更新日 2024年08月25日 | カテゴリ: 自分を変えたい
新しいことや知らないことに挑戦をする好奇心や行動力は、人間が成長をする上でとても大切なもの。 しかし最近では「失敗したら怖いから、無難な方を選んでおこう」「笑われたら嫌だし、行動するのは止めておこう」と、人生の様々な場で消極的な態度を取ってしまうという人が増えているようです。 特に日本の文化では「恥」という意識が強く、「人から笑われたくない、失敗したくない」という気持ちが様々な場面で行動にブレーキをかけてしまっていると考えられています。
ここでは「もっと積極的になりたい」と思いつつ、最初の一歩が踏み出せないという人のために、今日からできる3つのステップをご紹介していきましょう。
新しいことに挑戦するときには失敗は付き物。 なにひとつ失敗をせずに何かを習得していく人は居ないのです。 しかし最近ではインターネット等で事前情報が仕入れられる分「危険回避」をすることが簡単になってしまっています。 そのため余計に「失敗をしたら恥だ」という意識が強くなってしまうのですね。
まずは「小さな失敗」に慣れるところから始めてみましょう。 集団行動や誰かと一緒の行動では、「失敗をしたら迷惑になるかも」という気遣いが行動を無難なものへと切り替えてしまうことがあります。 ですから最初の失敗に慣れる計画としては「自分一人だけ」の行動を開始してみるのがおすすめです。
例えば料理に挑戦してみる、一人旅に出てみる、旅行ほどではなくても知らない場所に行ってみるなど、自分一人だけで始められる「新しい分野の開拓」はいくらでもありますね。 あまり事前情報を仕入れようと躍起にならず、「失敗したらそれでも良い」という気楽な気持ちで始めてみましょう。
新しい計画をスタートする時には「B案(代替案)」を考えておくのも一つの手。 例えば「料理に挑戦してみる」とオムレツにチャレンジしてみたとしましょう。 ここでのA案は「オムレツ」です。 もちろん初めての挑戦ですから、料理本のとおりにうまくいかなかった…ということもありますよね。 そんな時には「うまくいかなかったら、スクランブルエッグにしてしまえばいい」という「B案」を用意しておくのです。
「最初の予定どおり(A案:オムレツ)にはならなかったけれど、スクランブルエッグ(B案)もそれはそれで美味しかった」と感じられれば、脳にはそれが「成功体験(アハ体験)」として記憶されます。
B案が考えられるケースは様々ありますね。 例えば「出かけるけれど、雨が降ったら家に帰ってきて借りてきたDVDを楽しもう」とか、「行きたいお店が休みかもしれないから、もう一つ別のお店を考えておこう」等、予定の組み方も変わってくることでしょう。 いずれにしても大切なのは「完全な成功ではなくても良い」という経験が増えること。
B案での成功体験が増えるうちに、「突発的なアクシデント」が起こっても「きっと成功に変えられる代わりがある」とかんがえられるようになっていくのです。
自分の失敗を強く嫌う人に共通して見られる傾向が、「他人の失敗に厳しい」というもの。 人の失敗を笑ったり、嘲ったりすればするほど、「自分も失敗したら周囲に笑われるのだろう」という恐怖心が強くなってしまうのです。
これは心理学では「投影」と呼ばれています。 例えば周囲に対して悪意を持って接している人は、「周囲の人から悪意を持たれている」と感じやすいのです。 単に目が合っただけなのに「笑われた、嘲られた」と感じたりもすることも。 自分の中にある悪意を周囲の人に「投影」して、「同じものがあるはずだ」と心の中で決めつけてしまっているのですね。反対に周囲に好意的に接している人の場合、「周囲も自分と同じように好意的なのだろう」と感じやすくなります。
他人の失敗を批判している時、人間は「自分の方が優れている」という優越感を得やすくなるもの。 そのため周囲を見下し、批判しているうちに、どんどん失敗を恐れる心が強くなり、様々な行動を起こせなくなってしまうというケースは少なくありません。
他人の失敗を見ても「失敗することは誰にでもある」という気持ちで接していけば、自分自身ものびのびと行動できるようになりますよ。
「トライ&エラー(挑戦と失敗)」という言葉があるように、人生は新たな挑戦と失敗の繰り返しで進んでいくもの。 「何一つ失敗をしない人生」とは、「何にも行動を起こさなかった人生」ということになってしまいます。 何も挑戦しなかった人生、それこそが最も大きな人生の失敗ということになりはしないでしょうか? 挑戦する心を忘れなければ、いくつになっても人生の可能性は拓けていきます。 日々を充実した楽しいものとするために、早速今日から「積極的な行動」へと変わるステップを始めてみましょう。
メッセージを添えてカウンセリング体験を贈ることができるサービスです。
悩んでいる友人や家族に心のギフトを贈りませんか?
オンラインカウンセリングを受けてみたいけど、どのカウンセラーを選べばいいか分からない...
そんな時には、マッチング診断!
性格タイプ、相談内容やご希望に沿って、あなたにピッタリのカウンセラーをご紹介します。
えらべる:2つのカウンセリング方法「話すカウンセリング」「書くカウンセリング」
みつかる:220名以上の経験豊富なカウンセラー
利用された方の多くが、カウンセリングの内容に満足、または継続したいとご回答されています。