更新日 2024年12月23日 | カテゴリ: 自分を変えたい
「つい親に頼ってしまう」「恋人に依存してしまう」--人に頼らず、自立した人間になりたい!と悩んでいる人の声は、ネット上でも非常に多く見られます。
たとえ経済的には自立をしていたり、親元を離れて物理的に自立をしているという人でも、精神的自立ができていないというケースは少なくありません。でも一体、「精神的な自立」とはどういう状態を指すのでしょうか?
今回は「精神的自立性尺度」という心理的自立度の8つの目安を見ながら、私達が目指したい「精神的自立」について考えていきましょう。
精神的な自立を考える上で重要なのが、「自分だけの時間を充実して過ごせているかどうか」という点です。 一人の時にはなんとなくテレビを見て過ごしてしまう、ネットで「暇つぶし」をしている、SNS等でいつも誰かと繋がることだけに時間を割いている…。
このような状態では、「自分一人の時間」を楽しんでいるとは言い難くなってしまいます。 また社会人等の場合には、趣味や楽しみを得る上での経済的な自立も必要です。
「これからどんな自分になりたいか?」というビジョンの有無は、毎日の生活基盤を定める重要なポイントとなります。 「1年後には資格を取っていたい」といった短期的目標でも良いですし、「10年後にこんな大人になっていたい」といった長期的な目標でもOKです。 自分なりに考えた独自の目標を持つことが、「今の自分」を認めながら少しずつ成長させていくことに繋がります。
時間を忘れるほどに打ち込み、熱心に取り組めることがあると、「自分自身」に向かい合う時間が長くなります。 ただし夢中になるのが恋愛や友人関係等の「他者との関係性」であったり、昇進等の「他者との競争」である場合には、自分自身に向かい合っているとは言い難くなるので注意が必要です。
精神的な自立ができている人は、自分自身を肯定して充足しているため、自分のためだけでなく「人のため」の行動ができるようになります。
例えば家族の手助けをしたり、ボランティア活動や地域の活動に参加したりといったものですね。 なお、この時の「誰かのための行動」とは、他者に対する善意の押しつけや賞賛を得るためのものではありません。 周囲と自分の距離感を適切に測れ、「相手がちょうど良いと思える行動」を考えられることも、精神的な自立度に繋がります。
「やっておいて」と指示を受けてから働く、「ここに行かない?」と誘いを受けたので出かける…このような「受動的な行動」をいくら続けても、精神的な自立には繋がりにくくなります。 自分で考えて自分で行動を開始するという「主体的」な姿勢を常に持つようにしましょう。
「親に褒められるから」「流行っているから」「友達が良いと言っていたから」「ネットでの意見はこうだったから」…世間の情勢や他人の意見に流されてしまった挙句、「自分の意見」がまったくないという人は少なくありません。
精神的な自立を考える上で、他者に流されない「自分自身の意見」を持つことはとても重要です。
ちなみにこれは「人の意見やアドバイスを聞き入れない」ということではなく、「参考意見は取り入れながら、判断は自分で下す」ということ。判断を他人に任せることなく、自分自身で考えて決めるクセをつけましょう。
「失敗したのは家族のせい」「会社のせい」「恋人のせい」「社会が悪い」…自分の行動によって起こった結果がうまくいかなかった時、その責任を自分以外に押し付けてはいないでしょうか? 「誰かのせい」にしている限り、他者依存からは抜け出せません。
自分で考え、自分で決断を下したら、その意見や行動には責任が伴います。 失敗をした時には「自分が間違っていた」と受け入れ、次の成功への糧とすることで、精神的な自立度はより高くなっていくのです。
自分で考えながら行動するクセをつけていくと、一般常識とされる基準や既存の常識にとらわれない「自分なりの経験値」が高まっていきます。「他人は他人で、自分は自分だ」という自己への信頼ができ、堂々と行動できるようになっていくのです。
8つの精神的自立の目安の中で、あなたの「自立度」はどの程度でしたか?精神的な自立は、必ずしも年齢に比例するものではありません。若くても自立ができている人もいれば、高齢になってからも自立ができず、家族や周囲に依存をしてしまうケースも見られています。8つの目安の中で「ここはまだダメかも」と思う点があったら、早速今日から行動を少しずつ変えてみましょう!
メッセージを添えてカウンセリング体験を贈ることができるサービスです。
悩んでいる友人や家族に心のギフトを贈りませんか?
オンラインカウンセリングを受けてみたいけど、どのカウンセラーを選べばいいか分からない...
そんな時には、マッチング診断!
性格タイプ、相談内容やご希望に沿って、あなたにピッタリのカウンセラーをご紹介します。
えらべる:2つのカウンセリング方法「話すカウンセリング」「書くカウンセリング」
みつかる:220名以上の経験豊富なカウンセラー
利用された方の多くが、カウンセリングの内容に満足、または継続したいとご回答されています。