hidehide
お名前(ニックネーム可)
メールアドレス
パスワード
性別
すでに会員の場合はログイン
 »  »  » アドラー心理学ってどんな内容?フロイトやユングとの違いとは

アドラー心理学ってどんな内容?フロイトやユングとの違いとは

更新日 2018年10月02日 |
カテゴリ: キャリア・人生・仕事の悩み
アドラー心理学ってどんな内容?フロイトやユングとの違いとは

『嫌われる勇気』の大ヒットによって、一躍その名を知られるようになった「アドラー心理学」

でもその名前は知っていても、
「一体どういう考え方なのか」「今まで聞いたことがあるフロイトの心理学とはどう違うのか」
という点については「よくわからない」という人も多いのではないでしょうか?

ここではアドラー心理学の基本とフロイトやユングとの違いについて、ポイントをわかりやすく解説していきます。

アドラー心理学とは?

アドラー心理学とは、オーストリアの心理学者・精神科医であるアルフレッド・アドラーの思想から生まれ、後継者達によって更に発展した心理学理論・治療体系のことを指します。

アドラーは自らの理論について「個人心理学(Individual Psychology)」と名付けていましたが、日本ではこの「個人」という名称が「個人向けの心理学(社会集団向けのものではない)」等といった誤解をされてしまいやすいためあまり使われていません。提唱者であるアドラーの名を冠した「アドラー心理学」と呼ばれることが一般的となっています。

アドラー心理学の5つの柱

アドラー心理学では5つの基本前提を考え方の柱としています。

1)自己決定性

自己決定性とは、人間を形成するのは外側からの影響や環境ではなく、その影響・環境に対してどう思考しどのように行動するかという点にあるという考え方を指します。
ごくカンタンに言えば、「自分の人生を決めているのは自分自身である」ということです。

2)目的論

「人間のすべての行動や感情には、何らかの目的が必ずある」という考え方です。
例えば泣いている子供が居た時、その感情・行動の奥には「母親の注目を集めたい」「母親と手をつなぐという要求を通したい」といった『目的』がある…というわけですね。

3)全体論

全体論とは、人間はこころも体も理性も感情もすべて繋がった「一つのもの(個人)」であるという考え方です。心の中の無意識等による矛盾をアドラーは否定しています。
例えば「理性は止めようと考えているのに感情でガマンができない」(心の中で矛盾がある)のではなく、本人が「ガマンしようとしていない」ということになります。

4)対人関係論(社会統合論)

人間のすべての感情・行動は「相手」が居るから生まれるという考え方です。
例えば「親に褒められたい→勉強を頑張る」「友達よりモテたい→容姿を整えようとする」という具合ですね。

5)認知論

認知論とは、人間の誰もが「自分独自のメガネ」をかけて物事を見ているという考え方です。
物事の受け止め方・受け取り方に何らかのフィルターは必ずあるため、同じ事象が起きても個人によって感じ方・受け止め方が異なってきます。
例えば「相手が唇を上げてこちらを見ている」という事象が起きた時、「好意を持たれている」と感じるのか「嘲笑われた」と感じるのか--メガネの具合によって、受け取り方はこんなに変わってくるわけです。

フロイトやユングとはどう違う?

心理学の始祖とも言えるフロイトは、人間のすべての行動には何らかの「裏付け」があり、その裏付けのほとんどは「無意識」であると提唱しました。
この無意識「エス」とは、ごくカンタンに言えば「欲望・欲求」です。
イヤなことはしたくない、気持ちの良いことをしていたい…善悪の区別等を考慮せず、ひたすら自分の快楽・解放のみに向けられた「無意識」を私達の誰もが抱えており、この無意識が私達の行動の多くを定めていると考えたのです。

フロイトの弟子であったユングはある時からフロイトと袂を分かちますが、やはり人間の心(魂)の根底には無意識(個人的無意識・集合的無意識)の層が広く広がり、日常生活に大きな影響を及ぼすという深層心理学の理論を築いています。
フロイト・ユングでも無意識の解釈が大きく異なるのですが、ここでは代表してフロイトの考え方をカンタンにまとめてみましょう。

【フロイトの考え方】

精神的外傷となる出来事や幼少期の環境等の「原因」がある(過去)

原因が「無意識」へと影響を及ぼす

行動にあらわれる(現在)

例えば「子供の頃に家族から愛されなかった(過去の原因)」→「無意識への影響」→「人付き合いがうまくできない(現在)」というように、人は過去の「原因」と「無意識」によって人生を決めているというのがフロイトの考え方だったのです。

ところがアドラーはこの考え方を大きく覆し、人は「目的」のために意思決定し、行動を起こしていると提唱しました。

【アドラーの考え方】

こうありたい、こうしたいといった「目的」がある

そのための「意思決定」が行われる

行動に現れる

先程の例で言えば、「人付き合いがうまくできない」と悩んでいる人は元々「他者との関係を築いていきたくない」といった「目的」を持っていることになります。
「できない」のではなく「やりたくない」から「やらない」というわけです。
私達の人生は、私達がハッキリとした意志を持って決めている…フロイトの考え方とは、大きく違いますね。

一見すると、アドラーの考え方は厳しいもののように思えるかもしれません。
しかしアドラーは、人生は過去に囚われるものではないと提唱しています。過去の環境がどんなものであったとしても、「自分が変わろう」という意思決定をすることで人生は変えていける…これがアドラー心理学の根本となる考え方なのです。

おわりに

フロイト、ユング、アドラー…それぞれの学者・学説については、現在でも様々な評価がされています。
いずれも賛否両論がある学説であり、一概に「フロイトが正しい」「アドラーが正しい」と言えるものではありません。
しかし「自分自身で人生を選ぶ」というアドラーの考え方・捉え方を知ることは、今後の人生を切り開く上で非常に重要なポイントとなることでしょう。

カウンセリングに興味が出てきた

cotreeのプログラムでは、カウンセリングやコーチングの専門家があなたの変化への道のりをサポートします。22の質問に答えることであなたにぴったりのカウンセラーがわかります。

質問に答えてマイカウンセラーを見つける

あなたにおすすめのコラム

>>> 同じカテゴリ(キャリア・人生・仕事の悩み)のコラムをもっと見る
このページのトップへ