今の仕事、続けてていいの?生活や将来が不安な人が考えるべきこと

将来にまったく不安がない人なんていませんよね。とはいえ、「契約社員だからいつまで勤められるか」とか「給料が安いから結婚できないかも」、「会社に将来性がない」…といった現実的な不安要素がある人にとって、現在の仕事をどうするかは切実な問題です。今後どうすればいいのか、いくつかのヒントとともに改めて考えてみましょう。

視野が狭くなっていないか

一度生じた不安というのは、考えれば考えるほど大きくなっていくものです。考えるという行為そのものが、不安に対して「エネルギー」を与えてしまうのですね。また、視野が狭くなっているときには、エネルギーが他のことに分散されにくく、ピンポイントで“不安”に注がれることになってしまいます。

エネルギー補給をストップさせるためには、何らかの“刺激”が必要です。友人や知り合いに悩みを相談してみませんか。その場合、同僚など似たような境遇の人は避けたほうがいいでしょう。まったく違う仕事をしている人や年齢・性別の異なる人など、“別の視点”を与えてくれる人と話をしてみることをおすすめします。

不安なのは“変化すること”なのではないか

人間の心は本来、“安定”を志向しており、できれば変化を避けたいと望んでいます。なので、何かを変えようとするときに葛藤が生じやすいものです。しかし、どれだけ安定した環境にいたとしても、人間は生物的には常に変化し続けています。知識の量は変化するし、記憶は上書きされます。そもそも常に細胞が入れ替わっているので、体を物質として見た場合、一定の期間を経るとまったく別のものになっているわけですよね。

あなたは今、「生活や将来が不安だ」と考えています。しかしもしかして、本当に不安なのは“変わること”なのではないでしょうか。今さら違う仕事ができるのだろうか、新しい人間関係に慣れるだろうか、続けていけるのだろうか…といった心配を先取りしていて、「それくらいなら現状を維持するほうがまだマシ」といった気持ちになっている可能性があるかもしれません。

幸せの基準は“自分自身の中”に置こう

「生活や将来が不安」というとき、それについてできるだけ具体的にリストアップしてみませんか。お金のこと? 健康のこと? 家族のこと? その中身は人それぞれでしょう。しかしもしかして、「人とくらべて」とか「世間的に見て」という項目があったとしたら要注意です。

自分自身の幸せの基準を“他者との比較”でとらえていると、環境を変えることで不安がなくなったかのように見えても、それは一時的に過ぎないことがあるのです。例えば“給料が安くて将来が不安”という人が転職して給与アップが望めたとしても、今度は“忙しすぎてやっていけるのか不安”という気持ちが生じてくるかもしれません。

いつまで経っても「自分はこれでいい」ととらえることができず、次々と不安が出てきてしまうのです。自分はどれくらいの収入があって、どのようなペースで仕事をするのが幸せなのかといった“内的な基準”をもつことが大切です。

おわりに

人は現状に不安を感じると、その不安を無意識に将来につなげてしまうものです。「このままではまずい」とか「何とかしなくては」と、解決のための行動を探りたくなるでしょう。しかしそのような心理状態のとき、“今・ここ”の視点が見失われがちです。不安を先取りしてしまうのではなく、まずは今、何ができるのか。何が必要なのか。“今”を着実に生きることが、安定した将来につなげられる第一歩のはずです。

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