引越うつ・結婚うつ・五月病…様々な症状の原因となる『燃え尽き症候群』とは

更新日 2016年12月19日 |
カテゴリ: うつ病・憂うつな気分
引越うつ・結婚うつ・五月病…様々な症状の原因となる『燃え尽き症候群』とは

憧れのマイホームを建てたのに、なんだか何もやる気が起きない。
素晴らしい結婚式を挙げて、新生活が落ち着いたた頃、急に結婚生活が嫌になる。
受験をくぐり抜けて難関に合格したのに、勉強に身が入らない…

傍から見ると「幸福の絶頂」の時期なのに、内心では「無気力」の辛さを抱えている人は少なくありません。

新しい環境や人間関係に目立った問題が無いのに、やる気が出ない……このような状態の根源にあるのは『燃え尽き症候群』である可能性が高いと言えます。

1. 「大きな目標」を達成した後ほど虚脱感が大きくなる

引越やマイホームの建築、結婚式の準備等には、様々な雑事をクリアする必要がありますね。

また受験等の試験関係では大きな「不安」というストレスを長期間抱え続けますし、入学後には新しい人間関係という課題も残されています。

引越の完了や結婚式・新婚旅行の成功等、大きな「課題」を持つ人は、その成功に向けて懸命に取り組むことでしょう。

しかし全ての過程が終了し、新生活が一段落した時、今まで頑張りすぎた「心」が燃え尽き「虚脱状態」に陥るケースがあります。

この『燃え尽き症候群』では、生活や勉強に対して興味が湧かなくなったり、朝起きた時に「目覚めたくない」と思うようになる等、様々な抑うつ症状が見られています。

元々は新しい生活や環境に対しに目立った不満が無かったのに、うつ状態になったことでそれらに魅力を感じなくなるのも症状の特徴です。

2. マジメな人ほど燃え尽きやすい?

『燃え尽き症候群』になりやすい人とは、一言でまとめてしまえば「マジメ」な人。

しかし人から見て「マジメ」に見えない人でも、もちろん「燃え尽きる」可能性が無いわけではありません。

物事に対して「こだわり」が多い人、他者に気を遣い「自分のペース」よりも「周囲のペース」に合わせて無理をしやすい人などは、この症状に陥りやすいと言えるでしょう。

特に日本では「懸命に取り組む」「無理をする」という姿勢に対して、世界的に見ても「賛美」をされる傾向に有り、これが余計に「燃え尽き」を増やしているとも考えられています。

3. 「ラクな計画」を立てることが大切

『燃え尽き症候群』は過度の心身のストレスを長期間受けることによって起こります。

例えば引越・結婚・旅行等の「予定」を組む時には、自分が元々考えている「2倍」の余裕を持たせた計画を作った方が良いとも言われているのです。

『燃え尽き症候群』を発症する人の中には、仕事が終わり、夜間の帰宅後に1日に4時間以上の作業をしなくては計画が終わらない…というような「無理な計画」を自分に課している人が少なくありません。

このような心身を疲れさせる状態は、1日、2日程度であればまだしも、長期間続けば続くほど心に疲労とストレスを溜め込ませます。

「燃え尽きる」人には、身体が元々健康であり、多少の無理がききやすい人という傾向もあります。

自分の体と心の疲労を軽視せず、ゆとりをもった計画を立てましょう。

4. 「理想」を高く置かない

「燃え尽きやすい」人の傾向としては、結婚・引越・新生活等に対して高い理想を自分に課して居る人が多いというものもあります。

全てを計画どおりに行わなくてはいけない、引越し後にはすぐに理想的生活をスタートさせなくてはいけない等、自分に対して「100点満点」を求めようとするのです。

しかし、どのような節目に置いても「完璧」である人というのは居ません。

「ここは失敗してもいいか」「ここは来年やればいいか」…というような「適当さ」を、少々意識するようにしてみましょう。

5. 「燃え尽き症候群」かも…と思ったら

『燃え尽き症候群』は、無気力感、生活への嫌悪感、食欲不振等、様々な症状を起こします。

軽度のものであれば、まずはゆっくりと心と体を休めるようにしてみましょう。

元々自分が好きだったものをマイペースに行ってみることなども有効とされています。「やらねばならない」という課題ではなく、「好きだ」「やりたい」と思えることがあれば、それをやってみることが一番です。

しかし強い無気力感・不眠等、著しい症状が2週間以上にわたって継続しているということであれば、心療内科等で一度カウンセリングを受けてみることをおすすめします。

おわりに

『燃え尽き症候群』の症状は主に新生活・新環境によって現れるため、多くの人が「環境や相手に原因がある」と思いがちです。

そのため、「結婚をやめればラクになる」「引越が失敗だった」等、「環境さえもう一度変えれば治る」と安易な決断を下してしまうケースも目立ちます。

しかしうつ状態の判断は「冷静なもの」とは言い難いもの。

何かを決定するのは一旦「保留」にして、まずはゆっくりと心と体を休めるようにしましょう。

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