就活・面接・ビジネスで不利になる?「NG用語4つ」の与える心理的印象とは

就職活動やアルバイトの面接、そして働き始めてからのビジネスシーンでは、今までの学生時代に日常的に使われてきた言葉が「NG」とされることも多いもの。 でも急に「ダメ」と言われても、「なんでだろう?」と不思議に思うこともありますよね。

ビジネスシーンでのNGワードは、単に「マナー」という問題でNGとされているわけではありません。 あなたの性格や能力を、実際よりも低く見せてしまうこともあるんです。

ここではビジネスシーンでNGとされる4つのワードについて、その言葉に隠された心理や相手に与える印象を解説していきましょう。

1. 「あ、はい」「あ、そうですね」

返事の前に「あ、」という言葉が付いてしまう人は多いですよね。 この「あ」という一拍が入る理由には様々なものがありますが、大きく分けて以下の2つが挙げられます。

・自らの話始めにあたり、心の切り替えが必要
・問いかけに対する回答が即時に出せず、時間をもたせている

「あ、」という一拍が入る回数が多い人ほど、自分の発言に対してやや臆病な傾向にあります。 対人関係に対してやや引き気味で、自分のペース(自分なりの内容)を十分に準備してから回答したいという心理も隠されることが多いようです。

この「あ、」という繰り返しが行われると、相手側にも対話に受動的(受け身)であると感じられます。 「自分から発言していこう」という積極性が見られず、ビジネスには不向きと無意識に捉えられてしまうのです。

また「はい/いいえ」という本筋の返事が一拍以上遅れることが増えると、相手には「自分の発言に対する注意力の弱さである」と受け取られます。

2. 「やっぱり」

「やっぱり(やはり)」という言葉を多用する人には、「自分が正しいと思いたい」という心理が隠されています。 自分の発言や行動に対する自信を付加させるために「やっぱり」という口癖が出てくるのです。

ところが、「やっぱり(やはり)」という言葉は「自分が予測したとおりである」という「後出しの印象」や、「様々な選択肢の中で、従来通りの方法を選んだ」という「変化を嫌う印象」を与えるもの。

また本来「様々悩んだ上での回答」として使うべき「やっぱり」で出てきた次の言葉が特に悩むべきのない回答であった場合、「思慮が浅い」「考えないで発言している」という印象を与えてしまうこともあります。

3. 「まあ」「一応」

「まあ」や「一応」と言った言葉には、自分の発言内容をコーティングし、輪郭を曖昧にぼやけさせたいという心理が隠れています。 これは自己の発言や経歴・結果等に対して自己評価が低い(自信が無い)ということの現れです。

また自己承認力が弱い分、他者に評価判断を委ねる傾向があり、「他人からけなされること、他人から拒否されること」を極端に嫌う傾向もあります。 「控えめにしておく=嫌われない」という固定観念が強く、ハッキリとした主張を遠ざけるのです。

ところが、ビジネスの場になるとこの「まあ/一応」の「自信の無さ・曖昧さ」は他のワードに比べて直接的に相手に伝わります。 「嫌われないための曖昧さ」だったものが、一気に「能力が低い」という印象へ繋がってしまうのです。

4. 「なんか」

人間には「ある程度自分の発言内容をまとめてから話す人」と「話しながら内容を考える人」が居ますが、「なんか」を多用する人は後者の傾向を見せます。 話の方向性・テーマ・結論を事前設定することが苦手で、話題の行き先が相手に見えづらく、発言全体の意味合いはぼやけてしまいがちです。

また抽象的な概念や感覚(右脳でインプットした情報)を文章表現すること(左脳でのアウトプット)が不得手で、自分の感覚・感情をクリアに相手に伝えることができず、発言内容は主観的・抽象的なままになる傾向も持っています。

相手は「なんか」を多用する人による発言の全体像や意図を掴めず、イライラとすることになるわけですね。 話題のまとまりの無さや主観的・感覚的な印象は「幼稚である」という印象に繋がり、特にビジネスシーンでは印象が悪くなってしまうのです。

おわりに

上記のNGワードは誰でも口にしやすいもの。 ですから「1回でも使ったらダメ!」という程厳密に考える必要は無いでしょう。 しかし人間は、思っている以上に口癖を持っているもの。 1回の発言中に複数回同じNGワードが出てきたり、話し始める度に同じNGワードが出てくる…という場合、相手はそのNGワードに強い「引っ掛かり」を感じるようになります。

まずは仮想で面接等を行ってみて内容を録音し、自分が無意識に使っているワードをチェックしてみることも大切です。 「NGワードの使用回数が多い」と感じたら、まずはそのワードを意識的に日常生活から控えるようにしていきましょう。

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