幸せなのに、なんで不安になるんだろう?「マリッジブルー」の3つのタイプと対策

「結婚が決まった二人は幸せの絶頂」--そのはずなのに、なぜだか不安な気持ちがおさまらない…という人、実は少なくありません。 「マリッジブルー」と呼ばれる結婚前後の不安や憂鬱は、女性だけでなく男性にも見られています。

気持ちの落ち込みやイライラといった精神的な症状が出る人もいれば、頭痛や疲労感、不眠といった身体的な症状として現れるケースもあるんです。 なぜ「マリッジブルー」が起こるのでしょうか? ここではその3つのタイプと、その対策について解説していきましょう。

1. 「うまくいくかが不安」タイプ

結婚は「進学」や「就職」よりも環境に大きな変化をもたらすものです。 住む場所、ライフスタイルの変化に加え、義理の家族(姻族)も増えますし、女性の場合には苗字に加え、仕事の形態が変わるというケースも多いでしょう。

「自分はこれからの環境にうまく馴染めるのだろうか?」 環境の変化が大きく「結婚後の生活が予測しづらい」という人ほど、この環境的な不安要素が増えるのです。

【環境不安が強くなりやすいタイプの特徴】


・家族と同居で、一人暮らしの経験が無い
・転職回数が少ない
・結婚によって退職・転勤する
・相手家族との同居が予定されている
・相手家族の情報が不足している
・結婚後の生活についてパートナーと具体的には話し合っていない

【環境への不安への対策は?】


環境に対する不安は、詳しい内容が見えなければ見えないほど強くなります。 白い霧に包まれた中に足を踏み込むのでは「怖い!」と感じるのは当然なのです。 霧を晴らしていくには、結婚相手との「現実的な話し合い」をしていくことが重要になります。

・相手の家族はどんな人なのか(直接的に遭える機会を持てるか)
・結婚後の家事分担はどうするのか
・出産や育児についてどう考えているか
・結婚後の仕事についてどう考えているか

不足している情報を補うために、様々な話をしてみましょう。 相手が曖昧な回答しかしない場合「わからなくて不安なので、安心するために教えて欲しい」と言い添えてみるのも手ですよ。

2. 「結婚生活がダメになる気がする」タイプ

「この結婚、うまくいかないかも…」「良い妻(夫)になれないかも…」

「不安」というよりも一段強く、結婚に対してネガティブな気持ちしか持てなくなるタイプの人は、結婚に対する「自己内ハードル」を無意識に高く設定している傾向があります。 カンタンに言えば「完璧な結婚」をしなくては!と、自分を追い込んでいる状態なのです。

【ネガティブ思考が強くなりやすいタイプの特徴】


・「良い子」「優等生」といった評価が多かった
・何事にも責任をもって打ち込む
・母親・父親に対して「もっと××であって欲しかった」という不満がある
・何か悪いことが起こると「自分のせいだ、自分の責任だ」と考える
・マリッジブルーになるのは自分に問題があると思う
・結婚後のライフスタイルに明確なモデルがある
・「結婚をしたら自分は変われる」と思う

【ネガティブ思考への対策は?】


理想のハードルが高く、またそれが無意識であるほど、「ムリ!」という気持ちは強くなってしまうもの。 まずは自分の「思い込み」に気づくことが大切です。

・「こうでなくては…」と強く考えている部分が無いか?
・「結婚を機に変わらなくては」と思っていないか?

自分自身で考えるだけでなく、友人や家族と結婚について話してみることで「自分の理想の高さ」に気づくかもしれません。 今まで考えてきたのが「100点満点の結婚生活」だとしたら、「60点でもいいのでは…?」と考えてみましょう。

3. 「この人でいいの?」タイプ

「結婚相手、ホントにこの人でいいのかな…」と不安になる人は、結婚をステイタスと考える傾向にあります。 また、結婚の成功/失敗の責任はパートナーにあると考えがちな傾向も見られています。

【パートナーに不安になる人の特徴】


・世間体を気にする
・ブランドが好き
・隠しているが甘えん坊だと思う
・「相手を幸せにする」というより「幸せにして欲しい」と考える

3. パートナーへの不安への対策

パートナーの不安への対策は、パートナーと自分に対する考え方で多少異なります。

a. 「他にもっと良い人がいる」タイプ


「自分にはもっとふさわしい人がいるのでは」「他にも機会があるかも」と考える人は、深層心理では自分への評価が高く、自信を持っている人。

特に「婚約以降に急に相手がイヤになった!」という場合、相手を得た安心感によって自己評価が急上昇し、パートナーへの評価が相対的に下がってしまっていることが多いのです。

結婚を「ギブ&テイク」とした時に自分が何を差し出せるのかを考えてみて、お互いの評価を冷静に見つめなおしてみましょう。

b. 「この人しかいないのでは」タイプ


「この人でいいのか」と考えた後に「でも、この人しかいないし…」と考える人は、パートナーへの不満を見ないようにしてきた可能性があります。 もう一度「相手への不満点」を冷静に洗い出し、それが将来的に受容できるのかどうかを考えてみましょう。

なお、パートナーに以下のような傾向が見られる場合には特に注意が必要です。

・金銭的なトラブルがあった
・暴力行為、暴言があった
・自身の性格や家庭環境等を強く否定されたことがある

上記のような特性は、「結婚すれば直る」という楽観視ができません。 パートナーの評価について、家族や友人、パートナーをよく知る人等によく相談をした方が良いでしょう。

おわりに

マリッジブルーは実際に結婚生活に突入することで、解決してしまうことも多いもの。

しかしマリッジブルーが重症化したり、身体的な症状として現れたことなどで、せっかくのご縁がダメになってしまった…というケースもあります。 自分自身での対策が難しいという時には、心の専門家であるカウンセラーに相談をしてみてもよいのではないでしょうか。

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