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「ぼっち飯」が怖いのは『ランチメイト症候群』?特徴・原因・対策を紹介します

更新日 2016年06月24日 |
カテゴリ: 人間関係を良くしたい
「ぼっち飯」が怖いのは『ランチメイト症候群』?特徴・原因・対策を紹介します

「ぼっち飯」とは、「ひとりぼっち」で食事をすることを指す用語。 2000年代に入ってから、この「ぼっち飯」を極端に恐れる若者が増加しています。 この傾向は10代の中高生(ティーンエイジャー層)にとどまらず、大学生、社会人にも見られているようです。

「ぼっち飯」をしている姿を見られることに対する恐怖、及びその恐怖感から来る回避行動は『ランチメイト症候群』と呼ばれることも。 ここでは『ランチメイト症候群』の特徴やその原因、そして対策についてご紹介していきましょう。

1. 『ランチメイト症候群』の特徴とは

ランチメイト症候群の症状は主に以下の2つに分かれます。

<<外出先での「食事」を他者に見られることを嫌う>>

学校や職場等でコミュニケーションを取れず、「食事を一緒に取る友だち」が作れないケースが第一です。 「ぼっち飯」を見られることを嫌い、極端な早食いを行ったり、学食・教室等での食事を回避しようとします。 図書館や屋上・非常階段等の「人の居ない場所」で食事を行おうとするあまり、トイレで食事を行う(便所飯)というケースも珍しくありません。

更に症状が重い場合、「一人で食事をし、それを人から見られるのが嫌だ」という強い強迫感から学校へ行けなくなったり、出社拒否の症状が現れることもあります。 学校の中途退学、退職の原因が『ランチメイト症候群』となることも増えているのです。

このタイプの場合、「ぼっち飯をしている自分には価値が無い」と自己承認力が著しく低い傾向が見られ、そのために「誰かを誘う」という行動を自分から起こせません。 食事以外にも対人コミュニケーションに対して総じて受け身な傾向が見られます。

<<「ランチメイト」の確保の為に無理をする>>

もう一方の『ランチメイト症候群』の症状が、「学校・職場で一人で居ること」を恐れるあまり、「常に集団行動を取っていなくては」という強制を自分に無意識に与えているケースです。 「ランチメイト」がいなくなっては困るため、集団の中で自分の主張や嗜好を発言することを極端に控えたり、SNS等でのコミュニケーションを脅迫的に頻繁に行います。 いわゆる「SNS疲れ(Facebook疲れ、LINE疲れ)」の原因のひとつともなっているようです。

またアルバイトや学校の課題、業務等よりも「一人にならないこと」を優先し、学生・社会人としての生活が成り立たなくなるケースも見られています。

2. 『ランチメイト症候群』の原因は?

『ランチメイト症候群』になる原因には様々なものが考えられていますが、大きく分けて以下の3つが主原因となりやすいと言われています。

・同調圧力の加害・被害の経験

同調圧力とは、暗黙のうちに多数側の集団の意見に合わせることが強制されている状態を指します。 日本では特に同調圧力(集団の強制力)が強い傾向が見られ、小中学校等で集団に入れなかった子供が「いじめ」の対象となったり、外部からの新参者が「仲間はずれ」にされる等の傾向が強く見られており、この加害・被害の学習経験が成長後の考え方(一人になるのは劣った存在であるという認知の歪み)にも影響を及ぼしていると考えられています。

・インターネットの普及による対人コミュニケーション能力の低下

パソコン・スマホの普及により「他者との繋がり」をネット上で作ることは簡単になりましたが、その分直接の対人コミュニケーション能力を養う経験の場が減っていると考えられます。 デジタル的・マニュアル的では対処できない対人コミュニケーションを苦手とする層は増加していますが、特に小・中・高で受験勉強等に邁進してきた層やネットゲーム依存者等にこの力の低下が強く見られているようです。

・メディア・教育現場での「一人である自由」の不在

TV・雑誌等のメディア、また教育現場では「学生・社会人の理想的な形」を繰り返し報道・教育します。 この時の「理想形」とは友だちが多く集団行動を行っている状態が殆どです。 特に教育現場では「集団行動ができる子供=協調性が高い」と考えられることが多く、個人が自由に過ごすことはあまり認められません。 上記のような繰り返しの「集団=善」といった刷り込みが行われることで、「一人=劣っている、この状態が悪である」といった認識が生まれていることも懸念されています。

3. 『ランチメイト症候群』の対策は?

自分でできる『ランチメイト症候群』の対策としては以下の3つが挙げられます。

・簡単なコミュニケーションから始める

「友だちが作れないが作りたい」という場合、「友だちを作る」というハードルを高く設定しているケースが散見しています。まずは顔見知りがいたらこちらから挨拶をする等、ごく初歩のコミュニケーションから始めてみましょう。

・自己承認力を上げる行動を始める

「自分に価値が無い」という心(自信の無さ)は、「自分で決断し、行動したことが無い」という経験の不在から始まります。新しい趣味やバイト等「これなら自分でもできそうだ」と感じるものを始めてみましょう。

・「自分はどうしたいか」と考える

『ランチメイト症候群』では多くの人が「人から笑われている/見られている」と発言しますが、実際にその状態を見て指差し、笑っているのは「あなたの心」です。「他人から見てどう思われるのか」ではなく、「自分がどうしたいか」を考えるクセを付けることで、この「誤った客観視」を軽減することに繋がります。

おわりに

『ランチメイト症候群』は正式な症状名や病名ではありませんが、「一人飯」への恐怖感が長期化することで適応障害やうつ病、視線恐怖症、拒食症等の原因となることもあります。 既に会社・学校等での問題が重症化しており自己対策では解決が難しい場合には、早めに専門医やカウンセラーに相談してみましょう。

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