更新日 2024年08月25日 | カテゴリ: 恋人との関係・夫婦関係
付き合い始めの頃は「好き」「愛してる」と言った言葉をささやきあう事が多い恋人同士でも、付き合いが長くなるにつれて「愛の言葉」が減ることはよくあるもの。 また結婚してから夫婦である時間が長くなるほど、「愛情表現」を怠ってしまうというのもよくあるケースです。
愛情表現を言葉や態度でハッキリとあらわす事に長けた欧米人に比べて、日本人は愛情表現を日常的に表現することはかなり苦手であると言われています。 そのため一時期の「恋愛が燃え上がる時代」が過ぎてしまうと、一気に愛情表現を行わなくなってしまうことが多いのです。
しかしカップルの関係を良好に保つためには「相手を大切にしている」という愛情表現を日々行うことはとても大切。 とは言え、「毎日『愛してる』って言うのは…」という人も多いことでしょう。 ここでは心理学的に見た日常的に用いることができる「愛情表現」の方法をご紹介していきます。
相手への好感や愛情を示すもっともカンタンでかつ有効な方法が「自分の喜びや楽しさ」を言葉にするというものです。 例えば食事をして「おいしい」というのでも良いですし、二人で出かけられて「楽しいね」と言うだけでも「あなたと一緒にいることで、自分は良い状態にある」というアピールをすることになります。
また「リラックスできる」「落ち着ける」というのも、人間にとってはポジティブな喜びをあらわす言葉のひとつです。 「家に帰ると落ち着く」であるとか、「家で食事をするとホッとする」というのも愛情表現の一部なのですね。
ここで大切なのは、それらのポジティブな言葉は「短くても、きちんと口に出す」ということ。<はじめのうちは緊張してしまってサラリということは難しいかもしれませんが、最初はぎこちなくても構いません。
なお、ポジティブな喜びを口にしやすいのはどちらかというと女性の方が多い傾向にあります。 女性から「楽しい」「おいしい」といいう言葉を出し、男性が「そうだね」と同意するというものでもOKです。「相手がポジティブな言葉を口にしてくれない」という時には、こちらから「これおいしいね」「楽しいね」と話を振ってみるのも良いでしょう。
喜びや楽しさをあらわす言葉と同時に、多用したいのが「ありがとう」という感謝の言葉です。 ほんの小さな行為に対しても感謝の言葉が向けられることで、パートナーは「ふだんの努力・苦労が報われた」という気持ちを持ちます。
ただ、日本人は「すいません」と言った「謝意」を表す言葉はすぐに口に出せるのですが「ありがとう」という「感謝」の言葉を口にだすのがやや苦手。 「ありがとう」という言葉を持ち出すのは、相手がとても大きなことを自分にしてくれた時に限られる…という認識がどこかに残っているのですね。
しかし本来、感謝の言葉をあらわす機会は日常生活の様々なところにあるもの。 例えば「そこにあるティッシュを取って」というような依頼をパートナーが受けてくれたら、この行為に対して「ありがとう」と言えばいいわけです。
また仕事で遅くなったのに電話をくれたらことに対しても「ありがとう」と言えますし、タオルやコップ等の「モノの受け渡し」の時にも「ありがとう」は言いやすいですね。
「この程度のことで」と思わず、相手の小さな行為にも気軽に感謝をするようにしてみましょう。 もちろん、相手が「とてもうれしい対応」をしてくれた時には、感謝の態度はいつも150%に上げてみることも大切です。
人間の気持ちは「視線」にもあらわれますし、相手を見る「長さ」にもあらわれます。 好意をもった人に対しては、人間は苦手な相手より5秒以上、場合によっては10秒以上も長く相手のことを見ているのです。
そのため「相手のことを長く見る」という行為は、相手に対しての愛情表現となります。 とは言え、日常生活の中でお互いのことをジーーーッと見つめ続けることはあまり無いですよね。
こんな時には、相手を見る時間を「3秒」だけ長くするようにしてみましょう。 食事をしている時や、相手と別れる時、相手と話をしている時などに目が合ったら、ゆっくりと3つ数える程度までパートナーの顔や目を見てみましょう。
まじまじと見つめることは無いですし、「顔を見なくては!」と力む必要もありません。 できれば穏やかで柔和な表情で相手のことを少し長く見られるのが理想的です。
付き合いが長くなるほど、パートナーへの愛情表現はおざなりなものになってしまいがち。 しかし、仲睦まじい関係を続けているカップルほど、小さな愛情表現をきちんと繰り返しているという調査結果も出ています。
自分が相手を愛し、相手に愛されているという確認を少しずつ行うことが、相手への愛情を保ち続ける秘訣となるのです。 「最近、相手にきちんと愛情表現をしていないかも」と思ったら、早速今日から「日常的な愛情表現」を始めてみてくださいね。
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