更新日 2025年04月15日 | カテゴリ: 恋人との関係・夫婦関係
恋心とは、なかなか自分の思うようには動いてくれないもの。 時には思いもよらない人を好きになってしまうこともありますよね。 すでにパートナーがいる既婚者に恋心を持ってしまう、好きになってはいけない相手に心を惹かれてしまう… そんな気持ちに苦しんでいる人も多いのではないでしょうか。
道ならぬ恋に悩んだ時、私たちはどうやって気持ちを切り替えたら良いのでしょうか? ここでは心理学的な側面から、気持ちを切り替えるためのヒントをご紹介していきます。
この記事のまとめ
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「どうせ私なんて本命にはなれない」という無意識の思い込みがあると、手の届かない相手=既婚者を無意識に選んでしまうことがあります。
本気で愛されることへの恐れや、自分に価値がないという思いから、深く関わるリスクを避けるように行動してしまうこともあります。
「相手に尽くすことが愛」と思っている人は、報われない関係にも耐えてしまいやすいです。
「待つのも愛」「奥さんより自分のほうが理解してる」と自己正当化しつつ、実は「自分が愛されたい」という本音を抑え込んでしまうことも。自己価値が低いと、都合のいい関係に甘んじてしまうことがあります。
日常に退屈を感じていたり、自己評価が不安定なとき、人は刺激的で誰にも言えない関係に惹かれやすくなります。
既婚者との恋愛には障害があるため、それをドラマチックと感じてしまう心理もあります。ただし、それは愛というより興奮であることも多いです。
「家庭があるのに自分に惹かれる=それだけ自分には魅力がある」と感じたくて、既婚者に惹かれるケースもあります。
これは深層心理で「自分には価値がある」と実感できない人が、誰かの「特別」になることで自分を証明したいという承認欲求から来ていることがあります。
既婚者に安定感や包容力を感じるのは、幼少期に安心できる大人に十分に守られなかった人が、無意識に親代わりのような存在を求めていることがあります。
特に、愛着スタイルに課題を抱える人は、安心と甘えを既婚者に見出しやすく、親密さと安心の疑似体験として惹かれることがあります。
愛されることに慣れていない、あるいは愛された経験が少ない人は、愛される=失うかもしれないリスクと結びつけてしまうことがあります。そのため、うまくいかない関係に自分を置くことで、深く傷つくことから自分を守っている場合もあります。
「こんなに苦しいということは、本気の恋なんだ」と思ってしまうことがありますが、それは錯覚です。苦しさ=真実の愛ではなく、「叶わない状況で、自分の心を守るために無理をしているサイン」かもしれません。
感情は正しい、でも行動が報われるとは限らないという視点を持つことが大切です。
既婚者の人を好きになってもしも恋が成就したとしても、その恋は多くのものをあなたの人生から奪ってしまうはずです。
例えば仕事、例えば友人、例えば家族との関係… 恋さえ叶えば、それらは全て失っても良いと感じますか?
「全てを失っても良いから、恋を優先させたい!」と思ったとしたら、それは自分の生活や人生への価値判断が大きく下がっている証拠。
「これまでの人生の価値ある部分」に対して、もう一度目を向けてみましょう。
また「失っても良い」と思えてしまう部分には、別の形での不満や不安が隠されていることもあります。
例えば「仕事を失くしても良い」と感じている時、それは「いま現在の仕事環境に不満がある」ということかもしれません。
解決すべき問題が見つかったとしたら、まずはその問題への解決に意識を向けてみるのも手です。
恋心が強くなって抑えられない…そんな時、無理に「忘れよう!」とするのは意味がありません。
人間は「ダメだ」と言われれば言われるほど、その対象について強い興味を抱いてしまうもの。
これは「カリギュラ効果」という心理効果で、自分に「恋について考えよう」と暗示をかけてしまっているのも同然なのです。
また恋心が強くなる一因としては、人間関係の少なさ・属する集団の少なさも影響を及ぼします。
人は属する集団(グループ)が少ないほど孤独感を覚えやすく、少ない人間関係に対して強く依存をしてしまいがち。
反対に、会社、家族、旧友、仲間…などと属する集団が多いほど、ひとつの人間関係に対して依存をしない傾向が見られています。
恋愛依存になってしまいそうな時には、恋愛以外の人間関係に目を向けてみましょう。
旧友との付き合いをもう一度温めてみたり、趣味のスクール等に入って新しい人間関係を構築してみるのも手です。
様々な人間関係に目を向けてそちらに興味を示すことで、恋についての意識は自然と薄くなっていきます。
あなたは自分で自分のことが「好きだ」と思いますか?周囲から必要とされていると思いますか?親や周囲から大切に育てられてきたと思いますか?自分の才能や容姿等で、自信を持っている部分がありますか?
もしも上記のような質問に「いいえ」が多いようであれば、自己肯定感が低いのかもしれません。
そして「自分はダメだ」「価値が無い」と感じてしまう人ほど、既婚者等を対象とした「成就をしない恋」に惹かれてしまいやすいのです。
毎日の中で少しずつでも「自分」を好きになり、自信をつける努力を始めてみましょう。
世間体や他者からの評価ではなく、自分で「これが好き」と思うものを買ったり選ぶのも自信をつけるための方法のひとつ。
また仕事や趣味等で形があるものを作ったり、結果が出やすいものに挑戦をしてみるのも良いでしょう。
「この恋の話は誰にもできない」…そう思って、ますます孤独になっていませんか?
相談できる相手がいなければ、カウンセラーを頼ってみましょう。カウンセラーには守秘義務がありますので、誰にも知られたくない相談も安心して話すことができます。
苦しみを言葉にするだけでも、気持ちが楽になることは多くあります。
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