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【Q&A】クリニックや病院のカウンセリングはどういったものなの?

更新日 2017年10月06日 |
カテゴリ: カウンセリング
【Q&A】クリニックや病院のカウンセリングはどういったものなの?

街のクリニックのカウンセリングってどんなもの?

朝、会社へ行こうとすると吐き気がする。 時々実際嘔吐してしまうこともあり、食欲が落ちた。
そういえば、この頃考えごとが止まらなくて寝つきが良くないせいか、疲れやすくなっている気がする。
職場では集中力が続かずミスばかり。突然動悸がしたり、足がガクガク震えることもある。
どこか悪いのかなと思い内科を受診してみたら、異常はないと言われたけど…。

このような心身の不調は、誰しも少なからず経験したことがあるのではないでしょうか。
こんなとき、受診した診療科で、街中の精神科・心療内科を標榜しているいわゆるメンタルクリニックや病院を紹介されることがあります。

「えっ、実際にしんどいのは身体なのに…?」

と、思われるかもしれません。
でも、あなたの抱えているそのつらさには、心理的な問題が潜んでいる可能性があります。一見無関係に思える道筋が、症状の改善に役立つことがあるかもしれないのです。
病院やメンタルクリニックでは、医師による診察に加えて、臨床心理士によるカウンセリングを受けられることがあります。

A子さんの場合

冒頭の症状を自覚したとして、30歳の会社員の女性A子さんがメンタルクリニックを訪れた様子をみてみましょう。

A子さんは内科で勧められて、近所のメンタルクリニックに初診の予約を入れました。初診の場合、来院までの経緯を詳しく聞くために時間がかかることがあるので、予約を求められることが多いです。

「どんなところなんだろう・・?」

予約はしたものの、精神科や心療内科はどうも敷居が高い気持ちがして、当日、A子さんはおずおずと受付をおとずれました。問診票に記入すると、スタッフから声をかけられ、「医師による診察の前に、お困りのことをもう少し詳しくお聞きしたい」と、カウンセリング室に案内されました。

「会社行こうとすると、気持ち悪くなっちゃって。吐いたりすることもあります…一か月くらい前からだと思います…」など

スタッフから尋ねられるままに答えているうちに、A子さんは、先月から自分の周囲で起こっていることを思い出しました。後輩が数人辞めてしまい仕事の負荷が増えたこと、キャパオーバーだが期待されているから断れないこと、上司に始終監視されているような気がして神経が磨り減るような毎日であること、信頼していた同僚に妬まれ悪口を言われたこと、遠距離恋愛の交際相手とは最近疎遠気味になり、誰にも相談できる人がいないこと…。

「私、こんなにつらかったんだ」

A子さんの目から、はからずも涙がこぼれてきました。

その後、精神科医による診察を受けました。医師は、出社時に緊張が強いことや、睡眠の質が悪くなっていることが、今の身体症状を強化していると考え、それぞれの症状を和らげる薬を処方しました。そのうえで、A子さんの几帳面で責任感の強い一面を労い、

「カウンセリングを受けてみませんか」

と、提案しました。

カウンセリングを受ける

人からどんな評価を受けるか、ということにすっかり過敏になってしまっていたA子さんは、カウンセラーである臨床心理士に対しても、当初強い緊張を感じていました。ですが、

「A子さんの問題を一緒に考えたい」

と、熱心に耳を傾けてくれるカウンセラーの姿勢に助けられ、徐々に自分の心を見つめなおすことができるようになりました。

A子さんは、次第に自分の弱いところを受け容れ、「完璧じゃなくていいんだ」と、思えるようになりました。 同時に、体重が激減していたことから医師の勧めもあって会社を1か月ほど休職し、体力の回復をはかり睡眠のリズムを整えることにしました。

その後、A子さんは復職しました。期待されていた昇級にはこだわらず、自分のペースを守って仕事を続けています。まだ、朝の気分の悪さが残ることがありますが、そういう弱さもあっていいのだ、と自分を肯定的に受け止められるようになったようです。

メンタルクリニックでのカウンセリング

以上、あるメンタルクリニックでの臨床心理士との出会いを、初診からの流れからみてみました。
来院した人がどんなことで困難をきたしているのか、ということを丁寧に扱っていきたいと考えているので、医療機関では初診には時間をかけています。

来院までの経緯については、診察時に医師が尋ねることもありますが、臨床心理士のような心理職が聴き取りを担当しているところも多いです。
カウンセリングは、医師が、症状や悩みごとの改善に有効と判断した場合に勧められることがありますが、自ら受けてみたいと相談しても良いと思います。

ここでは、身体症状が出ていることを一例にあげてみましたが、もちろん、統合失調症や抑うつ症状などの精神疾患にもカウンセリングが勧められることがあります。医療機関は、現実的に状態が逼迫している人が訪れることが多い場所ですから、臨床心理士もそれ相応の経験や能力、臨機応変さが求められ、患者さんには常に真摯に対応しています。

臨床心理士は、医師のように診断をしたり、薬剤が処方できるわけではありませんが、医療機関に勤務する者として、精神医学に関する高度な専門性を身に着けるよう日々努めているのです。

街中にあるメンタルクリニックのほかにも、総合病院なら同じ病院内の精神科・心療内科を紹介されることがあるかもしれません。各診療科が連携して、あなたの調心をはかってくれると思いますが、その際にも臨床心理士が各所の関係をとりもつ役割を担ってくれることでしょう。

料金などについて

尚、カウンセリング料金は、健康保険が適用される診察や投薬とは別で、自費である場合が多いです(医療機関によっては、健康保険の適用範囲内で実施されていることもあるようです)。

医療機関の施設とは別に、「附属相談室」としてカウンセリングルームが開設されていることもあります。
料金は、1時間で約¥3,000~¥8,000程度と、各医療機関によって設定はまちまちです。
時間を30分に短縮して、料金を減額しているクリニックなどもあります。

精神科、心療内科を標榜していても、カウンセリングを実施していない場合もありますので、関心のある方は受診する前にホームページ等で確認しておくとよいでしょう。
また、医療機関でのカウンセリングは多くの場合医師による診察が前提になっており、医療管理と併行して受けるというケースが殆どですが、症状が軽減した場合などはカウンセリングのみ受けることもできると思いますので、相談してみてください。

「こんなことで受診していいのかと、来るまで迷った」

と言う方が多いですが、そう感じてしまう人にこそ、遠慮なく来院してほしいと思っています。

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