更新日 2024年08月29日 | カテゴリ: 習慣を変えたい
「五月病」の症状というと「学校や会社に行く朝が辛い」「仕事や勉強に対するやる気が出ない」といったものを思い浮かべる人が多いはず。 また「単なる気のせい」「なまけているだけ!」と思っている人もいるのではないでしょうか?
しかし実際には、「五月病」とはゴールデンウィーク後に起こりやすい「うつ病」や「適応障害」等の精神的症状をまとめて呼んでいるもの。 その症状も様々であり、軽い五月病になっているのに気づいていない…というケースも少なくないのです。 今回は意外と思われそうな五月病の兆候についてご紹介をしていきます。
五月病の症状として、よく挙げられるのが食欲の不振。 食べる量が減る、食事が美味しくない…というケースは多々あります。 しかし反対に、五月病によるストレスから逃避しようと「過食」となるケースもあるのです。
・チョコレート等の甘いものを頻繁に食べる
・コーヒー等のカフェイン類を頻繁に摂取する
・ビール・ウイスキー等の酒量が増える
・スナック菓子等を常時持ち、「口さみしい」と感じた時に食べている
・おなかが空いていないのにお菓子や食事がやめられない
例えば「この食事をおいしく食べて、明日も頑張ろう!」と思えるのは良いことではあるのですが… その量や内容、食事時間等が著しく逸脱しているようであれば注意信号。 まずは自分が日々食べているものを記録して、食事内容を振り返るところからスタートしてみましょう。
特に何を調べるというわけでもないのに、ダラダラとネットを続けてしまう。 特に面白いことが起こったわけでもないけれど、TwitterやFacebook等のSNSを見続けてしまう…
このようなネット時間の増加は、「しなくてはいけないこと(タスク)」から逃げようとする逃避行動のひとつ。 例えば勉強や仕事といったものから、掃除や料理等の家事等で「本当はやらなくては」と思っているものがあるほど、さおの作業にとりかかる時間を先延ばししようとして「逃避行動」を続けてしまうのです。
ネットをする時間が増えているかも…と思ったら、それは「タスクに取り掛かる元気が無い状態」かもしれません。 ただ、そこでネットを続けてしまうのは問題です。 液晶画面を凝視する行為は脳にストレスを与え続け、却って頭や心を疲れさせてしまうことにも繋がります。 「休憩しよう!」と心を切り替えて、スマホを閉じた「こころと体を休ませる時間」を持つことが大切です。
「後輩がダラダラしている!」「友達の欠点が目につくようになった」等、周囲の友人や同僚・恋人等の悪い箇所ばかりが目についてイライラしていませんか? また、テレビに出ている芸能人や、電車で乗り合わせた人たち等に対して「否定的」になっていないかを振り返ってみましょう。
「この人が好き」「この人はいいな」と思えることが最近なく、「ろくでもない、つまらない」と感じることばかりであったら、それは心がかなりストレスを抱えている可能性大。
自分の考え方や感じ方の傾向については、TwitterやFacebook等での自分の発言を振り返ることでもチェックできます。 世間や周囲に対して否定的な発言や愚痴が増えているな…と感じたら、「ちょっとマイナス思考に傾いているかも」と意識をしてみましょう。
抑うつ症状のひとつには、趣味や良い習慣等に対する意欲の低下が見られます。 例えば通勤中に読書をしていたのに、最近では本を開く気になれなかったり、サークル活動に行くのが億劫に感じられたり… 今まで続けてきた趣味について「なんだか面白くなくなってきた」と感じることがあったら要注意です。 ストレスを発散する場がなくなり、余計に自分の心を追い詰めてしまうこともあります。
また、物事に対する意欲の低下は、突如として起こることもありますが、徐々に下がっていく傾向も。 そのため自分ではなかなかその意欲の低下に気づかず、気づいた時には「一週間のうち、楽しいと感じられる時間がほとんど無かった」という状態になっていることも多いのです。
「楽しそうだな」と感じられることには積極的に参加していきましょう。 またひとつの趣味に対して「熱意が生まれなくなってしまった」という時には、敢えてまったく別の趣味に挑戦してみるというのも手です。
マジメで一生懸命な人ほど、自分が五月病で「心のエネルギー」を低下させていることに気づかず、「なんとか通常どおりの生活を送ろう!」とがんばってしまうもの。
その頑張りがストレスとなり、過食や攻撃的な態度といった別の形を取ってあらわれてくることも多いのです。 「ちょっと最近、変だったかも…」と思うところがあったら、心がストレスを溜めて疲れてしまった状態かもしれません。 「気のせいだ」と自分を追い込まず、まずはこころと体をゆっくりと休めるところから始めてみましょう。
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