更新日 2024年08月23日 | カテゴリ: キャリア・人生・仕事の悩み
「よく考えてみれば、チャットでコミュニケーションを取るなんて5年前にはしてなかったな」
「10年前はテレビ会議をする日には、もっと大掛かりな準備をしていた」
「転職という選択肢が身近になった」
コミュニケーションツールから価値観まで、数年前は「ごく一部の限られた人たちのもの」だったものの多くが、今では「多くの人たちにとって当たり前のもの」になっています。
同じことがこれから先にも言えます。「今日の当たり前」は「3年後の時代遅れ」になっているかもしれません。
今回は、これからの働き方を中心に、時代の変化に対応するヒントを紹介します。
本記事は、『LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略』(東洋経済新報社, リンダ・グラットン他著, 2016年)を参考にしています。
日本の平均寿命は世界的にも高い水準を保っていますが、健康上の問題で日常生活が制限されていない期間を表す「健康寿命」も毎年延びています。
健康に働くことができる年数が長くなればなるほど、決断をせまられる場面が多くなることが考えられます。
そして、冒頭で述べた通り、私たちは変化の多い時代に生きています。
「なんとなく流れに任せて生きる」ことも選択肢のひとつですが、自ら考え、行動することで、より有意義な人生を送ることができるのではないでしょうか。
「学校を卒業したらすぐ就職して、70歳になる前には退職する」
多くの人が当たり前だと感じている常識は変わっていくと考えられます。健康寿命が延びれば、より長く働くようになったり、新たに学びたいと学校に戻ったりすることもあるでしょう。
報酬の高い仕事をストレスを感じながら長く続けるよりも、報酬は期待できないけれど、やりがいのある仕事を複数かけもちする人もいるかもしれません。
囲碁AI(人工知能)がプロ棋士に勝利したなどのニュースを耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。
AIは、私たちの仕事にも影響を及ぼします。英オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授はその論文の中で、今後10年から20年程度で多くの仕事が人間ではなく、AIやロボットが行うようになるとしています。
基本的にはルーチンの作業、マニュアル化できる作業はなくなり、クリエティブな仕事や緊急時の判断が求められる仕事、人間によるケアが必要な仕事が残っていくと考えられています。
複数のコミュニティに属して仕事をすることで、時代の変化に柔軟に対応できるようになります。
また、複数の異なる仕事をしていると、ひとつの仕事がAIに代わられた際のリスクヘッジにもなるでしょう。
副業やパラレルキャリア、プロボノ、ボランティアなどから始めることができます。
会社の同僚や学生時代の友達など、境遇や環境が似たような人たちとばかり過ごしていませんか。
これからの時代、私たちは多くの変化を経験します。何かの決断にせまられたとき、情報やロールモデルが多いほうが、より納得できる決断をできるでしょう。
また、さまざまな人たちと交流することは、自分の視野を広げ、柔軟なアイデアを生み出すことにもつながります。
健康に生き生きと働き続けるためには、定期的に自分を見直すことも大切です。
変化を経験したり、さまざまな人たちと交流したりして、自分を見失ってしまうこともあるかもしれません。
そんなときは、一人で思うことを書き連ねたり、親しい人と語り合ったりして、「自分は何が好きなのか」「何を求めているのか」を見つめ直しましょう。
また、専門のカウンセラーに話をすることもおすすめです。頑張っている自分のこころのメンテナンスとして利用してみてはいかがでしょうか。
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