恋愛に依存しやすい男女の特徴は? 恋愛依存症の克服方法

「大好きな恋人がいて幸せなはずなのに、常に不安が付きまとって苦しい……」そんな方は、恋愛依存に陥っている可能性があります。

ここでは、恋愛に依存しやすい男女の特徴と克服の仕方、依存体質な恋人への対処法について、ご紹介します。

恋愛依存症とは?2つのタイプ

1.共依存

共依存とは、お互いに依存している恋愛関係のこといいます。

パートナーがいないと生きていけない人や、相手を支配することで満足感を得る人はもちろん、相手に対して過剰に尽くしてしまう人も、ここに含まれます。

自分のことを顧みず、相手のことだけを考えて世話を焼いてしまう人は、共依存になっているといえるでしょう。

つまり、自己評価が低いために、相手に尽くすことで、存在価値を得ようとしてしまうのです。

共依存になっている人は、お互いが相手から見放されること怯えているので、一緒にいるのが苦しいと思っている人が多いようです。

2.回避依存

回避依存症とは、人と親密な関係になることを避ける人のことをいいます。

初めは自分から積極的にアプローチをしますが、親密になってくると自ら関係を断ってしまうのです。

しかし、自分を好きで居てくれる人がいないと不安を感じてしまうため、浅い関係のまま恋愛を終わらせて、また次の人を探すというサイクルを繰り返すという特徴があります。

「恋愛依存」と「恋愛体質」の違い

「恋愛依存」と「恋愛体質」は言葉や響きは似ていますが、似て非なるものです。

「恋愛体質」の人は、恋愛に積極的で「恋愛を楽しみたい」「恋愛で生活を充実させたい」という前向きな気持ちで恋愛をします。

そのため、「恋愛体質」の人は恋愛をしてイキイキしている人が多いのです。

一方「恋愛依存」の人は、「相手に尽くして自分の価値を感じたい」という気持ちを強く持っています。

「恋愛依存」では、相手を利用することで自分の存在意義を確かめようとするため、自分の思い通りにならず苦しい思いをしてしまうこともあります。

自分の恋愛依存度をチェック! 依存しやすい男女の特徴

何よりも恋人のことを優先する

恋愛依存の人は、何よりも恋人を優先してしまう特徴があります。事前に友達と約束をしていても、当日に恋人に誘われたらそちらを優先します。

また、遊びだけに関わらず、生活自体が恋人最優先になってしまうため、常に恋人と繋がっていなければ気が済まず、友達はもちろん家族との時間も、疎かになりがちです。

周りの人も始めのうちは声をかけてくれますが、恋愛依存の人は聞く耳を持てない状態になっているので、心配してくれていた人も次第に離れていってしまうこともあります。

その結果、周りには恋人しか居なくなってしまい、恋人への依存は高まる一方になるのです。

頻繁に会いたいと思う

「好きな人に会いたい」と思うのは、恋をしていれば当たり前のことですが、恋愛依存の人は会いたいと思う頻度が非常に多いことが特徴です。

「常に一緒にいないと不安」という人は、依存度が高い状態にあります。

会いたい気持ちを抑えきれず、恋人の予定も考えずに会いに行くという人も、恋愛に依存していると言えるでしょう。

恋愛をしているのに苦しい

恋人と居られて幸せなはずなのに、「苦しい」と感じてしまうことも恋愛依存の人には多い傾向にあります。

束縛したい、自分を犠牲にしすぎてしまう、尽くしすぎてしまう、相手に求めすぎてしまうなど、理由は様々です。

また恋人が居ないと生きていけないと思い込んでいるため、「恋人が居なくなったらどうしよう」という不安も常に付きまといます。

その気持ちのせいで感情的になって相手に当たってしまったり、自分を抑えて恋人の機嫌を損なわないように行動してしまったりするため、苦しい気持ちがどんどん強くなってしまうのです。

恋愛依存体質を克服!依存しない方法と治し方

恋人・恋愛と距離を置く

恋愛依存している人は恋愛が最優先で、恋人との距離感が近すぎる傾向があります。

そのため、恋愛依存を克服するには、恋愛や恋人から少し距離を置いてみるのが効果的です。連絡や会う頻度を減らして、恋人のいない時間に慣れていきましょう。

初めは辛いかもしれませんが、依存したままの生活も苦しいですよね。慣れていけば、良い意味で冷静さを取り戻し、長続きする恋愛関係を築けるはずです。

自分の時間を充実させて自立する

1日の全ての時間を恋人に捧げていませんか? 恋愛依存の人は、恋人を優先するあまり、自分の時間を疎かにしてしまいがちです。

恋人ができる前は、何をして自分の時間を楽しんでいたのか思い出してみてください。

家族や友達との時間、自分の好きなことをする時間など、他にも大切にしたい時間があるのではないでしょうか?

恋人を大切に思う気持ちも大事ですが、恋人と同じくらい自分の時間も大切にしなければなりません。

恋人以外の大切なことに時間を費やしていくことが精神的な自立を促し、恋愛依存克服に繋がっていくことでしょう。

カウンセリング・治療も検討して

「恋愛でカウンセリングなんて……」と思ってしまう人も多いと思いますが、自分自信で解決できないという人は、カウンセリングや心療内科・精神科での治療に頼ってみるのも一つの手です。

周りの人がせっかくアドバイスをしてくれても、「自分たちのことを何も知らないくせに」と素直に受け入れられない人もいることでしょう。

しかし、客観的に話を聞き、理解してくれる専門家の言うことになら、聞く耳を持つ気になれるかもしれません。

また、恋愛依存に陥ってしまっている人は、自分や相手が精神疾患を患っている場合も多くあります。

そういう意味でも、専門のカウンセリングや治療を受けてみることは、克服への近道になるかもしれません。

恋人が依存体質だった時の対処法

1. 相手の気持ちを受け入れすぎない

恋人が依存体質の場合、気持ちをぶつけられたり、押し付けられることが日常茶飯事だと思います。

そんな時、恋人のことが好きな気持ちから、つい全てを受け入れてあげたくなりますよね。

しかし、あなたは本当に心から恋人の意見に共感しているのでしょうか?

「恋人に好かれたい」「寂しくさせたくない」「信頼されたい」という気持ちで、無理矢理合わせてはいませんか?

あなたが気持ちを押し殺して自分に合わせているということを知って、恋人は本当に満足するのか考えてみてください。

無理して合わせるのは恋人のためにもなりませんし、受け入れてばかりいると相手の依存はどんどん強くなります。

恋人を受け入れることも大事ですが、時には自分の意見も伝えて、お互いを尊重し合える関係を目指していくことが大切です。

2. 余裕の範囲内で不安を受け止めてあげる

恋愛依存の恋人は、連絡や会う頻度が少なかったり、同性の友達と遊びに行っただけでも不安な気持ちをぶつけてくることも多いでしょう。

離れる不安を訴えられたり、浮気を疑われたり、束縛されたりと、なかなか信用してもらえずに大変なこともあるでしょう。

しかし、恋人を不安にさせたくないという気持ちがある反面、全てを受け入れていては、自分の自由がなくなってしまうという心配もあるかと思います。

恋愛依存の恋人は不安な気持ちを無くしたいがために、「ああしてほしい」「こうしてほしい」と言ってくるものです。

恋人の不安な気持ちを聞いてあげることは大切ですが、それを聞いてどのように行動するのか決めるのは自分自身です。

自分まで恋愛依存に引きずり込まれないためにも、恋人のためにできるボーダーラインを決めておくことが重要です。

3. 別れたいのに別れられない時は

恋愛依存の人は「恋人がいないと生きていけない」「恋人には自分がいなくちゃダメ」という思考になっています。

そのため、恋愛依存体質の相手の頭の中は「離れてしまったら自分の存在価値がなくなってしまう」「どう生きたら良いのかわからない」という不安でいっぱいです。

ただ、あなたが相手と本気で別れたいのであれば、別れる以外に選択肢がないことを相手に理解してもらう必要があります。

泣きつかれたり、必死に引き止められるとは思いますが、優しさを見せてしまえば、相手は望みを持ってしまいます。それではいつまでたっても別れることはできません。

別れの理由と結論を理解してもらえるまで伝え続け、一人でも大丈夫だというところを見せましょう。

選択肢が無く、自分の居場所がないということが分かれば、諦めがついて身を引いてくれることも多いものです。

恋愛依存は、たかが恋愛の悩みだと軽視しがちですが、当事者にとってはとても辛く深刻な問題ですよね。

相手に気持ちを押しつけたり、相手を受け入れすぎるのは良い恋愛関係とは言えません。

自分の力だけでは解決できないときには、カウンセリングや治療を受けることも重要ですが、通うのに勇気がいる場合は、オンラインのカウンセリングサービスを利用することも有効です。

cotreeのオンラインカウンセリングなら、恋愛分野に強いカウンセラーを選び相談することもできますので、まずは気軽に試してみるのも良いでしょう。

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