サラリーマン以外でも収入を得ている人は世の中にたくさんいますよね。つまり、サラリーマンとして就職=人生 ではないのです。
『失敗しても他に方法はいくらでもある』と思い、前向きに考えてみてはいかがでしょうか。
『就活うつ』になってしまう原因として、『親にプレッシャーをかけられている』という言葉をよく耳にします。
両親の些細な一言、例えば『面接は上手くできた?』やひどい場合には『行ってらっしゃい』と何ら悪気のない一言が大きなプレッシャーと感じてしまっていませんか?
聞かないで欲しい、十分に頑張っているのだから触れないで欲しい。そう思うのは決して悪い事ではありません。
『両親は悪意を持って言っているわけじゃない。むしろ心配して言ってくれている。だから言わないで、と言ってしまうと傷つけてしまうかもしれない』そう思っているあなたはとても優しい人です。
ですが、今一番苦しんでいるのはあなたなのです。もしこの様な状況にあなたが置かれているのだとしたら、一度両親に話してみる事をオススメします。
これが原因で『就活うつ』になってしまったら逆に親は傷ついてしまいますよね。
親のことを大切にするのであれば、まずは自分自身が健やかな状態であることが第一なのです。
あなたのためにも、ご両親のためにも一度よく話し合い、自分がどうしたいのか、両親にどうして欲しいか伝えることが重要です。
『こうあらねばならない』『こうあらねばならないと親が思っているはずである』という思い込みから抜け出すことが、就活うつになることなく、自分らしい生き方を探すための第一歩になるはずです。
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