更新日 2024年08月23日 | カテゴリ: キャリア・人生・仕事の悩み
「いつかは自分の好きなことを仕事にしたい」
そう思っている人は少なくないのではないでしょうか。 「今の仕事にあまり夢中になれない」、「特に不満はないけれど、なんとなく今の仕事をこの先ずっと続けていくのは違う気がする」などと思いつつ、「でも転職をするほどではないか」と日々の仕事をなんとなくこなしている人も多いでしょう。
今回は、そんな人にぜひ考えてほしいテーマ、「パラレルキャリア」について紹介します。
パラレルキャリア(parallel career)とは、経営学の神様と呼ばれるピーター・ドラッカーが提唱した生き方のひとつです。パラレル(parallel)は英語で「(複数の線・列が)平行の」という意味を持つため、パラレルキャリアは「複数の仕事を持ちながらキャリアを築き上げること」と言えます。
「パラレルキャリアって、つまり副業と同じことなのか」と思う人もいるかもしれません。しかし、パラレルキャリアと副業は似て非なるものです。報酬を得ることが主な目的である副業とは異なり、パラレルキャリアは将来のキャリアや自らの使命のために行うものとされます。夢の実現のためのスキルアップとしてのさまざまな活動が、パラレルキャリアと呼ばれます。
「自分の好きなことを仕事にしたい」という夢の実現のために、複数の仕事をしながら実績を残すことで、夢に近づくことができます。
たとえば、将来、イラストレータとして独立したい人が、UXデザイナーとして会社で働きながら、個人でイラストの仕事も請け負う、などが挙げられます。
社外のプロジェクトに関わることで、その分野に携わる人たちとの新たな出会いが期待できます。さまざまな人とコミュニケーションをとることによって、社内にいるだけでは得られないような考え方を身につけられるでしょう。新たなアイデアを生み出すきっかけになるかもしれません。
加えて、新たにつくった人脈が、将来自分の夢を実現する際に活きてくることも期待できます。
本業以外の仕事を持つことは、スクヘッジにもなります。今勤めている会社がこの先、良くない経営状況に陥ってしまうこともあるでしょう。パラレルキャリアを始めることは、万が一のときのリスクヘッジにもなり得るのです。
「自分が好きなこと」につながる仕事を一つに絞らず、並行して複数やってみましょう。パラレルキャリアでさまざまな経験を重ねることで、夢の実現に近づきます。また、ある仕事で得られた新たな考え方は、別の仕事にポジティブな刺激を与えることも期待できます。
「社会問題を解決する」ことを自らの使命とし、ボランティアをしたり、非営利組織を立ち上げたりすることもパラレルキャリアと言えます。
自らの専門や経験を活かして社会貢献をする、いわゆる「プロボノ活動」をするという方法もあります。プロボノ活動とは、たとえば、弁護士を職業とする人が、その知識や経験を使って困っている人たちの法律相談を無料で引き受けるなどです。
ここまでパラレルキャリアについて紹介してきましたが、「何かしたい。でも自分が好きなことがそもそもわからない」という人もいるでしょう。
実際、調査によると、多くの人がパラレルキャリアに興味を持っているにも関わらず、明確に何がしたいか定まっていないため、パラレルキャリアを始められない人が多いようです。
「何かを始めたい、でも何をすればよいかわからない」人は、まずは自分自身を見つめ直すことから始めてみてはどうでしょうか。「なぜ現在の仕事に夢中になれないのか」「自分が好きと感じること、嫌いと感じることは何なのか」をひとつずつ整理します。
より客観的に自分を見つめたいときは、カウンセラーに相談する方法もあります。「何か始めなきゃ」と焦る気持ちや頭の中のモヤモヤを、カウンセラーが一緒に整理してくれます。cotreeでは、自分自身を見直すのに利用できるオンラインカウンセリングサービスを提供しています。
メッセージを添えてカウンセリング体験を贈ることができるサービスです。
悩んでいる友人や家族に心のギフトを贈りませんか?
オンラインカウンセリングを受けてみたいけど、どのカウンセラーを選べばいいか分からない...
そんな時には、マッチング診断!
性格タイプ、相談内容やご希望に沿って、あなたにピッタリのカウンセラーをご紹介します。
えらべる:2つのカウンセリング方法「話すカウンセリング」「書くカウンセリング」
みつかる:220名以上の経験豊富なカウンセラー
利用された方の多くが、カウンセリングの内容に満足、または継続したいとご回答されています。