更新日 2024年08月23日 | カテゴリ: キャリア・人生・仕事の悩み
「仕事がうまくいかないから、今の仕事を辞めたいな」と思ったことはありませんか?
きっと、1度や2度はこのような思いを体験したことがある方も多いでしょう。
ですが、それは本当に今の仕事を辞めたいのでしょうか?なぜ辞めたいのか客観的に考えたことはありますか?
ここでは、仕事を辞めたいと思った時、続けるべきか辞めるべきかの決断の方法についてお教えします。
現在の日本の仕事事情としては、昔のような終身雇用制度や年功序列制度が崩れつつあり、1つの会社に定年まで勤めるということも少なくなっています。
このように社会システムは変化し続けているにも関わらず、私たちの意識はそれに付いていっておらず、「仕事を辞めたいと思うのは悪いこと」「転職すると腰が据わらない人だと思われるかも」などの考えが頭によぎりがちです。
確かに、日本の文化は「苦労は買ってでもしろ」「石の上にも3年」という言葉がありますが、実際には、仕事を続ける、転職するというのは個人的問題も大きく、どちらを取っても勇気のいる選択だということに変わりはないと言えます。
ですので、どちらが悪いということではなく、どちらを選んでも正解と考えることができるでしょう。
仕事を辞めたいと思う理由は、人それぞれ基準が違うことだろうと思います。それには、まず自分が仕事について、どのような考えや価値観を持っているのか理解することが必要です。
例えば、「仕事をするには、給料がまず第一」という考えを持つ方は、給料や待遇面が悪くなると、仕事を辞めたいと思うでしょうし、「仕事をするには人間関係が第一」と考えている方は、職場の雰囲気やコミュニケーションが悪いと、仕事を辞めたいと感じるかもしれません。
仕事をどう捉えるかに決まりはありませんが、このような自分の中の基準を知ることで、どういうときに仕事を続けるのか辞めるのかを見つめなおすことができるようになるでしょう。
「仕事を辞めたい」と思っても、この問題には自分だけではなく、家族の生活も関わっていることがありますので、彼らのことを考えなかったり、勢いで辞めてしまうのはリスクが伴いますよね。
そんなときに実行したい具体的な方法として、「自分が仕事を辞めたい理由」と「仕事を続けた場合にはどうなるか」という項目に分け、ノートなどに自分の思いを書き出してみることをおすすめします。
できるだけ、それぞれを詳しく書いてみてください。心の中で何十回思うよりも、表現をしてみることで、自分の本当の気持ちが随分と整理されることだろうと思います。
書きあがったそれぞれの項目を見てみると、今の自分の頭の中にある気持ちが映し出されていることでしょう。
そのとき、「自分が仕事を辞めたい理由」と「仕事を続けた場合にはどうなるか」という両方を比べてみて、自分の気持ちに近いのはどっちか、その選択をした場合には将来設計はどうなるか、自分の希望をかなえるためにはどういうプロセスを踏めば良いのかなどを客観的に把握した上で、自分の気持ちを整理してみましょう。
その作業を行うことで、おそらくどちらの決断を選ぶべきかが見えてくることだろうと思います。
いずれにしろ、じっくりと自分を見つめなおし、後悔のない選択をしてくださいね。
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