「お前空気読めないよな」と良く言われて悩んでいる人へ、その原因と対策
更新日 2018年10月02日 |カテゴリ: 人間関係を良くしたい

空気が読めない人にオススメする2つの考え方
空気が読めないと人間関係に大きな影響を与えることが多いです。学生の時であったら雰囲気が悪くなったり、周りから面倒くさがられたり、友人が減ってしまうことがあります。社会人だと仕事に支障が出たり、生活に支障が出てくる可能性があるくらいとても重要な問題です。
そんなことが何度もあり何とかしたいと思っている方にオススメの考え方があります。そもそも何故空気が読めないという事が起きるのかを大まかに説明いたします。それらは以下のことが大きく関わっている可能性が高いです。
イマジネーション能力の有無
人は人と会話や交流をする際に、自分が相手に与えている影響を無意識に考えたり、相手が伝えようとしていることを肌で感じ取ったりしています。その際に、その人がどれだけ自分のイマジネーション能力(想像力)を発揮できるかがコミュニケーションにおいてとても重要です。
人は自分が発言する前に自分の頭の中でコミュニケーションの流れをイメージしています。しかし、人はそれぞれが独立しており他人の脳が何を考えているかは分かりません。そこで人は自分の過去の経験や学習で相手の考えを推測しているのです。
この推測力がイマジネーション能力と大きく関係しています。相手の気持ちを想像する能力がもともと低い方は、描いていたイメージ通りのコミュニケーションを取ることが出来ず、他人と自分との間にズレが生じます。その時に「空気が読めない」という事象が発生します。
周りと自分の価値観の大幅な違い
教育の環境や育ってきた文化の違いから価値観がズレることがあります。アメリカ人がそのまま自分たちの文化を日本に持ってきたら非難を浴びる可能性がありますし、その逆もあります。
大金持ちの家の子供と貧乏な家の子供だとお金の感覚は違ってくる可能性が高いですし、つまり育ってきた環境の違いがお互いのベースにある価値観のズレを起こすことがあるとも考えられます。
昔から当たり前のようにやってきた行動や価値観が大きくズレた集団の中に入ると、そこのズレから発言や行動が周りと合わなくなっていき、そこで「空気が読めない」という事象が発生することがあります。
空気を読めるようにするための2つの工夫
このような原因が「空気が読めなくて怒られる」ということを生み出してしまっているかもしれません。そんな方にオススメしたい工夫が以下の通りです。
相手の反応をしっかりみる
会話というものはキャッチボールというように、どちらかが話してどちらかが聞いているという行為を繰り返しています。もし自分が周りの空気を読めていないと感じていたら、まずは自分が発言した時の相手の反応をしっかりみるように心がけてください。
一方的に話すのではなく、自分の言葉一つ一つによって相手はどのような反応や対応をしてくるのかを客観的な自分をもって見てください。最初はきっと難しいと思いますが、同じような会話をする機会が増えてくると段々相手の反応を見る余裕が出てきて、冷静に話しつつ、相手を落ち着いて観察することが出来るようになっていきます。
自分の発言をメモしてあとで振り返る
その場ですぐに空気を読めるようにするのはとても難しいことです。会話というものはスピーチやプレゼントは違い準備などが出来ず、その場で絶えず変化していくものです。ですが、終わったことを思い出して振り返ることは出来ます。会話した時の具体的な自分の発言とそれに対する返答などをメモしておき、後で振り返っていきましょう。
そして記録したメモを振り返ってみて、自分の発言と相手の返答の流れを良く分析していきましょう。その中で自分が話した後に「しーん」となった会話や、相手が否定的な態度を取った場面をピックアップしていきましょう。その時、自分の発言はストレートな言い方じゃなかったか、相手を傷付ける内容は含まれていなかったか、話題に沿った話をしているかなどを振り返っていきましょう。
これらの工夫によって少しずつ自分と相手の間に何が起きているかが分かっていき、自分の発言の影響力もどんなものなのか理解できるようになっていきます。
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